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日本では航空機を作らないの?
カテ違いかもしれませんが。 航空機のメーカーといえばボーイングとエアバスですが、なぜ他の国では航空機を作らないのでしょうか?
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- egaetoteage
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大型旅客機生産の採算ラインは270機位と言われています。 これは二大メーカーのボーイング社、エアバス社の両社それぞれ年間の生産数に近いものです。 受注数では両社2005年は1000機前後の注文を受け笑いが止まらないようです。 国産YS-11で182機、販売不振で旅客機から撤退したロッキード社のトライスターで230機でした。 コンコルドにいたっては僅か20機。 日本あるいは他国の航空機メーカー単独で、この採算ラインを超える機体が開発できるかがポイントのようです。 B-767のクラスの国産機開発の構想があったようですが同クラスでは巨人ボーイング社には単独では太刀打ちできない様です。 それでもボーイング社、エアバス社で部品から何まで全て自社で調達するのは無理があるのでB-767くらいから共同開発、生産が主流になってきたようです。 しかし機体の一部の生産ではありますが、日本は品質の良さでは定評があるそうです。
- k99
- ベストアンサー率47% (491/1025)
現在日本ではエアバスなどより小型(200人以下の地方線用)のジェット旅客機の開発に乗り出している社が幾つかあります。 http://www.sankei.co.jp/news/060104/morning/04kei002.htm あと、ロシア・中国なんかもほそぼそと作っているはずです(世界市場には余り出まわりませんが、軍用の輸送機の製造ノウハウの取得という面もあります) 問題は実績なんですよね。 新参者がいきなり寡占状態の市場に打ってでて、どれだけシェアを奪えるか。しかも部品を作っていたとは言え、トータルな設計などはほぼ未知数。海とも山とも知れない製品か、実績がある製品かとなれば、それは後者の方に傾くでしょう。 それに飛行機のメーカーを変えると、例えば、整備法などパイロットや地上要員など運行に関わるクルーの教育体系も変わってきます。工具なんかも違ってくる。 そういうデメリットを押してまで、日の丸旅客機に大きなメリットがない限り市場参入するのは難しい。 上記記事でも「ニッチな機体規模」で「燃費が相当良い」というメリットを押したてようとしているようですが。
- slingshot
- ベストアンサー率38% (23/59)
大型旅客機は技術の蓄積もそうですが、その国の政治力が大きくものを言う業種だというのが大きな理由だと思います。 最近ではフランス政府が中国にエアバス1000機を売り込む代わりに、原子力だとか、鉄道だとか、航空機の技術の提供を要求されたというニュースもありました。 このように、大型旅客機は国の政治の駆け引きに利用されますので、仮に最先端の技術を備えていたとしても、並みの国には参入は難しい分野と言えると思います。 一方、日本の企業は完成品としての大型旅客機は作っていませんが、エアバスにしてもボーイングにしても、多くの日本企業が協力して材料・部品を納入しています。 また、最近では小型ジェットの分野にトヨタやホンダは参入し、将来的な主要な柱に見据えています。一説にトヨタがスバルをグループに取り込んだ理由のひとつにはスバル(富士重工)の持つ航空機関係のノウハウが目的だとも言われています。
日本でも、航空機は生産してます。 ほとんど小さい飛行機ですよ。おもに富士重工と三菱重工です。 小型のプロペラ機や、戦闘機のF1やT2やT4などは日本で造ってます。 一部は、ノックダウン生産と言うことで、 海外の航空機メーカーから部品を送ってもらい、国内仕様に生産しているものがあります。 大きい航空機は、アメリカのボーイング社と、ECのエアバス・インダスリアル社が造ってます。 でも、その中の部品は、日本製の部品が使われているのです。 全部を造っていないだけで、部品の一部は、日本が担っていると言うことです。 日本の技術が、海外の飛行機の一翼を担っているのです。
- toro321
- ベストアンサー率29% (1222/4138)
戦後、航空機を作っていた会社(三菱、愛知、中島、川西など)は、解体されて、飛行機を作ることを禁止されました。 中島は富士重になって車に、三菱も車や船、愛知は時計と車、川西は新明和となって車両という具合に変貌せざるをえませんでした。 それまでは軍という大きなスポンサーがついて、決して赤字になることはなかった企業ばかりです。 その航空機の技術は、その他の製造業の技術として受け継がれて行きます。海軍技術研究所からソニーg生まれた背景も同じです。 航空機の開発は莫大な費用がかかりますが、1企業で賄えるものではないので、戦後三菱がYS11を生産しましたけど、その程度で、大きな飛行機となると、もう技術がついていきません。 ましてや、それを採算ベースに乗せることは、不可能でしょう。 結局、日本には、航空機を作る技術(採算合わせる)がないということです。
- toruchan
- ベストアンサー率30% (402/1320)
50人乗り程度の旅客機ならカナダ(ボンバルディア社)やブラジル(エンブラエル社)も有名です。 やはり、開発費用が莫大になるのと、あと販売力も問われる(YS-11が失敗したのは性能がよくても販売力が無かったから)ので、大型旅客機は2社に集約されてしまったと思われます。 ただ、ボーイング・エアバスとも、日本での製造比率をどんどん上げています。 日本では完成品を作っていませんが、日本企業がなければボーイングもエアバスも成り立たないのではないでしょうか。 確かに資金が潤沢にあって、採算度外視なら日本でも完成品も作ることが可能でしょう。 ただ、航空会社に売り込めるかは「?」でしょう。
- masuling21
- ベストアンサー率34% (2491/7233)
売れる見込みが立たないのではないかと思います。売れてなんぼの世界ですから。 あとは、YS-11以来、もう長いこと開発していないので、ノウハウがないのではないかと思います。 航空機は、定期的に作っていないとダメなのです。 戦後、開発製造を禁止されたのが響いています。
旅客機ということでしょうか。 大型のものはそうかもしれません。 小型のもの、軍用では他の国も作っています。 昔は日本もYS-11という旅客機を作っていました。今ではほとんど残っていませんが、自衛隊などは軍用に転用したものを今でも使っていると思います。 日本が大型旅客機を作らない理由は、航空機業界の競争が激しいからだと思います。生き馬の目を抜くと言われるほど何でもありの営業をして成り立っているようです。そこにあえて参入する理由がないということではないでしょうか。 ちなみに、日本ではボーイングの航空機の部品を受注しています。
お礼
すみません。大型の旅客機ということです。 よくわかりました。
日本でも三菱がビジネス機を作っています。 旅客機は戦後にプロペラ機を1機(YSー11)作りましたが、いろいろな事情(赤字が原因か?)で製造会社は解散してしまいました。 現在では日本で旅客用航空機を1から設計製造する事はもう不可能かもしれません。 プロペラ機を作った頃には戦時中軍用機を作った人の知恵がありましたが、現在では旅客機を1から作れる技術は無いでしょうし、採算性が合わないでしょう。 なお、ボーイング旅客機の構造部品等は日本でも作っており、新型機ができる度に分担割合が少しずつ増えています。
お礼
三菱のビジネス機というのは具体的にどういった飛行機なのでしょうか?
- akatombo59
- ベストアンサー率26% (119/451)
ジャンボ機クラスの航空機だと開発費が想像もつかないくらい巨額ですので、これから作るのはムリという状況です。 10人乗りとか数十人乗りといった小型機だと開発費を捻出できるレベルなので、 ホンダも試作機を作って飛ばしていますね。
お礼
そうですか。 ジャンボクラスで国産というのは現実的ではないのですね。
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お礼
開発製造を禁止されたというのは初耳でした。 よくわかりました。