質問者さんが困りそうな状況になってる気がするなあ。
でも丸投げの丸写しになったんでは意味がないんで、一体何がどうなってるのか、ゆっくり進めてみましょう。ご質問の積分
J = ∫∫∫[(x,y,z)∈A] y dx dy dz
において、積分する領域Aは
A = {(x,y,z) | x≧0, y≧0, z≧0, x+y+z≦1}
ですね。これを
A = {(x,y,z) | x≧0, z≧0, x+z≦1} ∩ {(x,y,z) | 0≦y≦1-x-z}
と、ふたつの領域の共通部分として捉えることにします。この右辺の2つ目の領域に注目すると、(x,z)を具体的に決めれば、yの範囲が具体的に決まる。つまりこれは「各(x,z)について、yの範囲を表したもの」と読めるでしょう。
そこで、ある勝手な(x,z)における、被積分関数yのyに関する積分を考えれば、積分範囲は各(x,z)について決まり、
f(x,z) = ∫[0,1-x-z] y dy
ということになる。当然これは(x,z)の各点で何か実数値を持つ2変数関数になり、実際、計算すると
f(x,z)= ((1-x-z)^2)/2
です。
これでyの話は片づいて、ご質問の積分は
J = ∫∫[(x,z)∈B] f(x,z) dx dz
という二重積分になった。ただし積分する領域Bは、Aの右辺の一つ目の領域
B = {(x,z) | x≧0, z≧0, x+z≦1}
です。
次にこの領域Bを
B = {(x,z) | 0≦x≦1} ∩ {(x,z) |0≦z≦1-x}
と捉えることにして、右辺の2つ目の領域を「各xについて、zの範囲を表したもの」と読みます。
そして、ある勝手なxにおける、被積分関数f(x,z)のzに関する積分を考えると、積分範囲は各xについて決まるんですから、
g(x) = ∫[0,1-x] f(x,z) dz
です。もちろんこれはxの各点で何か実数値を持つ1変数関数になる。
これでzの話も終わって、かくてご質問の積分は
J = ∫[x∈C] g(x) dx
となりました。このとき、積分する領域Cは
C = { x | 0≦x≦1}
ですから、つまり、
J = ∫[0,1] g(x) dx
ということ。これを計算すればおしまいです。