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航空機事故は何故連鎖する?
航空機の事故は一件起きると続けて起きることが多いですね。 坂井三郎氏の著書「大空のサムライ」の中にも、航空機の墜落事故が起きると立て続けに事故が起きた。 私たちはそうした時皆で悪魔払いと呼んで宴会を開いたと書かれていました。 第二次世界大戦前からこの現象はあったようです。 何故なんでしょうか? ご回答よろしくお願いします。
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おそらく明確な理由はないでしょう。 理由として推測すると、以下のようなことが考えられます。 1)機体やシステムに問題があった場合、ハインリッヒの法則により集中的に事故が発生する ハインリッヒの法則とは1件の重大な事故の裏には29件の小さな事故があり、その裏には300件のひやりとする事象があるというものです。 言い換えると、ヒヤリ、あわばと言う事例が三百数十件も続けば、そのうち重大な事故が発生する可能性があるということです。 http://www.ecology.or.jp/isoworld/ohsas/heinrich.htm 事故の原因が機体(例えば製造時や運航時には気づけなかった致命的な構造上の欠陥等)やシステム(コンピュータでいうバグのような特定の条件に限り、設計通りに働かないことが分かった等)に欠陥があった場合、ある大事故が起きた場合、同じ機体やシステムを使っている同社や他社は、すでにハインリッヒの限界に近づいた機体があって、同じ頃に立て続けに事故が起こるという可能性です。事故直後には確定的な原因は判明しないので、原因がわからないまま200件以上のヒヤリを経験した他の機が再び大事故を起こすというわけですね。 そんな馬鹿なとおっしゃるかもしれませんが、同じ頃に同じ原因でいくつかの同様の事故が続いたことにより、今まで考えもしなかった原因が判明した事例はコメット号事故など実際にあるようです。http://www.sozogaku.com/fkd/cf/CB0071012.html 2)一度事故が起こったことにより、他の操縦者たちはその原因のみ気にして、かえって他の原因に気が付かず、事故になってしまう。 これはよく言われる説ですが、実例があるかどうかよくわかりません。 ある事故が生じて、その原因はしょっちゅう起こるわけではないが、絶対怒らないとも言えない事象Aだと判明したとします。操縦者たちはそれ以降、Aを起こさないようにいつもよりそちらに意識が集中してしまいます。本当にAが起きそうになったときは、確かにその予兆から気づき、事故まで至らないかもしれません。しかし、Aを意識しすぎたおかげで、普通の状態だったら気づくはずの他の事故原因であるBやCを見逃してしまい…と言う説です。 これがはっきり立証された事例はないかもしれませんが、前日の事故の残骸を見ながら飛び立った操縦者に心理的要因を含み全く何の影響も与えないとも考えにくいのは確かです。
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航空整備士の間でも言われてる事で誰も何故なのかはわからない事らしいです。 まあ統計を見たわけでは無いので単に意識してるからというのが正解だろうと思いますが、事実事故が起きると航空業界はまた起きるから注意しろっていう雰囲気があるのは事実だと思います。
- TooManyBugs
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B787のような構造上、製造上の問題によるものを除けば、連鎖するのではなく単発で起きれば記憶に残らず連続で起きれば覚えている。 >私たちはそうした時皆で悪魔払いと呼んで宴会を開いたと書かれていました。 単発なら原因が判れば運が悪かったで忘れ去られる、連続なら珍しいから酒を飲む口実に出来る。
- mimazoku_2
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気候の問題ではないのでしょうか? それか、『100匹目のサル』現象。 1匹のサルが、えさを洗って食べる、そのうち2匹目と続き、100匹目になると、急速に伝搬する謎の現象。 つまり、小さなニアミスが重なり、大きな事故につながる。