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車の排気ガスについて
車の廃棄ガスの説明で、よくCH(炭化水素)という用語がでてくるのですが、これはいろんな炭化水素を含む総称ですか?それともCHという化学式の物質があるのですか? 教えてください。
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失礼します。 他部署に異動してしまいましたが、元専門家です。 英語は頭文字で省略するから、なんだかよく分からないですよね。 CHは多分HCの間違いだと思います。 | (ちなみに、-CH-という官能基を「メチン基」といっています。-CH2-はメチレン基、-CH3はメチル基、CH4はメタンという物質です。) yookoさんは炭化水素をご存じのようなのであえて細かい説明は省きますが、HCは炭化水素(hydrocarbon)で合っていますよ。 つまり、総称ということになります。 複数形ならHCs(hydrocarbons)です(日本語の文中での使用は、私は推奨しませんが)。 HCは、メタンCH4と非メタン炭化水素(NMHC、non-methane hydrocarbon)に分けて考えることもあります。 他に自動車排出ガス(←法律用語としては、排ガスとは言わないです。もちろん日常会話では問題ありませんが。)中に含まれるものとしては、粒子状物質(PM、particulate matter)、窒素酸化物(NOx、nitrogen oxides、「のっくす」と読む。)、一酸化炭素(CO、carbon monoxide)、二酸化炭素(CO2、carbon dioxide)などがあります。 ディーゼル自動車においてPMは、ディーゼル排出粒子(DEP、diesel emitting particle)のように表現されることもあります。 また、NOx、CO及びCO2はどれも化学式です。 NOxのxに、x=1、2、0.5などを代入すると、NO、NO2、N2Oとなりますね。 PM中の成分としては、多環芳香族炭化水素(PAH、polyaromatic hydrocarbon)なども自動車の文献でよく出てきますね。
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- eiectron
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せっかくの機会ですから、炭化水素をほぼ完全に覚えて頂きたいと思いました。 具体的にお話しします。 化学、医学、栄養学でまとまった現在。次のようになっています。 炭素Cのじゅずヒモの周りに水素Hがくっついたものを、炭素に化合した水素と言う意味で、炭化水素と言う総称で呼びます。 ★めったに聞くことの無い大切な参考知識 ★炭素Cは磁石の手を4本持っています。酸素Oは2本の磁石の手を、窒素Nは3本の磁石の手を、水素Hは1個の磁石の手を持っていて、お互いにくっついたり、千切れたりしています。 次の例のようになります。 H H H H H H | | | | | | H-CーH H-C-C-H H-C-C-C-H | | | | | | H H H H H H メタン エタン プロパン CH4 C2H6 C3H8 と書きます ・・・炭素C8本のじゅずヒモはオクタン(オクタン価のオクタン)・・・・炭素C20個のじゅず紐の回りのビッチリHがくっついた炭化水素をエイコサン(または、イコサン)、C22個のじゅず紐の回りのビッチリHがくっついた炭化水素をドコサン・・と名前をつけています。 メタン・・・・ドコサン・・は石油を掘ると出てきます。軽い メタン、エタン、プロパン、ブタン、はガスとして噴出し、Cが8個9個・・・・22個・・とつながると順次重い油になっていき、 ガソリン、ビニールなどを作るナフサと言う領域になり灯油、重油と呼ぶ物になります。 炭化水素の代表は、石油です。 人間が科学知識で合成できるようになった、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、は炭化水素です。 変わった有名な炭化水素の例ではベーターカロテンがあります。炭素40個の紐の周りにHが56個くっついたものです。脂質の仲間になります。 大事な追加説明。 石油の炭化水素のシッポに、酸素Oが2個くっついたものが、私たちが食べる脂肪なのです。 C22個の炭化水素ドコサンのシッポに酸素Oが2個 くっついたものがDHA(ドコサヘキサエン酸)。 C20個炭化水素エイコサンのシッポに酸素Oが2個くっついたものがEPA(エイコサペンタエン酸)。 C4個の炭化水素に酸素Oが2個くっついたものが酪酸 C28個の炭化水素に酸素Oが2個くっついたものが、オレイン酸やリノレン酸、リノール酸なのです。
- cubics
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総称です。 窒素酸化物をNOxと書くのも同様で、 炭素、水素がいくつどのようにつながってるか 関係なく炭化水素を表します。