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税務署に払うべき所得税を、家賃、光熱費に回すことができる副業の利益はいくら?
私は副業をしています。今は利益はたいしたことなく、20万超えていないので所得税は払っていませんが、将来収入が増えると想定したとき、どこかに7、8万くらいの賃貸を借りて光熱費等を払ったとき、その費用を経費として計上できるなら、仮に賃貸を借りていないときに払うべきだった税金が家賃等に回せると思うのです。(今は実家です)本業の会社まで時間がかかることから、引越しもしたいのですが、副業で利益がいくらでれば、月に10万くらいの家賃・光熱費を無駄にしていいものでしょうか?
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まず、サイドビジネスの必要経費として家賃や光熱費を支払った場合、事業占有率を念頭に置く必要があります。賃貸で事務所を借りてそこに事業と生活のそれぞれの本拠を置く場合、家賃や光熱費の全額が税務上の必要経費となるわけではなく、生活費との按分が発生するからです。仮に事業占有率を5割としたときには10万円とおっしゃっている金額のうち半分は生活費からの出費になりますので、その分の税引き後の収入のアップも前提としますと… 年収(給与収入)300万円で独身、所得控除合計100万円(基礎控除38万円(地方税33万円)+社保他控除計)の場合 現時点では73,600円の所得税と45,000円強の地方住民税といった結果が例示できます。まず、冒頭にあげたようにその収入が税引き後60万円上がらないと現在の生活は維持できないわけですから、一年を通じて60万円の所得プラス60万円の経費プラス所得税地方税の増分がサイドビジネスの売上となればよいことになります。(とりあえず原価はゼロとします) 仮にサイドビジネスの所得から見ると、最低税率内での話として、所得税地方税それぞれの定率減税を考えた上で合わせて12.25%の税額が増えます。収入をxとすると X = (X-60)*0.125 + 60 +60(単位:万円) となりこれを解くと必要なサイドビジネスに必要な収入は約129万円、申告所得(利益)は69万円となります。 実際には現在の扶養されているご家族の状況、サイドビジネスの内容、メインの給与収入のだいたいの額、引っ越すためのかかる費用、住居手当、実際のサイドビジネスの事業占有率、さらに引っ越した事による通勤手当の減少のうち実質的な収入減(増)となる部分などを考慮する必要がありそうです。そういう細かい計算が実際上意味があるかどうかまではわかりませんが。それとメインとなるお勤め先に副業禁止規定があればあまり会社のそばというわけにもいかないでしょうし。 ご質問に書かれていない条件によって結果は大きく変わってきますので自信なしとします。
お礼
遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。非常にご丁寧に説明していただきとても参考になりました。とりあえず、可能性がある、とわかっただけでもうれしいです。詳細はこれから専門の人に聞いて調べるとして、逆にそれだけあれば引越しできる!ということで自分を奮い立たせてがんばろうと思います。ありがとうございました!