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航空機はなぜリベット接合?
航空機の金属接合は戦前からリベット接合だと思うのですが、リベットのほうが溶接など他の手段より軽くて強いのでしょうか?
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1つは、高強度アルミニウム合金が多用され溶接での接合が難しいというのが挙げられます。 アルミニウム合金は、比重が1/3と軽く、軟鋼系材料の部品にくらべ重量を半分近くに減らせます。 その上に比強度が高いので、航空機製造での一般的な材質のようです。 反面、アルミニウムは酸化しやすく加熱に弱いこと(加熱するというのは、同時に酸化するということ)、融点が低くピンポイントでの加熱が難しいこと、歪やブローホール(空洞)が生じやすいことなどの欠点があります。 そのため、アルミニウム溶接には高度な技術が要求され、それがコストを押し上げる要因ともなるため嫌われているのだと思います。 2つ目は、フェイルセーフという考え方が未だに一般的であること。 リベット接合をするためには、リベット穴を沢山開けなければなりません。 ある一部にき裂が生じても、この穴によってき裂進展が防がれることになります。 つまり、飛行中に機体の一部にき裂が生じたとしても、それが一気に機体全体に広がるのが防がれ、着陸するまで安全を保つことに繋がります。 もちろん、単純に穴を開ければ良いという問題ではなく、きちんと計算・設計した上での話ですが。 ではでは、参考になれば幸いです。
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- 呂布 奉先(@N1K2JShidenkai)
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零式艦上戦闘機から使われています、しかも、リベットを更にカッターで削り軽量化してます 得られたのには 広大な航続距離、軽快な運動性 失ったものは 防弾コクピットになってない、急降下750KMが限界 F6F(米)は850KM 機体軽量化は脆さと引換です 削ったリベットは再使用
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御回答ありがとうございました。
- takuranke
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飛行機の使用しているアルミ合金の種類で強度等を向上させるために熱処理加工しているものがあり、 その熱処理加工をしているアルミ合金を溶接すると、劣化して熱処理加工を施した意味が無くなるうえに、 同じ一枚の板でも、溶接した部分だけ膨張率や硬度が変化するので、力がかかった際に溶接部分が破損しやすくなります。 アルミの合金番号4ケタの後にT数字がかかれているいものがありますが、 このT記号が熱処理加工をしたアルミ合金になります。 例:2024T3など。 ただ、さらなる強度が必要な場所には、特殊なボルトを使用している場所もあるそうです。
お礼
熱が使えないという理由もあるんですね。 御回答ありがとうございました。
- MOMON12345
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強度計算が楽(ねじの締め付けトルクなどに左右されない)、溶接の場合は熱を加えるので母材の強度が変化しやすい、ブラインドリベットなどは作業効率が高い、分解が楽な点などがあると思います。 個人的には軽量化が一番効いているのではないかと思います。
お礼
御回答ありがとうございました。
被弾しないからリベットを使っても外れて飛んでこないので安全だからではないでしょうか。戦車は被弾したときにリベットが室内に飛んできて危ないので。
お礼
御回答ありがとうございました。
多分、アルミが主体だからでしょうね。 アルミの溶接が難しいってのがあると思います。 また、溶接は施工者の技量によって強度が変わったりしますから、簡単に接合できるリベットが今だ主流なのだと思います。 特別な機器も要らないのでし、リベッティングは外すのも楽なので、現場の補修などで有利となるってこともあるでしょうねぇ。
お礼
アルミだかがはじめからリベットしかありませんか。 御回答ありがとうございました。
お礼
ははあ、リベット穴には亀裂伸展をを防ぐ効果があるわけですか。ひびが広がる前にあらかじめ穴をあけてしまえというのは盲点でした。 御回答ありがとうございました。