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溶解度について
水に対する溶解度を考えると、たとえばある物質Aの溶解度が50だとしたとき水100gに50g溶けるのは分かるのですが、他の物質Bがすでに溶けている水溶液100gに物質Aは50g溶けるのでしょうか?
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No.2で述べておられる「同種のイオン」というのは、化学的に同じイオンという意味です。たとえば、塩化ナトリウムと塩化カリウムでは、どちらも「塩化物イオン」という「同種のイオン」に解離するというような感じです。 したがって、ショ糖と塩化ナトリウムというのは「同種のイオン」には該当しません。 >例えば同温でショ糖が溶けている水溶液100gに塩化ナトリウムは溶解度まで溶けるのでしょうか? *やってみなければ断定的なことは言えませんが、おそらく溶けません。No.1で述べましたように、水とショ糖水は別の物だからです。つまり、ショ糖が溶け込むことによって、水分子と塩化ナトリウム(塩化物イオン+ナトリウムイオン)の相互作用が阻害されるからです。こうした場合、一般論として、溶解度が変化します。しかし、溶解度が減少するか、増加するかは、それらの組み合わせによるとお考え下さい。このことは、No.2のご回答の真ん中あたりに書かれていることと関連します。
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時々この質問が出ますが、場合により答えは異なってきます。 つまり、水に塩(えん)などを溶かすと、「溶解度積」まで行かなくとも同種のイオンが存在したりする場合、溶けにくくなったりします。 一方有機溶媒を水に溶かしてそれに有機物を溶かしたりする場合には、はっきり「解け易く」なります。 AもBも液体だったり、A水溶液とB水溶液が分離したりすると、水-A-B三成分系の「相図」を描く羽目になります。
補足
お答えありがとうございます!同種のと言うのは、同じイオンと言うことですか!?それとも同族とかそういった事でしょうか?例えば同温でショ糖が溶けている水溶液100gに塩化ナトリウムは溶解度まで溶けるのでしょうか?ショ糖と塩化ナトリウムは違うイオンだと思うのですが。
現実問題としては、溶けないのが一般的だと思います。 たとえば、溶解度の低いもの同士であれば、溶質間の反応や特別な相互作用がない限りは、溶解度に大きな変化はないでしょう。 しかし、本件のように多量のAが溶けた水と、何も溶けていない水とでは、その性質があまりにも違いすぎます。したがって、Bの溶解度に違いが出るものと考えられます。
お礼
加える物質どうしで相互作用は変わってくるのですね。以前大学入試もんだいを解いていたらこのような疑問を抱かざるを得ない文章だったのでそれ以来引っかかっていたのですが解決しました。自分なりにももう少し勉強していきたいと思います。ありがとうございました!