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コンデンサーの充電について疑問が!最中の極板間の電位差は?
- 容量CのコンデンサーにVボルトの電池をつないで充電すると、充電完了後の極板間の電位差は電池と同じVボルトになります。しかし、充電されている最中の極板間の電位差はどうなるのでしょうか?
- 公式によると、充電中の極板間の電位差V'はV'=Q/Cとなり、Qによって変わる変数です。そのため、充電される最中の極板間の電位差はVとは異なる値になります。
- 一方、導線部分の電位はどこでも等しいとされており、V=V'となるはずです。しかし、実際にはVとV'は異なるため、この考え方には矛盾が生じます。充電される最中の極板間の電位差はVなのかV'なのか、これが問題となっています。
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高校でどの程度のレベルで教わるのか分かりませんが、イメージとして、直流で充電中のコンデンサーは時間とともに変化する抵抗のようなもの、と考えればよいのです。 コンデンサー両極間の電位差がV'=Q/Cであることはご存知のようなので、これの時間変化をイメージしてもらえれば理解できると思います。 電池をつなぐ前、コンデンサー両極間の電位差はゼロです。 電池をつないだ直後は、コンデンサーにたまっている電荷Qは小さいので、コンデンサーに相当する抵抗値は小さく、大きな電流が流れてコンデンサーを充電します。(Qが小さいのでV'=Q/Cが小さく、電源電圧Vから電流が流れ込む) 電流が流れてコンデンサーが充電されるに従って(電荷Qが大きくなる)、静電容量「C」で決まる抵抗が大きくなり、電流は急速に小さくなります。 正確には、V'がVに等しくなって、電流が流れなくなるのは無限大の時間後ですが、通常の電気回路に使われているコンデンサーの容量Cでは、ミリ秒のオーダーでV'がVの99%程度になる、という感じです。 上に言葉で書いたコンデンサー両電極間の電圧変化は、「2」に書いてある図を参照して下さい。 http://www.jeea.or.jp/course/contents/01118/
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- rnakamra
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> ところが導線部分の電位はどこでも等しいので、V=V'となると思います。 > これは矛盾すると思います。 現実問題として導線には必ず抵抗があるため電流が流れている状態ではどこでも等しい、ということにはなりません。 電流がIで導線(両極につながる両方の合計)の抵抗をRとすると V'=V-RI となります。 充電を始めた直後はV'が小さいためIが大きくなります。十分時間がたつとV≒V'となり電流がほとんど流れなくなります。
お礼
理解できました。ご回答ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 回路の電圧方程式というのがあるのですね。 なんとなく理解できました。