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ヌクレオチドについて
知識が乏しいので教えて下さい。 TCAにて産生されるATPとDNAを構成しているATPは同じと考えてよいのでしょうか。 ヌクレオチドはDNAの構成要素というイメージでしたが、ATPだけはエネルギーとして使われるのが不思議に思ってしまいました。 また、プリン系ヌクレオチドの摂取が多いと代謝に困り疾病を引き起こすのは、体内でATPを産生していることにも関係がありますか。ATPについては、取り込んだものと、体内で産生されたもの、構成要素になっているものの関係がよくわかりません。 質問が不明な点あるかと思いますが、リンクできるような知識をいただけたら助かります。
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>TCAにて産生されるATPとDNAを構成しているATPは同じと考えてよいのでしょうか。 いいえ、少し違います。 DNAで使われるのは、dNTP(デオキシエヌティーピー(デオキシリボヌクレオシド三リン酸))でありdATP, dTTP, dGTP, dCTPです。 DNA合成時にそれらヌクレオチドのリン酸基は2つ取れるので、厳密にはdNTPが構成しているとは言えません。つまりdATPはDNAの材料となりますが、リン酸基同士の結合のエネルギーを用いてDNAに組み込まれ、その際ピロリン酸が遊離します。 一方RNA合成に使われるのはNTP(エヌティーピー(リボシヌクレオシド三リン酸))であり、ATP, UTP, GTP, CTPなどがあります。つまりRNA合成にはATPが使われます。 >また、プリン系ヌクレオチドの摂取が多いと代謝に困り疾病を引き起こすのは、体内でATPを産生していることにも関係がありますか。 もともと、体内で多量に生産されるものなので、関係はあると思います。取り込まれたNTPもdNTPも吸収して使われていると思います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8C%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%81%E3%83%89 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%87%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%83%B3%E4%B8%89%E3%83%AA%E3%83%B3%E9%85%B8
お礼
高等な回答ありがとうございます。 DNAでは、リン酸の数も違うし糖もちがうんですね。お陰さまで理解が深まったと思います。心から感謝します!!