- 締切済み
「ゆっくりと」の「と」
お世話になっています。 女は、茂作の顔にゆっくりと自分の顔を近づけていた。 という文についての質問です。 「と」についての分類と、この文での働きと、簡単な(英語圏の人に説明するので簡単な)例文を教えてください。 自分が考えた例文は だんだんと寒くなってきた。 パンにバターをたっぷりと塗る。 です。 宜しくお願いします。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
みんなの回答
- 麻野 なぎ(@AsanoNagi)
- ベストアンサー率45% (763/1670)
『学研国語大辞典』では、「{副詞につけて}単に副詞句を作るのに用いる。」という意味を、格助詞「と」の、6番目の意味に採用しています。これが、しっくりくる気がします。 副詞句を作るので、意味としては同じだとしても、そこで(句としてのまとまりがあるので)一息入るようなイメージになるのではないかと思います。
- marisuka
- ベストアンサー率38% (657/1685)
No.3です。 でももっと探してみたら、「しーんと」「ぼーっと」「じーっと」「ぐっと」「ずっと」など、変化しない状態を表すときには「と」が必要ですよねぇ…。 これらは「あってもなくても同じ」とは言えないので、もう少し考えてみます。
- marisuka
- ベストアンサー率38% (657/1685)
「状態を表す副詞の一部で、最後にあるが、なくても意味は変わらない」 でいいのでは? 外国の方に説明するなら、それ以上の説明はムダではないでしょうか。 だんだん=だんだんと たっぷり=たっぷりと これでいいのでは? 「と」がある場合とない場合の違いは、納得のいく説明ができないでしょう。「と」がなくても、その前は状態であることに変わりはないのだし。 なぜ「と」がなくてもいいかについては、形容詞や形容動詞の語幹用法と同じ理屈ではないでしょうかね。語幹で言いたいことは言えたのだから、あとはあってもなくてもいい、というような。
- bluestorm666
- ベストアンサー率42% (81/189)
辞書で「ゆっくり」や「たっぷり」を調べると、「ゆっくり(と)」・「たっぷり(と)」と書いてありますが、これはたぶん「ゆっくりと」までを副詞の一部とみる考え方もある、ということだと思います。 それでは、外国の方に説明するのにあまり役に立ちませんね。 日本国語大辞典では格助詞「と」の【2.連用関係を表すもの】の三つ目の用法として、 「体言を承けてそれを状態性概念とし、また、擬態語を承けて状態性副詞を構成し、動作概念を修飾する。…」 というものが書かれています。 広辞苑では格助詞「と」の【3.ある物事・状態であると認定して資格を与える。】の四つ目の用法として、 「状態を表す。…で。」とあり、用例として、「にこにこと」「次々と」などが挙げられています。 外国の人に教えるとしたら、「格助詞で、擬態語や名詞・副詞などに接続して、ある状態を表す文節を作り、動作概念を表す言葉を修飾する働きの《と》である。」と教えて良いのではないでしょうか。(明鏡国語辞典では、単に【動作や状態の様子を表す】と説明してあるのですが、こちらの方が曖昧だけれど教えやすいかもしれません。) *『ボソボソと話す』・『一人二人と立ち去った』・『きっぱりと別れる』・『空がからりと晴れ上がる』・『蝶よ花よといつくしむ』 以上は、「明鏡国語辞典」の用例です。
- marbleshit
- ベストアンサー率49% (5033/10253)
『ゆっくり』+『と』=slow + ly 『だんだん』+『と』=gradual + ly 『たっぷり』+『と』=full + y 『かっきり』+『と』=exact + ly 『すっきり』+『と』=clear + ly 『とっぷり』+『と』=dim + ly のように形容動詞+『と』で副詞的機能を保持することになります。