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「彼女は、来るんじゃない」の言い回し
時々、腑に落ちない表現に突き当たります。 「彼女は、来るんじゃない」という言い回しです。 あらたまって考えると、来るのか、来ないのか、わかりません。 このようなややっこしい、一見否定しているような表現は、なぜ使用されているのでしょうか?
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納得のいく回答とまではいかないかもしれませんが、私が考えたことを書いてみます。 「(誰それが) 来るんじゃない」 という文は、普通は語尾上がりにして疑問文であるかのように発話されます。 「来るんじゃない」 は丁寧にいえば 「来るのではないですか」 となります。「来るのではない」 の 「ない」 は否定を表しますから、そのままを解釈すると 「来ない」 という意味に取れます。 しかし、「来ない」 ということなら、「来ない」 といえば済むことです。それをあえて 「来るのでは (来るんじゃ)」 という表現にしているということは、そこに何か理由がありそうです。 「来るのでは」 は 「来るということでは」 ということを短くしたものと仮定すると、「来るのではない」 は 「来るということではない」 ということを言っているということになります。 日本語の 「・・・ でないのか?」 という形の疑問文は、たとえばAがBに対して 「君は男じゃないのか?」 という言い方をしたとしたら、Bが 「男性である」 ということを否定しているのではなくて、「君は男でだろう、そうだろう?」 と確認をしている、あるいは 「念を押している」 場合の表現になります。 「・・・ でないのか?」 は、本来のきちんとした言い方をすれば 「・・・ ではないのか?」 ですが、もっと丁寧に言えば 「・・・ ということではないのですか?」 ともなります。疑問の形をしていますが、これは 「・・・ だ」 「・・・ なのだ」 と断定する言い方だと強すぎるように感じられるので、疑問文の形で相手の意見を聞く形にして、しかし実際には相手の答えを期待しているわけではなくて、「婉曲な表現」 をしているのだと見ることができるように思います。 「来るのではないですか?」 の場合は、「来るのでしょう、そうじゃないですか?」 という確認や念押しだったものが、「推量・推測のニュアンスを帯びてきた」 のだと考えられないでしょうか。
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- thegenus
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(どうして)彼女が来ないのか。 反語ですが、来る方を断定する主旨なんです。 質問者さんは分かりにくいと問題提起されましたが、否定形のある動詞にわざわざつなげるのは、伝えたい肯定文で構文した方が分かりやすくなる効用からではありませんか。 彼女は、来るんじゃない、は文字どおり読めば来るなです。 来るんじゃない? ひょっとして来るんじゃない。 または文脈で、間違いなく反語であるよう作文しなければ未完成の修辞法にならないかしら。 おっしゃるように来るのか来ないのか判らない物言いですよ。改めて考えるとなんとひ弱な表現ではないか。 中途半端な反語は中途半端な肯定文になるみたいな。
お礼
早急な回答ありがとうございます。 <反語ですが、来る方を断定する主旨なんです。> ですね。 来る、来ないの間で、来る寄りなのですね。 <中途半端な反語> は、難しいですね。
- cxe28284
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「彼女は来るんじゃないのか?」というのが省略されて「彼女は来るんじゃない」 になったのではないかと思います。「かは係助詞で、話し手の疑念を表す。」 半信半疑という状態を表現するとき使われる云い方で、 50%以上来る方に期待がかかっていると思います。 「多分とかおそらく」という言葉が前にあるのも省略されていると思います。 話し言葉ですから状況からも判断できます。 改まって考えると日本語はかえって難しいものです。
お礼
早急な回答ありがとうございました。 かが省略されており、このかは、 <話し手の疑念を表す> ということですね。
お礼
早急な回答ありがとうございます。 詳細な分析ですね。 1、否定するならば「来ない」を使えば良いところに、わざわざ「来るんじゃない」を使うことは、断定はしないが、推量・推測をする」ということですね。 2、そして、 <来るのでしょう、そうじゃないですか?> の省略と考えられる、ということですね。