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見かけの溶解度とはなにか
見かけの溶解度とは, いわゆる溶解度と何が異なるのでしょうか。 具体例で教えていただけるとうれしいです。 シクロデキストリンを使って、化合物Aの見かけの溶解度が..... というような文章がありました。 何卒お願い申し上げます。
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水に溶けにくい物質(親油性、疎水性の物質)をシクロデキストリンに包接すれば、見かけ上水に溶けたようになります。シクロデキストリンに包接させたときに溶ける溶解度を見かけの溶解度といいます。普通の溶解度は、シクロデキストリンなどの補助剤を使わないときの溶解度ですね。 シクロデキストリンは、グルコースが環状に結合したもので、空洞部分が親油性で、外周部分は親水性です。親油性物質がこの空洞部分に入り込んで(包接)水に溶けるようになります。 いわば、1mしか泳げない人が浮き輪を使って10m泳げたというようなもので、1mが溶解度、10mが見かけの溶解度ということですね。 http://www.cyclochem.com/cd/o_001.html