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道徳って何ですか・・・
- 道徳とは、人々が善悪をわきまえて正しい行為をなすために守り従わなければならない規範の総体であり、内面的原理として働くものです。
- 道徳は、小・中学校の教育課程の一部でもあります。
- 道徳は老子の学にも関連しています。
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仰るようにカテ違いですね。哲学の分野だと思います。 仰るように私達は小さい頃から父母家族ご近所などの人間社会に生きて言葉を交わし、もまれ続けながらその社会共通のルールをしらずしらずのうちに覚え身につけていくようです。長じると法律という社会の決まりがあって私達を規制していることを知るのですが、それ以前にも様々な社会の不文律がたくさんあって私達をゆるく縛って意識せず社会に対してうまく適応するように強制されているのを実感することになります。学術的に言えば倫理というものがそれにあたりますが、世界的に共通のものから日本独自のものまで、文化的なものも大いに関係してくるわけです。仰る「道徳」という言い方も古代中国の賢人が言い出したことから発したもので、その考えの多くは論語などにかかれてあるものによっています。それらは一面では消極的にわたしたちを縛っている面があり、それだけでなくむしろ人間個人に対して更に意識を前向き、上向きにさせるような積極的な面も見出されます。 はっきりいって私は学校で「道徳教育」を受けた記憶がないのですが、多分記憶によれば「国語」「社会」とかいう課目、それに「ホームルーム」という課外授業のようなものがあったので、それに含まれていたのだろうと考えています。文科省の道徳教育の考え方はそのサイトを読んでいただければおわかりになるようにざっくりしたものですが、最近は「愛国精神」などというような考えにすりかえられているようにも思います。これは倫理とは違うものです。 >道徳を「身につける」?にはどうしたらいいのでしょう。 どんな動機からそう思われたのかわかりませんが、一般的に「道徳」という言葉から近いものはやはり日本でも伝統のある「論語」が思い出されます。日本人の教養としてもこれを解説書とともに一度なり読まれることは悪くないのではないかと思います。古くは下村湖人の「論語物語」それに井上靖の「孔子」なども読みやすい本だと思います。 倫理学に立ち返れば、日本での仏教書も様々なものが出されています。最近の代表的なものは梅原猛の授業「道徳」、などですね。宗教と道徳は一緒には出来ませんが、仏教は宗教の中では一番哲学に近いものだといわれていますので、そこから入られるのは悪いことではないと私は思います。 雑駁な文ですがご参考になれば。
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- SPROCKETER
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道徳とは何かと言えば、人によって違い、地域によって違い、国によって違うという具合に、一貫したものが無いのが実情です。道徳で縛ろうという考え方が間違いだという人もいます。 道徳を学校で教えるというのが、そもそも変ではないでしょうか。神道では人の数だけ神がいる多神教ですから、道徳の価値観も人の数だけあっても良いという立場です。仏教でも宗派によって価値観が違い、道徳も異なります。他の宗教では水と油ほど違う例もあります。 道徳ほど曖昧なものはありません。大まかな範囲で共通性があるだけです。人殺しは悪だとか、犯罪は許してはならないとか、そういう場合では大きな違いはないかもしれませんが、価値基準の根源まで辿ると、文化の違いが道徳の違いになっていて、宗教によって違い、文化によって違い、政治によって違うという具合に変わって来ます。 結局のところ、法律に触れない限りは道徳の多様性も認められるわけで、それを個人の自由と呼んでいるに過ぎません。一貫性が無く、曖昧な道徳観で人の考え方を縛るのは危険です。道徳の使い分けをする犯罪者もいます。法律に触れるものを除いては、道徳という概念は曖昧なものと考えて置いた方が良いでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 > 道徳ほど曖昧なものはありません。大まかな範囲で共通性があるだけです。人殺しは悪だとか、犯罪 >は許してはならないとか、そういう場合では大きな違いはないかもしれませんが、価値基準の根源まで >辿ると、文化の違いが道徳の違いになっていて、宗教によって違い、文化によって違い、政治によって >違うという具合に変わって来ます。 なるほど。 宗教・文化・政治が背景にあるわけですね。 >道徳という概念は曖昧なものと考えて置いた方が良いでしょう。 そういうように考えておくようにします^^ 参考になりました。
- obrigadissimo
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(幼少時に、常識なども含めて、 祖父母・両親・親戚・近隣の人たちから 学ぶことなんですけどね) 質問者さま自身、日々の暮らしの中で 不快さや怒りなどを感じなければ、 特に、気にすることはないでしょうし、 考えるのなども不要でしょう。 いま、ゆとり教育世代を中心に 無常識の人が増殖していますね。 非常識じゃないんです。 無常識なんです。 無道徳の人も含まれていますね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >質問者さま自身、日々の暮らしの中で >不快さや怒りなどを感じなければ、 >特に、気にすることはないでしょうし、 >考えるのなども不要でしょう。 不快や怒りの感情はありません。 不要でしたかね^^; >非常識じゃないんです。 >無常識なんです。 「無い」とは、嘆かわしいことですね。。。 参考になりました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 まず、 >仰るようにカテ違いですね。哲学の分野だと思います。 はい、哲学と迷いました^^; >学術的に言えば倫理というものがそれにあたりますが、世界的に共通のものから日本独自のものまで、 >文化的なものも大いに関係してくるわけです 先の回答者さまも仰っていましたが、文化的なものが関係していることが分かりました。 >それらは一面では消極的にわたしたちを縛っている面があり、それだけでなくむしろ人間個人に対して >更に意識を前向き、上向きにさせるような積極的な面も見出されます。 「道徳」という概念を意識しながら生きているとは思えません。 人間個人に、無意識に、根底に根付いているのだと思います。 その「道徳」が二面性を持っているのですね。 後者の、意識を前向き、上向きにする積極的な面もある、といった面の方が強く感じていましたが、 なるほどたしかに「道徳」が縛っている面もありますね! よくもわるくも、言動を取る際に、自問自答して、自分の道徳観と照らし合わせています。 >最近は「愛国精神」などというような考えにすりかえられているようにも思います。 なんと! びっくりです。 そんなものではないと思います!!! >一般的に「道徳」という言葉から近いものはやはり日本でも伝統のある「論語」が思い出されます。 はい、論語かなぁと思い、購入し手元にあります。 それは解説付きなのですが、なかなか読みづらいです^^; それに、思うのですが、その「解説」は解説者の考えに基づくものであり、 聖書のように、色々な解釈ができるのではないかと。 では単に訳したものはどうか。 それも訳者による言葉の表現がなされています。 となると、原文を読むしかない。 しかし、いくら語学を身につけても、文化的な背景が異なるのに、それを受け入れられるとは思えません。 >梅原猛の授業「道徳」、などですね。 こちらは是非参考にさせていただきたいと思います。 ちなみに、 >どんな動機からそう思われたのかわかりませんが、 奔放で充実した学生時代を経て、社会人になり、 さまざまな過程で人との関わりを積み、また社会の成り立ちを考えたとき、 自分が無垢な状態ではないことに気付きました。 大人になって無垢でいるのは無理です。 悪・不実・疑念・闇、それらも分かって振る舞わないと、「幼稚な大人」だと思います。 けれど。 一度、心を、価値観を、整理したいと思い立ちました。 それこそ、人は何故人を殺してはいけないのだろうか、といったこともたいへん興味深い題材です。 今一度、道徳とは何か、考えることは大切だと思います。 無垢な状態に戻りたいわけではないですが、まっさらにしたいです。 参考になりました。