lugalさん、こんにちは。
兵を養うこと千日 用いるは一朝にあり (水滸伝)
I want to still be me when I wake up one fine morning and have breakfast at Tiffany’s.
私は私自身でいたいの。たとえ、あるよく晴れた朝に目覚めて、ティファニーで朝食をとることになったとしてもね。 (カポーティ「ティファニーで朝食を」)
人生は計画するためではなく、行動するために作られた (ルソー)
自由とは 二足す二が四だと言える自由のことだ。 (オーウェル「1984年」)
自分の時間で生きたいと思うあまり、人はその時代とともに死ぬ (スタンダール)
幸福とは、幸福を探すことだ (ルナアル)
ここではめいっぱい走ってなくちゃいけないの。同じとこに居続けるためには。 (キャロル「鏡の国のアリス)
勇気のかけらも無くちゃ、人生はただただ耐え難いものだから (ボーム「オズの魔法使い」)
悪魔の手先は、血も肉も通っているかもしれないじゃないか。 (ドイル「バスカヴィル家の犬」)
あんまり誰かを崇拝するということは、自分の自由を失うことなんだ (ヤンソン「ムーミン谷の仲間たち」だった思う スナフキンのセリフ)
歌は終わった。しかしメロディーはまだ鳴り響いている (村上春樹「風の歌を聴け」)
涙は人間の作る一番小さな海です(寺山修二「人魚姫」)
昼は夢 夜ぞうつつ (江戸川乱歩)
火を消すには火を持って為せ (シェイクスピア「ロミオとジュリエット」)
Life’s but a walking shadow. 人生はしょせん歩くまぼろし。 (シェイクスピア「マクベス」)
とりあえずこのへんで。リクエストあれば続編もありますよ。
#8です。
「ハムレット」の第三告白は如何にも劇中の流れを離脱して、もはや抽象の雲に昇らんばかりの修辞詩文の連発ですが、その冒頭言「To be, or not to be.」の訳文は多士済々です。
死ぬるが増か生くるが増か (外山ゝ山)
ながらふべきか但し又 ながらふべきにあらざるか (矢田部尚今)
存(なが)らふべきか、それとも存らふべきでないか (横山有策)
世に在る、世に在らぬ (坪内逍遥)
生きているか、生きていないか (竹友藻風)
生きるか、死ぬか (市河三喜・松浦嘉一)
生きる、死ぬ (三神薫)
生か、死か (福田恆存)
在るか、それとも在らぬか (大山俊一)
生きるのか、生きないのか (永川玲二)
生き続ける、生き続けない (木下順二)
やる、やらぬ (小津次郎)
このままでいいのか、いけないのか (小田島雄志)
生きてとどまるか、消えてなくなるか (松岡和子)
「全世界は一つの舞台 All the world's a stage.」のセリフで知られる「お気に召すまま」は、シェクスピア念願の「地球座」落成の年の作品であり、その劇場にもまたヘラクレスが地球を支えるシンボルがあしらわれ、次の銘が添えられていた。
"Totus mundus agit histrionem (=The whole world plays a part of an actor.)"
「人生は歩く影ににすぎない。あわれな役者だ。
出番の時だけ舞台の上に見栄を切って、
あとは沈黙のみ。それは烏滸の語る物語で、
響きと怒りに満ちてはいるが、
意味などありゃしない。」(「マクベス」)
神は遍(あまね)く、その恩寵は果てない。エンペドクレス
(神の本質は、中心がどこにでもあり、円周はどこもない円である。)
(The nature of God is a circle of which the centre is everywhere snd the circumference is nowhere.)
神はへぼ職人ではない。西欧俚言(16c.中期)
(God is no botcher.)
自然のすべては造化である。なぜならそは神の技なればなり。ブラウン「医者の宗教」(17c.)
(All things are artificial, for nature is the art of God. Sir Thomas Browne)
嘉さるべき神は細部に坐せり。 アビ・ヴァールブルグ
(Der liebe Gott steckt im Detail., Aby Warburg)
(建築における)神は細部に宿る ファン・デル・ローエ
(God is in the details.Ludwig Mies van der Rohe)
預言者の言葉は地下鉄の壁とアパートのホールに記されている サイモン&ガーファンクル
(The words of the prophets are written on the subway walls and tenement halls.)
(「沈黙(しじま)の囁(ささめき)」 The Sound of Silence, Simon & Garfunkel」)
お礼
とても多種多様なジャンルからのご回答ありがとうございます。 昼は夢 夜ぞうつつ や寺山修司の言葉などは初めて知ったのですが、検索してみたところ沢山ヒットしました。まさにこういう言葉を集めたいと思っております。 ちなみに上に挙げて頂いたスタンダールの言葉について、良い一節だなと思ったのですが検索してもヒットしませんでした。この一節は、スタンダールだと赤と黒が出典でしょうか?原典だとまた違った言葉で書かれているのでしょうか。 ぜひ続編もお願い致します。