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SQUIDについて
SQUIDについて質問したいのですが、SQUIDで空間的な磁場勾配が調べられると思って正しいですか?またどの程度の磁場なら観測できますか?調べられるとして、空間的にどの程度細かく調べられますか(空間的な分解能)? これらについてご存知であればご解答お願いします。またこれらについて解説しているページなどがありましたら合わせて教えていただけるとありがたいです。 よろしくお願いします。
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SQUID(Superconducting QUantum Interference Device)は超伝導における磁束の量子化を利用した超高感度な磁気センサであり、フェムトテスラ(10-15 T)までの極めて微弱な磁界を検出することが出来ます。この高感度性を利用して、医療・バイオ、分析・検査、環境・資源探査、等の分野における先端計測システムが開発されています。 SQUID一般については多くの解説があり、googleで検索すれば読み切れないほどfitするでしょう。 >SQUIDで空間的な磁場勾配が調べられると思って正しいですか? 空間の2点で測定しその差を2転換の距離で割れば勾配は出てくるでしょう。 >またどの程度の磁場なら観測できますか? よほどしっかりした磁気遮蔽をしたところでもいろいろな雑音に悩まされるぐらい微弱な磁界を測定してしまいます。製品ごとに違うのでメーカーの仕様書によるしかありません。 >調べられるとして、空間的にどの程度細かく調べられますか(空間的な分解能)? SQUIDの問題点は超電導状態を必要とすることであり、必然的に冷却が大きな問題になります。ヘリウム冷却の方が一般的に性能は安定していますが、窒素ガス冷却のものも実用化されています。空間分解能は従来は冷却筒の直径と考えていました(少なくとも数10mm~数100mm)、しかし厳密に考えればジョセフソン素子の直径ぐらいに考えてもいいのかもしれません。その辺は位置制御技術の精度によるでしょう。やはり製品のカタログをよく調べて、メーカーに聞くしかありません。、
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