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今価電子について苦悶しています。
今価電子について苦悶しています。 ネオンは原子番号10番なので「K殻に2を入れてL殻に8ぴったり入ったのでそれを足すと10だからはみ出てる粒がないので価電子は0で希ガスですよ」というような解釈をしているのですが問題はその次の希ガス、アルゴン(それ以降の希ガスすべて)なんです。 L殻の次はM殻でM殻に入るのは18なんですよね?だとすれば上記と同じように考えると次の価電子なしの原子は2,8,18で原子番号28のニッケルになるはずだと思っていましたが周期表を見るとなぜかアルゴンが希ガスになっていました。でもアルゴンだとK殻に2、L殻に8、M殻に8できっちりおさまってない気がします。 調べても副殻がなんとかとか軌道がなんとかってもうわからない通り越して悔し涙が出てきそうになってます;ω; なので誰かわかりやすく、できれば参考URLをはって説明してくれませんか? 長々とすみませんでした。
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- windwald
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ニッケルの電子配置は2-8-16-2で、価電子2です。 電子殻は、副殻または電子軌道と呼ばれるものに分かれています。 一番内側のK殻には1s軌道が、次のL殻には2s軌道1つと2p軌道3つが、次のM殻には3s,3p,3d軌道がそれぞれ1つ、3つ、5つ、N殻には4s,4p,4d,4f軌道が1つ、3つ、5つ、7つと存在しています。1つの電子軌道には2個の電子が入ることができます。 ちょうどこれは電子のマンション、あるいは電子のホテルとたとえることができます。K,L,M…が建物の階、s,p,d……がそれぞれの階にある部屋とグレードです。 これらの部屋の家賃・宿泊料は上の階ほど高く、下の階のほうほど安いと考えてください。 一般に電子はこの建物の家賃あるいは宿泊料が安い部屋から入っていきます。 ですから、最初はK殻の1s軌道に入り、埋まればL殻の2s、その次はL殻の2p……となります。 M殻も同様に入っていくのですが、3d軌道よりも4s軌道の方が家賃が安いんです。 そして、4sが埋まった後3d軌道が埋まりはじめます。 これはちょうど遷移元素のところに当たり、d軌道が半端なものが遷移元素といえます。 そして亜鉛でちょうどぴったり3d軌道が埋まり、次のガリウムから再び最上階のN殻が埋まっていくのです。 最後に、希ガスとは最外殻のs軌道とp軌道が埋まった状態のことを言います。