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なぜ昭和天皇は処刑されなかったのか?
こんにちは。 なぜ昭和天皇は戦犯として処刑されなかったのか? これはヤフー知恵袋でも昭和天皇関連で一番多い質問なんですが その理由は以下の2つに分けられるのですが、どれが正解なんでしょうか? ・そもそも天皇は戦犯ではない ・戦犯だけど、処刑なんかしたら日本が混乱して大変なことになるので、むしろ天皇制を利用した方が良いと考えた 分かりやすく教えて下さい。 よろしくお願いします。
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「利用した」んだろうね。 ただ、戦犯かどうかはどっちでも良かった。 というより、戦犯だと困った。 どちらか白黒つけようとすれば東京裁判に訴追されたはずなのに訴追されていない。 昭和天皇を被告人にして陳述させれば、昭和天皇は自分を「戦犯だ」と主張しただろうし。 戦犯になれば、例え死刑が免れても、最低限「退位」になる。次の継承権者では「求心力」が見えない。 天皇が「戦犯」になれば、天皇陛下のために戦ってきた国民や兵士の心はズタズタになる。 日本国内に在留し日本国民を知ったマッカーサーは、本国で「天皇制廃止論」があったのを反対し、「存続させるべき」と主張した。 そこには、対中国ソ連に対抗するためには、日本が地理的理由で最も重要な国であり、一刻も早い復興が必要だった。 天皇制を廃止して、日本国民の心をバラバラにしてしまうより、「まとめる力(求心力)」として利用する方が得策と判断した。
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- hekiyu
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理由はいくつかあります。 1、天皇を裁かない条件として、東京裁判で 戦犯として裁かれる被告人たちは、強く抗弁 しない、との申し出をしました。 米国も、東京裁判をスムーズに終わらせるため にこの条件をのみました。 2、日本統治のためには、天皇が必要、便利だ ということを知りました。 米国は、天皇は17個師団の力がある、と分析 していました。 3、社会主義への防波堤として、天皇の利用を 考えました。 社会主義は、平等を理念としますので、天皇のような 特権階級が存在するだけで、防波堤になるのです。
- m41
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玉音放送を阻止しようとしたり 厚木の小園大佐の様に終戦後も戦ったりするわけですから 天皇を殺したら面倒になることは火を見るより明らか 幕末諸外国が海戦で勝利しても 陸戦では死を恐れぬ日本の侍の反撃による 被害を考えると全面戦争に持っていけなかった理由で それは80年後の硫黄島や沖縄戦で実証されます 米軍は沖縄侵攻軍総司令官であるバックナー中将も戦死してますし。 このランクの将軍(ヨーロッパ戦線ならパットン将軍に匹敵)が対外戦争で戦死したのは、独立戦争は別として、後にも先にもこの戦闘だけのはずです。 しかも米軍の「戦死者」数は、確か24時間以内の死亡者数です。公式の戦死者数は12,520人となっておりますが、実際は戦傷者 72,012人の内の相当数が死者のはずです。 日本軍の死傷者94,136人と比べると、トータルでは大して変わりません。 しかも米軍の侵攻兵力55万8千人に対し、日本軍はたったの11万6千人ですから、日本軍の5倍近くの死傷率という事になります。 当時の米国の人口は日本の2倍程度で、しかも黒人等で戦争に参加しない人口も含んでおります。そのような中、相手より5倍も高い確率で兵士が斃れていったら、いくら工業力が20倍有っても戦争継続は不可能だと思います。 以上の理由から 天皇の処刑は下策の下策という結論は当然と思います
- uen_sap
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基本的には後者が正解ですが、少し補足します。 東京裁判が終わった時、ニューヨークタイムズは「裁判中一度も出席しなかった被告がいる・・・」と論評しました。 敗戦国の元首に責任が無い、などということはありえませんが、東京裁判は天皇を裁くことをしませんでした。 処刑しても日本が混乱して大変になる、は旧日本陸軍の妄想です。 主権者米国の意図はソ連の南下を防ぐ砦の一つとして日本を利用したい。 そのためには、天皇を温存する方が良い、と考えた。 朝鮮戦争では、その思惑通り、日本は米軍の補給基地としての役割を十二分に果たしました。
- chie65536(@chie65535)
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強いていえば >・戦犯だけど、処刑なんかしたら日本が混乱して大変なことになるので、むしろ天皇制を利用した方が良いと考えた かな? てゆか、戦後、あのタイミングで天皇を処刑してたら、日本に居た外国人の安全が確保出来なかったと思う。 当時の日本人なら、天皇が殺されたと知ったら、進駐軍が自動小銃を撃ちまくっていたとしても、包丁や竹槍を手に、進駐軍に突っ込んで行ったと思う。 国民全員でかかれば、例え素手同然でも、武装した進駐軍でも、ある程度の人数は殺せます。 1人殺す間に100人殺されたとしても、こっちが200倍居れば、最終的に皆殺しに出来ます。 たぶん、当時の日本人は、天皇が殺されたって知ったら「たとえ何人殺されようとも、日本から外人が居なくなるか、国民が全員死ぬか、どっちかの結果が出るまで抵抗し続けた」と思いますよ。 当時の天皇は「そういう存在」だったのです。