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最外殻までを満たすと安定化・・・この原理でいくと・・・
原子は最外殻までを電子で満たすと安定化すると本で読みました。 これによるとK殻(1s)に2個入っていると安定。 また、K殻(1s)に2個、L殻(2s,2p)に8個入っていると安定。 ・ ・ ・ この原理でいくと次は K殻(1s)に2個、L殻(2s,2p)に8個、M殻(3s,3p,3d)に18個入っていると安定化すると考えて良いのでしょうか?
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> 安定化すると本で読みました その本には,原子の何が安定すると書いてありましたか? どの原子も実際に安定して存在していますが…。原子そのものの安定性(崩壊しやすさ)は原子核の問題ですので,電子数では議論できません。以降は,原子ではなく元素と言うことで話を進めます。 電子親和力とイオン化ポテンシャルの高い元素を「安定」と定義するなら,これは Aufbau principle のエネルギー準位を眺めれば分かるとおり,同じ主量子数の殻を完全に満たすことは単なる十分条件に過ぎません。ですので,「同じ主量子数の殻が満たされていれば安定」は真でも「安定なら同じ主量子数の殻が満たされている」は偽です。 もっと単純に結合不活性を「安定」と定義するなら,これは価電子数の偶奇(開殻か閉殻か)で議論できるでしょう。
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- lupinletrois
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電子の充填順序は基本的に次の通り。 1s→2s→2p→3s→3p→4s→3d→4p→5s→4d→5p→6s→4f→ (d電子の充填などではスピン間相互作用の寄与など例外もある) エネルギー準位の差が大きいのが上の殻に行くとき、つまり 1s//2s→2p//3s→3p//4s→3d→4p//5s→4d→5p//6s→4f→ です。閉殻という表現は適切とは言えないかもしれませんが、実質 p軌道満席で切れてますね。(もちろん、p軌道のないK殻は例外)
お礼
解決しました。 ありがとうございました。
- 38endoh
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電子はそう言う詰まり方をしません。例えば 3d の前に 4s に入ります。 詳しくは,Aufbau principle(構築原理,構成原理,築き上げの原理などと訳されます),パウリの排他律,フント則などをキーワードにお調べ下さい。
補足
ありがとうございます。 1s 2s2p 3s3p3d 4s4p4d4f ・ ・ ・ 上の軌道の左上から順にエネルギーが低くなっているので、3d軌道よりも先に4s軌道に電子が入るのは分かります。 各軌道に2個の電子が入るのも分かります。 同じ軌道で空いた軌道があればそこから優先的に電子が入っていくのも分かります(p軌道なら3つの軌道に1つづつ入ってから一つの軌道に2個電子が入るというのも分かります(というか覚えました))。 原子は最外殻が電子で満たされると安定化するという原則に従うのなら、例えばArは1s2 2s2 2p6 3s2 3p6と電子が入っているので3d軌道に入ってないぞ?M殻は満たされてないぞ?なのになぜ安定なの?どこが誤りなの?となってしまう訳です。
- osamuy
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2+8+18=28はNi(ニッケル)ですね。 He(2)、Ne(10)の次に安定なのは、原子番号18のAr(アルゴン)かと。
お礼
ありがとうございます。 周期表から考えると次はArというのは分かるのです。 それだと最外殻が充填されると安定するという原理と違ってくるなぁどこに誤りがあるのだろうと思って質問したのです。
お礼
2回も回答してもらいありがとうございました。 本には何が安定とは記載ありませんでしたが、私の聞きたかったのは結合不活性=安定とした場合です。 K殻、L殻以外が最外殻の場合は電子数8個で安定するという原則を忘れていました。 ありがとうございました。