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昔の労働者の賃金についての疑問
- 昔のフランスの労働者の賃金は、時給4スーでした。パン1キロは8スーだったので、一日の消費量としてこれが必要でした。
- しかし、時給=200円と計算するという通説がありますが、これは疑問です。私はむしろ、労働者の賃金は時給800円程度で、パンの値段は1600円と高価だったのではないかと思います。
- 当時の労働者は厳しい状況に置かれていたのでしょうか?労働者の賃金や物価についてよくわかりません。
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質問者が選んだベストアンサー
イングランドの例だけど http://www.johnhearfield.com/History/Breadt.htm 一種のエンゲル係数とも言える、収入中のパン代は18世紀前半まで下がり続けて、5%くらいになっているらしい。 http://www.cepremap.ens.fr/depot/couv_orange/co0208.pdf P12 に平均給与があります
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- k99
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やや質問とは離れた内容の回答ですが。 昔の通貨が現在どの位の価値を持っているかの算定は非常に困難です。 何故かというと、現在と同じ名称で流通しているモノ・サービスであっても現在とはそれぞれの相対的な価値=価格がことなっているからです。 例えば、本邦の近世の通貨単位であった「両」。コレでさえ何を基準として現在の価格と計算するかで(主食であるコメや、賃金=特に何故か大工のと比べたがる=、金価格なんかを基準とする事が多いです)数倍から十数倍の差が出ます。 #ただし、両には算定を更にややこしくする様々な要素があるのですが、割愛。 ご質問の例だと、パンと賃金の相対的な関係が現在とは違っているから違和感を感じられるのではないでしょうか。パンならば、小麦の価格やパンの製造費を勘案すると、現在の方が価値は下がっていると思われます。 #現在では小麦は大規模栽培地から輸入しますし、パンは半ば工業的に大量生産できまが、19世紀だとまだそうは行かないでしょう。逆に言うと現在ではやや高級品になる「国産小麦を使った手作りパン」と価格を比較しても良いのかもしれません。 なので、その時給を何のためにお調べかは計りかねますが、ご自身の納得される算定方法を自信を持って採用すればいいのではないでしょうか。 なお、金価格で計算すると1フラン=金0.322グラム=1400円ちょっとになります。
お礼
どうもありがとうございます。定説は無いから、自論を信じろということなのですね。
お礼
ありがとうございます。この時代は格差が大きすぎて、どこの世帯に基準を合わせるかで、計算が全く違いますよね。上のレートに合わせると1フラン=1000円なのかもしれないけれど、こうなると下々の生活って成り立ちません。頂いた資料を見て、考えるのがいかに難しいかを実感しています。 >一種のエンゲル係数とも言える、収入中のパン代は18世紀前半まで下がり続けて、5%くらいになっているらしい。 ああ、これはすごいですね。異常なくらいに豊かみたいです(グラフだと10%と書いてあり、ちょっと5%は行き過ぎだと思いますけれど)。しかし、これは労働時間を15時間とかで計算しているからではないですか。 私の出した例の場合、8時間労働で計算するとエンゲル係数が20%ということになり、まあ、まあです。パンしか食べれないことになりますけれども、当時はそんなもんらしいのです。やはり1フラン=4000円じゃないと、エンゲル係数をみても、計算合わないんですよねえ・・・。