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空について
- 空について理解がないため、説明をお願いします。
- 物事の認識は経験則や概念によって行われています。
- 空の存在について疑問を持っています。
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こんばんわ。 空の解釈ほど分かりずらいものはないですね。 試しですが、以下のように解釈してみました。 ご参考にしてください。 「空」という一字の意味を、分けてみました。 空であること 空なるもの 空であること、とは既にご存じのように、全ての現象に実体は無い、という概念です。 空なるもの、とは客観的事実という真実以上のものを指している、絶対なるものを指している、と捉えることができると思います。 前文の解釈は不要だと思われますので、後文についてのみ述べてみます。 その前に一応、事実と真実についての関係を簡潔に記してみます。 事実とは、実際に起きた事柄 真実とは、正確な事実、疑いようのない事実 事実がそのまま真実であるとは限らない 認識における主観と客観が一致するとは限らないからである 事実を主観的事実と、客観的事実とに分けるところに真実は明らかとなる 正確な客観的事実をもって、真実とするのが一般的である 留意すべきは、心の真実というように、感性的心情を含めた認識を人間性の表れとして見失わないことである 上記の、 事実を主観的事実と、客観的事実とに分けるところに・・ というところから入りたいと思います。 般若心経に説かれている 五蘊皆空の五蘊ですが 色受想行識の色とは、物質的現象であり、客観的事実に相当します。 受想行識は、精神的現象であり、主観的事実に相当すると思います。 五蘊皆空とは、これら全てが「空」であるという事です。 この「空」は、実体が無いという否定的な概念に留まるものかどうかは、その後に続く言葉によって示されていると思います。 色不異空、空不異色 色即是空、空即是色 色と表された現象と、空と表されたものとの照合のようです。 般若智といわれる深い直観的な智慧による照合の結果を表していると思います。 不異とは、異ならずという意味で、まだ概念的結果を残す照合の段階を示していると思います。 即とは、そのまま、完全な一致という意味で、概念すらない完璧な照合の終り・結果を示していると思います。 以上からですが 客観的事実も主観的事実も 全て 「空」そのものである となると思います。 客観的事実を真実と置き替えれば 真実も 全て 「空」そのものである となると思います。 「空」というものが、実体が無いという概念でしたら、真実には実体が無いということになります。 概念は真実を否定できない、とするならば、この解釈には無理があります。 「空」というものを概念ではないとするならば 真実も 全て 「空」そのものである、とも言えますし、 「即」という完璧な照合の成立も有り得ると思います。 是故空中、空の中において、とあるようにこの言葉も「空」が概念ではないことを示していると思います。 では、概念ではない「空」とは、どのようなものなのでしょう。 事実から真実へ、そして真実以上のものとは・・ それは「絶対」と言うべきもののように思います。 それならば 真実は絶対に異ならず、真実はそのまま絶対である となると思います。 「絶対」とは、最終的である、という意味ならば 「空」とは「最終的なるもの」となると思います。 絶対という、最終的なるものとは・・何でしょうか・・ 般若心経では、それを直接言っていないと思います。 空海の著わした、般若心経秘鍵の中にその記述があるようです。 それは「源初」と記されています。 「源初」にして「最終的なるもの」 空を絶対として捉えるならば、そうした表現も適切ではなかろうかと思います。 以上、ご参考にしてください。
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- Nebusoku3
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>空(くう)について 自分も素人ですのでその様な立場から書いてみます。 若いころ外人さんたちと禅寺に行き座禅を体験する企画に何度か参加しました。 その時 「空くう」 を英語で empty と説明していました。 経験から自分の考える「空くう」 は「空っぽ」 の意味では無いかと思っています。 つまり気持ちを 「空にする」 ことが 「空くう」 につながる。 物がそこにあるのに「無い」 と思うのは無理です。 「何にも考えない」 様な努力は可能です。 気持ちを空にすることでその後に自然に湧き上がる何かがある(らしいですがまだその境地を体験していません。) 経験則を全て否定するというより、ある課題があった場合、その課題の回答を経験則から即座に返すのではなく、一旦、気持ちを「空にして」 その事を思い巡らすのも一種の 「空くう」 では無いかと思います。 この「空くう」 は「物質的な世界というより精神的な世界」ですので考え方によっては「宇宙空間的な空」 も自分の中でもしかしたら自由に体験できるのかも知れません。
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