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国語
アメリカ人のお友達に、「誰がパーティーに行きましたか?」という文で、なぜ「誰は」にならないのか聞かれたのですが、どう説明すればよいでしょうか。。困っています。よろしくお願いします。
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「誰がパーティーに行きましたか?」という文は、 「パーティに行ったのは誰か?」ということを尋ねている文です。 つまり、「パーティに行くという行為をした主体を特定してください」という内容です。 【主体(場合によっては、対象)を特定】するためには格助詞の「が」を使います。 「は」というのは【主題提示】の用法を持つ係助詞です。 「冬は寒いです」は、「冬について述べてみれば、寒いです」といった意味になります。 つまり、何について述べるのかが確定していないと「○○は」という表現は使えません。 「彼はパーティに行きましたか」という表現はできますが、「誰は」に置き換えることはできない、ということになります。
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- LinguaFranca
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この問題は実質的には「は」と「が」の違いの問題です。 (1)文法的な説明 (2)実際にアメリカ人のお友達にどう説明すればいいか この2点にしぼって説明したいと思います。 (1)文法的な説明 具体的に「私はスミスです」と「私がスミスです」はどう違うのかを考えます。 まず、「AはBです」と簡単に考えますと、 Aの部分に疑問を表わす単語、「何」や「誰」が入らないのに対し、Bには入ることに気が付きます。 ジャック:「あの人は誰ですか?」 マイケル:「あの人はスミスさんです。」 というような会話を考えてみると、マイケルが知りたかったのは、スミスさんだという情報です。もっと言えば、「AはBです」のBに当てはまる部分が、ジャックが聞きたかった情報であり、マイケルが伝えたい情報であり、かつ新しい情報なのです。 まとめますと、「AはBである」という文では、Bが新しい情報。 次に、「AがBです」と表しますと、 疑問を表わす単語は今度はAにしか入りません。(例えば、「スミスさんが誰ですか」はおかしい。) ジャック:「誰がスミスさんですか?」 マイケル:「あの人がスミスさんです。」 今回の場合では、ジャックが知りたいのは、「あの人が」という情報です。 つまり、おなじようにまとめますと、「AがBである」という文では、Aが新しい情報。 以上の2点、「AはBである」という文では、Bが新しい情報であり、「AがBである」という文では、Aが新しい情報であるということを踏まえると、 >「誰がパーティーに行きましたか?」という文で、なぜ「誰は」にならないのか という問に文法的に答えられます。 「は」と「が」では今見てきたように、知りたい情報、伝えたい情報、新しい情報、もっと言えば、重要な情報の位置が違うのです。 (2)実際にアメリカ人のお友達にどう説明すればいいか (1)で話してきたことをそのお友達に説明されてもいいと思いますが、難しい場合には以下の点だけ伝えればその質問に関しては十分だと思います。 「何」「誰」のように疑問を示す語が最初に来る文では「が」を使う。 なんで?と質問されれば、(1)の説明をすれば大丈夫です。
- marbleshit
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日本語では疑問詞は『は』で受けません。 〔誰が〕 〔何が〕 〔どれが〕 〔いつが〕 〔どこが〕 〔どんなことが〕 等枚挙に暇がありません。 但し〔何はともあれ〕は慣用句なので例外です。 でもこれは説明不要でしょう。
- Him-hymn
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何、誰、どっち、どちら、いつ、どこーーなど、疑問の意味を持ったものは、「は」でなく助詞の「が」を用います。 何が好き? どっちがいい? どちらが正しい? いつがいい? どこが便利? これらは「は」ではダメです。 難しい文法説明をするとややこしくなるでしょうから、以上のように説明することをおすすめします。