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音速について
v=331.5+0.6t という式の331.5の意味を教えてください。 できればすべてわかりやすく教えてください。 その他補足等あればなんでもいいのでご回答願います。
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No.2です。補足を受けましたので。 >では気温が-10度の時は tに代入すればいいのでしょうか? その通りです。 V=331.5 + 0.6t の式であれば V=331.5 + 0.6 x (-10)=325.5 (m/s) V=√(γ・R・T)の式では V=√{1.4 x 287 x (273.15 -10)} =325.167... ≒ 325.2 (m/s) になります。 問われている「331.5の意味」について触れておりませんでした。これは 既に別のご回答で示されているとおり、0℃の時のV=√(γ・R・T)式 の値を基準にしています。これを V=0.6t+ 331.5 の一次関数として、 0.6t(tは℃)の温度による勾配に331.5 というゼロ値でのオフセット を加えて近似式としたものです。近似式なので、温度が極端な場合は 2つの式の解は乖離していきます。通常、人間が居る環境下の温度では 問題が無い程度の誤差なので使えるということになります。 また、音速を取り上げる分野によって、使用される数値が微妙に違うこと がありますので、331.5 が 331.3 だったり、 0.6 が 0.61 で あったりすることもあります。例えば航空力学書上の数値を使うと、 V=√(γ・R・T)式は0℃のとき 331.28... と 331.3 になります。 このことは前回挙げたwikiの中にも記載があります。 前回答中、音速:m/s とすべきところを 「m」と記してしまっていました。 (m)はすべて(m/s)と訂正致します。
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- ufon
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空気中を伝わる音波の伝搬速度は、音波の波動方程式から次式で表されます。 c=√[(γP)/ρ] (m/s) γ:比熱比 P:気圧(Pa) ρ=空気の密度(kg/m^3) ここで、 γ=1.4 P=1013200(Pa) ρ=1.29(kg/m^3) とすると c=√[(1.4×101300)/1.29)]=331.56 (m/s) となります。 また、次式でも表されます。 c=√[(273γR)/M)] (m/s) R:空気の気体定数(J/mol・k) M:空気1モルの質量)(kg/mol) ここで、 R=8.31(J/mol・k) M=2.89×10^(-2)(kg/mol) ですから c=√[(273×1.4×8.31×100)/2.89)] =331.51 (m/s) となります。 331.5m/sは0℃の音速として定められたものです。
- mp_321
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v=331.5+0.6tの式は気温により音の伝わる速度が変化すると言う式です。 気温0℃の時は毎秒331.5メートルで1℃上がるごとに0.6メートル進む距離が増えると言う事です。
- funflier
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ここのwikiも参照下さい。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E9%80%9F 要するに、「音速 V(m): V=331.5 + 0.6t (tは℃)」という式は近似式で あり、0℃を境にプラスマイナス100℃程度は接線として直線式で表せること によったものです。 本来は、状態方程式を元にした、 音速 V(m) V=√(γ・R・T) γ:比熱比 空気は 1.40 R:気体定数 空気は 287J/(kg・K) T:温度 (絶対温度) なので 例えば15℃なら V= √{1.4 x 287 x (273.15 + 15)} =340.26...≒340.3 (m) とすべきところを、 V= 331.5 + 0.6 x15 = 340.5 (m) で代用しているということになります。 後者の式と数値・単位は産業図書「航空力学の基礎 第3版」から取りました。
- ojisan-man
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少し面倒くさいが、ここの「音速」をご覧あれ。 http://www15.wind.ne.jp/~Glauben_leben/Buturi/Hadou/Hadoubase3.htm
補足
うん。めんどくさい上に分からぬ(;´д`) 回答ありがとうございます。 わかりやすく言葉で説明していただくとありがたいです。
補足
では気温が-10度の時は tに代入すればいいのでしょうか?