Japan's indebtedness to China is a fundamental question that needs to be briefly discussed before diving into a critical consideration of Japanese literature.
China has played an enormous role in the development of Japanese civilization, influencing various aspects such as writing methods, philosophy, religion, and literary genres.
While Japan has expressed great admiration for China's older culture and often imitated it, it is important to recognize that this is not unique to Japan. France and even England have similar relationships with the classical world.
添削してください。
ドナルド・キーン の「JAPANESE LITERATURE」からの英文です。(INTRODUCTION)
訳の添削と質問の回答をお願いします。
The question of the degree of Japan's indebtedness to China is so basic that I must discuss it briefly, before going on to any more critical consideration of the literature.
中国に対する日本の恩義の度合い(?)の問題は、とても基本的なので、文学についての批評力のある(?)考察をこれから続ける前に、私はそれを簡単に議論しなければならない。
It would be impossible to deny the enormous role played by China in the development of Japanese civilization.
日本の文化生活についての発達の中で、中国によって果たされているずば抜けた役割を否定することは不可能であろう。
The method of writing, the philosophy, much of the religion, and certain literary genres had their origin in China,
書く方法、哲学、宗教の多く、と一定の文学の様式は中国の中にそれらの源を持ち、
and Japanese have at all times professed the greatest admiration for the older culture, frequently paying it the supreme compliment of imitation.
そして日本人は、より古い文化に対して最大の称賛を常時明言していた。しばしばそれ(より古い文化)に模倣についての最高の賛辞を払いながら。
But if this is true of Japan's relationship to China it is equally true of France's and even England's to the classical world,
しかしもしこれが日本の中国についての関係の真実なら、同様に、古典的世界に対するフランスの、そしてイギリスでさえの関係についての真実でもある。
although we do not say of Shakespeare's Antony and Cleopatra or of Racine's Phedre that they are "nothing but " imitations.
私たちはシェイクスピアのアントニーとクレオパトラ、もしくはそれらが他ならぬ模倣であるラシーヌのフェードルについて言わないけれども。
I do not think 【it】 fair, either, to say 【it】 about those Japanese works which obviously have their roots in China.
私はそれを正当だとは思わないし、それを言うこともない。中国にそれらの根源を明らかに持っているそれらの日本の作品について。
*【】のitが何のことを指しているのかよくわからないのですが。imitationですか?
The question of the degree of Japan's indebtedness to China is so basic that I must discuss it briefly, before going on to any more critical consideration of the literature.
日本がどれくらい中国の恩恵を蒙っているかという問題は、とても基本的なことなので、文学について更に批判的考察を進めていく前に、簡単に触れておく必要がある。
It would be impossible to deny the enormous role played by China in the development of Japanese civilization.
日本文明の発達において中国が果たした非常に大きな役割を否定することは、不可能であろう。
The method of writing, the philosophy, much of the religion, and certain literary genres had their origin in China,
筆記の方法、哲学、宗教の大部分、そして、いくつかの文学のジャンルは、中国に起源を持っている。
and Japanese have at all times professed the greatest admiration for the older culture, frequently paying it the supreme compliment of imitation.
そして日本人は、何度も繰り返し模倣することで(中国文化への)最高の賛辞を捧げ、そのより古い文化(=中国文化)に対して、常に最大の敬意を表してきた。
But if this is true of Japan's relationship to China it is equally true of France's and even England's to the classical world,
しかし、こういったことが中国に対する日本の関係について当て嵌まるというのなら、古典世界(=ギリシア・ローマ文明)に対するフランスの関係、イギリスの関係にさえも同様に当て嵌まるのである。
although we do not say of Shakespeare's Antony and Cleopatra or of Racine's Phedre that they are "nothing but " imitations.
私たちは、シェイクスピアのアントニーとクレオパトラやラシーヌのフェードルについて、(ギリシア・ローマの古典文学の)模倣に「すぎない」とは言わないが、
I do not think 【it】 fair, either, to say 【it】 about those Japanese works which obviously have their roots in China.
明らかに中国にルーツを持つこれらの日本の作品についてそれを(=2番目のit =模倣に「すぎない」と)言うことも、それ(最初のit=仮目的語=意味的には"to say it about those Japanese works which obviously have their roots in China"を指す)は 正当だとは思わない。
> The question of the degree of Japan's indebtedness to China is so basic that I must discuss it briefly, before going on to any more critical consideration of the literature.
> 中国に対する日本の恩義の度合い(?)の問題は、とても基本的なので、文学についての批評力のある(?)考察をこれから続ける前に、私はそれを簡単に議論しなければならない。
→ 日本 (の文化) がどれほど中国 (の文化) に負っているかということは、余りに基本的な問題なので、そのことには簡単に触れるだけにして、より重要な問題である文学における批判的考察の方に進みたいと思う。
> It would be impossible to deny the enormous role played by China in the development of Japanese civilization.
> 日本の文化生活についての発達の中で、中国によって果たされているずば抜けた役割を否定することは不可能であろう。
→ 日本の文化の発展に果たした中国 (の文化) の役割の大きさは、否定しがたいものがあるだろう。
> The method of writing, the philosophy, much of the religion, and certain literary genres had their origin in China, and Japanese have at all times professed the greatest admiration for the older culture, frequently paying it the supreme compliment of imitation.
> 書く方法、哲学、宗教の多く、と一定の文学の様式は中国の中にそれらの源を持ち、そして日本人は、より古い文化に対して最大の称賛を常時明言していた。しばしばそれ(より古い文化)に模倣についての最高の賛辞を払いながら。
→ 文字を筆記する手段 (墨と筆)、思想、いくつもの宗教 (各派の仏教や道教)、またある種の文学ジャンルに関しては、その起源を中国に仰いでいる。そして、日本人は常に古い文化に対して最大限の賞賛の意を表してきたのであり、それを模倣することにその気持が現れている。
> But if this is true of Japan's relationship to China it is equally true of France's and even England's to the classical world, although we do not say of Shakespeare's Antony and Cleopatra or of Racine's Phedre that they are "nothing but " imitations.
> しかしもしこれが日本の中国についての関係の真実なら、同様に、古典的世界に対するフランスの、そしてイギリスでさえの関係についての真実でもある。 私たちはシェイクスピアのアントニーとクレオパトラ、もしくはそれらが他ならぬ模倣であるラシーヌのフェードルについて言わないけれども。
→ しかしこれが日本の中国に対する関係であるとするならば、フランスも、そして英国 (などで生まれた文学作品) さえも、古典的な作品に負っているという点では同じだ、と言わねばならなくなる。しかしシェークスピアの 『アントニーとクレオパトラ』 やラシーヌの 『フェードル』 が 「模倣した作品以外の何ものでもない」 などと言われることはない。
> I do not think it fair, either, to say it about those Japanese works which obviously have their roots in China.
> 私はそれを正当だとは思わないし、それを言うこともない。中国にそれらの根源を明らかに持っているそれらの日本の作品について。
→ そんなことを言うのは筋違いであるように、日本で生まれた文学作品が中国に起源があるのは明らだ、などとは思わない。
> itが何のことを指しているのかよくわからないのですが。imitationですか?
初めの方の it は to say ... 以下の内容を仮の主語として立てたものです。2番目の it は前の文の that they are "nothing but " imitations という部分を指していると思われます。
お礼
回答ありがとうございました。 内容がよくつかめました。 itのところもよくわかりました。