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ヌクレオチド数の計算方法
遺伝学の授業でDNAを構成するヌクレオチド数の計算について教わったのですが,テキストではドルトン数が650のところ,計算では615を使用しないと誤差が出てしまう,と習いました。この誤差はどこから発生するのですか?
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- courreges
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(あ!またrei00さんだ...) 失礼しました.rei00さんに補足します. DNAを業者から購入すると,分子量が615で計算したよりも大きな数字で記載されていることがあります.これは,DNAをNa塩として考えるからです. DNAは通常の方法で抽出してくると,Na塩として得られます.ヌクレオチドとヌクレオチドの結合はリン酸基と糖の5'位の水酸基で形成されますが,リン酸基の2つの酸素のうち1つは水溶液中ではO<SUP>-</SUP>であり,抽出時には酢酸ナトリウムを加えることでNa塩となっています(酢酸アンモニウムを加えてアンモニウム塩となっている場合もあります) 業者からDNAを購入するときは,Na塩として精製し出荷することが多いので,615にNaを2個分加えた「661.5」で計算されているのでしょう. 質問の本質からずれていますね.ごめんなさい.
- rei00
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正確な所は分かりませんが,おそらくヌクレオチド鎖形成時の脱水を計算に入れてられると思います。つまり,次の様な事です。 650という数字はヌクレオチド単体の平均分子量の2倍だと思います。何故,2倍を使うかというと,ヌクレオチド鎖は対になって存在するからです。 ここで,ヌクレオチド単体から DNA を構成するには,各ヌクレオチドが脱水縮合する必要があります。この段階で脱水分の36(18の2倍)を引かなければいけないと,その先生は主張されているのだと思います。 で,36引くと614なのに,何故615かというのは,おそらく元の650自身が平均分子量なので,半端な614でなく,切りがよい615とおっしゃったと思います。
お礼
なるほど、簡単には計算できないのですね。奥が深ーいんですねぇ。わかりやすい回答有難うございました。
お礼
そういえば確かにNa塩って書いてありました。あれはこういうことなんですね。その講義の先生は答えが2つあるといってたのでcourregesさんとrei00サンの答えでおそらく解決でしょう。本当に有難うございました。