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円板の並進運動問題について
添付の図のような、直径4mの円板が、毎秒0.5回転の割合で、水平面を滑ることなく転がっている。図の瞬間における点Aの速度の大きさはおよそいくらか。 1. 5.4 m/s 2. 6.3 m/s 3. 7.1m/s 4. 8.0m/s 5. 8.9m/s 解答を教えてください。よろしくお願いします。
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相対速度、合成速度の考え方を、フルに利用します。 球と床との接点をBとしておきます。 まず、OからみたA,Bの運動を考えてみましょう。 A,Bは、球の中心Oからみると、おなじ速さ(向きは違います)で、回転しているように、見えます。 回転数が 0.5[回/s]なので、A,Bの、Oに対する回転の角速度ωは ω=0.5・2π[rad/s] です。これをつかうと、Oに対する、A,Bの速さvは v=4・ω=4・π[m/s] となっているはずです。 それぞれの点の、Oから見た速度の向きはどうでしょうか。 これは単純で、A点は真下向き、B点は水平方向左向きです。 (ここまでのまとめ) Oから見たとき、 A点は、4・π[m/s]で、真下向きに動いているように見える。 B点は、4・π[m/s]で、水平方向左向きに動いているように見える。 さて、ここで、視点を、外部で静止している観測者の立場に、変えてみます。そして、B点に着目します。 B点は、床との接点で、球は床に対して滑らないという条件ですから、Bは、床の点と見ることもできます。つまり、Oから見ると、床の1点Bが、速さ v で、水平方向左に向かって動くように見えると、いうことです。逆に言えば、床から見たら、球の中心は、速さ v で、水平方向右へ動いているように見えるということです。 そして、A点は、そのO点に対して、速さ v で、真下向きに動いている。 床から見た、A点の速度は、床に対するO点の速度+O点に対するA点の速度、つまり、合成速度として、表現できます。 もちろん、2つの速度は、ベクトルですから、和は、ベクトルの和ということになります。