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日本語で、「~という~」という言葉をつけたとき
「~という~」という言葉をつけたときの意味の違いを言葉で説明したいのですが、自分でははっきりと言葉にできません。お力をください。 例えば、電話のメッセージを伝えるときの、「佐藤さんから電話がありました」と「佐藤さんという人から電話がありました」 このとき前者は「佐藤さん」と断定してますが、後者ははっきりと断定してないのでしょうか。 それとも単にまわりくどい言い方をしてるだけなのでしょうか。
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「佐藤さんという人」という表現は、「私の知らない佐藤さん」という意味になります。「あなたは知っているのかもしれないけれど私は知らない佐藤さんから電話がありましたよ」ということですね。 「佐藤さんから電話がありましたよ」という表現は「お互いに知っているあの佐藤さんから電話がありましたよ」というときに使う表現でしょう。 ただ、いつもそうとは限りませんよね。 「駅前に『リオ』という喫茶店があるからそこで待ってて。15分くらいで行くから」という表現だと、「私は知っているけれどあなたは知らない『リオ』」という意味になるでしょう。これが「駅前の『リオ』で待ってて」だと、お互いに『リオ』のことは知っているから「という喫茶店」などという説明は不要、ということでしょう。 更に「物理という科目は自然科学の基礎になるものだから理系の人はしっかり勉強して下さい」という表現だと、語り手も聞き手も「物理」を知っているわけですから、上記の二つの例とは異なりますね。この場合は「という科目」は省略して「物理は自然科学の基礎になるものですから」と言ってもほとんど問題はありません。ただ、「という科目」をつけることで、「物理」を「科目」のひとつとして考えていることを表しているので、高校の先生が生徒たちに語っている場面が思い浮かびます。一方「物理という分野は」といえば「物理」を自然科学の「分野」のひとつとして考えていることになりますので、どちらかというと大学の先生が学生たちに語っているように感じられますね。 というわけで、「という」などという日常的に使われることばでも、単純に「こういう意味です」「こういうときに使います」とひとまとめに説明するのは難しいようですね。他の回答者の方がうまく説明してくれるかもしれませんが。
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- ゆのじ(@u-jk49)
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「佐藤さんから電話がありました」は、話し手と聞き手の双方が承知している佐藤さんからの電話があったということ。佐藤さんと言えば、即、ああ、あの佐藤さんね、と双方が分かる。 「佐藤さんという人から電話がありました」は、話し手は、佐藤さんと面識が無く佐藤さんを知らない。で、佐藤と名乗る人物からの電話であったという意味。、まあ、断定していないということにもなる。断定不能状態ということ。聞き手にはどの佐藤さんか分かっても、話し手の方にはまるで見当がついていない。
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ありがとうございました。 電話を伝える際に使う「という」という言葉が持つ意味がよくわかりました。
- GIANTOFGANYMEDE
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「~という」は伝聞表現です。 つまり、ここで伝えられる内容に関して、情報の出所が話し手でも聞き手でもないこと表す形式です。 「佐藤さんという人から電話がありました」 について言えば、「佐藤」という名前の情報源は話し手である自分でもなく、聞き手のあなたでもないと言いたいのです。 それ(情報ソース)は佐藤さん自身かもしれないし、実際に電話を受けた事務の女の子かもしれない。 少なくとも話し手はその人が佐藤さんであることについて信頼しないわけではないが確証を持っているわけでもないと伝えたいのです。 「佐藤さんから電話がありました」 と言った場合は、佐藤さんが佐藤さんであることを話し手自身が情報ソースとして保障すると言っていることになります。
お礼
ありがとうございました。 電話の伝言での「という」という言葉の持つ意味がわかりました。
お礼
ありがとうございます。 他の場面での文例も詳しく解説していただき、大変参考になりました。 電話のときと、喫茶店の名前のときは、「話し手、聞き手どちらかか知らないかもしれないもの」に対して使える、と言えそうですね。 物理という科目、についてはまた他のときに説明してみます。