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弦を伝わる横波の波動方程式
(1)x~x+Δxにある線密度σの弦の一部分の運を考察する。y方向の変位をy(x,t)とし、弦の張力をTとすると、弦の一部分に働く力のy成分がT∂^2y/∂x^2・Δxと書けることを示せ。 (2)弦の一部分の振動を表す運動方程式を求め、それが波動方程式になることを示せ。 (3)弦を伝わる横波の伝播速度を決定する物理量は何か。 (4)ギターの弦が細いとき、音が高くなる理由を考えよ。 テスト前なのに分からないので教えていただきたいです。 お願いします。
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- ereserve67
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(1)xの部分のx軸と弦の接線のなす角をθ(x)とするとθは微小だから ∂y(x)/∂x=tanθ(x)≒sinθ(x) σ⊿xの部分の xのところでは-Tsinθ(x)≒-T∂y(x)/∂x x+⊿xのところではTsinθ(x+⊿x)≒T∂y(x+⊿x)/∂x よってσ⊿xに働く力のy成分は -T∂y(x)/∂x+T∂y(x+⊿x)/∂x T{∂y(x+⊿x)/∂x-∂y(x)/∂x} ≒T(∂^2y/∂x^2)⊿x (2)(1)より σ⊿x∂^2y/∂t^2≒T(∂^2y/∂x^2)⊿x ⊿x→0として σ∂^2y/∂t^2=T∂^2y/∂x^2 c=√(T/σ)とおくと, (1/c^2)∂^2y/∂t^2=∂^2y/∂x^2 これは速さcの波動方程式です. (3)(2)より波動の伝わる速さはc=√(T/σ)で,弦の張力Tと線密度σで決まります. (4)振動数νは ν=c/λ=√(T/σ)/λ∝1/√σ 張力と波長が一定なら振動数は線密度σが小さいと音が高くなります. 弦の長さ=L 弦の断面積=A 弦の体密度=ρ とすると σ=ρA/L ですから,ρ一定(材質一定),L一定ならσはAに比例します.細いほどAが小さく,音が高くなります.