相異なる4色を表す記号をx, y, z, wとします.
まず最初に注意すべきことは七角柱の上面,下面の色は側面すべてと隣り合っているので側面にある色とは異なるということです.つまり上面の色をwとすれば側面の色はx, y, zの3色の中から選ばなくてはなりません.
さらに側面の色には3色すべてを使わなくてはなりません.いま七角柱の側面をA, B, C, D, E, F, Gとします.もし仮に2色x, yで側面を塗ろうとするとたとえば
A-x, B-y, C-x, D-y, E-x, F-y, G-x
のような組合せになってしまい隣合う面が同じ色で塗られていまいます(上の例だと面A, Gが同じ色xで塗られている).
したがって側面で3色すべてが必ず使われるため下面の色も上面の色と同じになります.以上から
(求める場合の数)
= (上面の色の数)×(側面を3色で塗り分ける数)
とわかりました.「上面の色の数」は4なので残る「側面を3色で塗り分ける数」を求めれば十分です.
さて懸案の「側面を3色で塗り分ける数」ですが側面にx, y, zが登場する回数#x, #y, #zの場合分けをして数えます.以下ではまず#x ≦ #y ≦ #z の場合について調べて,最後に#x, #y, #zの大小に関する並び替えを考慮します.ある色が半分7/3より多くを占めた場合は自動的にその色が隣り合ってしまいます.またx, y, zすべての色が側面に登場する必要があるので場合分けは条件1 ≦ #x ≦ #y ≦ #z ≦ 3と#x + #y + #z = 7を満たすものについてすれば十分です.
(#x, #y, #z) = (1, 3, 3)のとき.
xyzyzyz
のような場合しかありません.xの位置は七角柱を回転することによって,y, zの役割は七角柱を上下ひっくり返すことで同じとみなせるので,場合の数は1通りです.#x, #y, #zの大小に関する並び替えを考慮した場合は3通りです.
(#x, #y, #z) = (2, 2, 3)のとき.
zxzxyxy
zxzyxzy
のような場合があります.xの位置は七角柱の回転することによって,y, zの役割は七角柱を上下ひっくり返すことで同じとみなせるので,場合の数は2通りです.#x, #y, #zの大小に関する並び替えを考慮した場合は2×3 = 6通りです.
以上から
(側面を3色で塗り分ける数)= 3 + 6 = 9
です.したがって求める場合の数は4×9 = 36通りです.
## どうもあまりスマートな解法とは言い難いですが,あしからず.
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、そのように場合分けをすれば確かにすべての場合を数えることができますね!! 最初に大小を勝手に決めておくというのが鍵ですね! 非常に助かりました。ありがとうございました。 また、最後になりましたがこの問題は数字がついていることで面を区別するという意味をあらわしていたようなので、求める答えは数珠順列の逆操作をして36×2×7=504通りでした。汗