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おつ(乙)」は関西弁で?「粋」などとの比較を!
独自な魅力があることを指す言葉、「おつ(乙)」(おつな味、おつな柄、おつな建物、など)、これらは、関西弁なのでしょうか? 関西を離れて時間も経過しているせいか、最近耳にする機会がめっきり減ったように感じています。 ネットで調べると、イマドキは「お疲れ」の略語なので、「おつな味」は「終わってる味」などというショッキングな記載もあり、自分の中で改めて「おつ」というセンスの立て直しをしたいと思い投稿させて頂きました。 江戸の「粋」との比較や、英語のクール(cool)、シュール(surreal)などと比較して、どのような位置づけが可能か、等、専門家のご意見をお伺い出来れば幸いです。特に昨今の「クールジャパン」ではセンスとして「粋」しか取り上げられていないようにも思い、とても残念な気もしております。 どうぞよろしくお願いします!
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- ultraCS
- ベストアンサー率44% (3956/8947)
このブログによれば、邦楽由来の言葉で、すでに江戸言葉にあった表現だそうですから、発祥が関西であったとしてもかなり早い時期に関東に伝わっていることになります。最近、用例を耳にすることが無くなったのは若者の語彙の変化で死語化しているのでしょう。 http://d.hatena.ne.jp/hiiragi-june/20100811 で、江戸語辞典には「趣、雅致」「味な事、ちょっと変わった趣がある」「妙だ、おかしな」と解説されているようですから、語源から考えても、「粋」と比べると、一歩引いて斜に構えたとか、ちょっと崩した印象があります。 こういう微妙な表現って、英語ではなんなんだろう。
- Samantabha
- ベストアンサー率61% (560/916)
生まれも育ちも関西ですが、「乙」は、特に「関西弁」だとは思いません。 どちらかというと、関東の落語など古典芸能でよく聞く言葉のように思います。 「おっ、乙だねえ」 「乙な味だねえ」 「乙なもんだねえ」 どれも東京の落語で聞くことはあっても、関西の落語ではあまり聞かないフレーズのように思います(「乙なもんやね」「乙な味やね」と書いても言葉に発しても、ピンとこない)。 だからといって「関西弁ではない」とは言いませんが。 個人的な感覚では「古い言葉」になってしまったのかな、と。 さらに「お疲れ」の略としての「乙」が使われ出して、ますます「乙なもんだ」という言い方がすたれてきた……という感じでしょうか。 復権できるかどうかは分かりませんが、今の若い方にはやっぱり「お疲れ」の方での認知度が高いので、微妙なんじゃないかなあと思います。 専門家ではないので、外国語への置き換えとか位置づけとかは分かりませんが、とにかく「関西弁」限定ではないことだけ、回答しておきます。
お礼
ありがとうございます!
- utakataXEX
- ベストアンサー率69% (711/1018)
専門家でも何でもない関東の人間ですが。 「じゃりン子チエ」で、しぶちんのタニマチが「粋ななあ、乙ななあ」と言っていました。 「乙」はおそらく関西弁ではあると思いますが、かなり広範に使われる言葉でもあると思います。 私も中高年なので、この表現に違和感はありません。 しかし、「自演、乙」と書かれれば、それは「お疲れ」なのだな、と読み替えます。 英語に関して言うと、 cool → 粋 についてはピンと来ます。 cool → 乙 とはならないですね。自分の中では。 「甲乙丙」から来ているのであれば、乙の意味は「ちょっと斜に構えた、王道ではない物(だが、そこがいい)」的な感覚ではないか、と。 英語だと、このニュアンスを表現するのは難しいです。 eccentric だと甚だしい感じだし、unique や original ともちょっと違う。 1単語で表せる言葉ではないように思います。 ・a little bit of something special ・being onto something (←これは割と近い感じがする)
お礼
ありがとうございます。 関西弁説は他のご指摘にもあるとおり、怪しいようですね。 英語に関しては、私の中では「Cool→粋」はあまり繋がっておりませんが、もう少し考えを進めてみたいと思います!
お礼
ありがとうございます! 魅力的なことや、センスを表す日本語の語彙が減ってしまうことはとても勿体ない気がしています。 また、この言葉は「センスが優れていなければ感じとることができない」ことを暗に示しているように思えるところも重要な気がしています。今は何でもポピュリズムなのでしょうか、このようなセンシティビティが面白がられるような高度な表現はされにくい世の中になってしまったのならとても残念な気がします。 褒め方などの表現が多様であればあるほど、その文化は豊かなのではないか、と思います。 近々「乙な○○だなぁ」と誤解覚悟で、若者相手に呟いてみたいと思います(笑)。