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ポアソンの積分公式に関する質問です

Z平面の上半面(z=x+iy,y>0)でラプラスの方程式を満たし、実軸上(y=0)で U(x,0)=1(x≧0),0(x<0) を満たすU(x,y)を求めよという問題で、 U(x,y)=y/π×integral(0,∞)((ξ-x)^2+y^2)dξ=1-1/π×atan(y/x) となるそうなのですが、解の第二項目は出てくるのですが、初めの1がでる理由が いまいちわかりません。計算していくと[atan(t)](0,-y/x)の定積分に変換できると思うのですが atan(0)=0なので、どうして項が残るのか理解できないで困っています。どなたかわかりやすく 教えていただけないでしょうか?

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回答No.2

ANo.1です.もう少し詳しく解説しましょう. U(x,y)=(1/π)∫_0^∞[y/{(ξ-x)^2+y^2)}]dξ Heaviside関数をθ(x)=1(x>0),0(x<0)とします. (1)y>0のとき U=(1/π)∫_{-x/y}^∞[1/{(ξ-x)/y}^2+1)}]d{(ξ-x)/y} =(1/π)∫_{-x/y}^∞{1/(t^2+1)}dt =(1/π)[Arctan(t)]_{-x/y}^∞=(1/π){π/2-Arctan(-x/y)} =1/2+(1/π)Arctan(x/y) (2)y<0のとき U=-(1/π)∫_{x/y}^{∞}[1/{(ξ-x)/(-y)}^2+1)}]d{(ξ-x)/(-y)} =-(1/π)∫_{x/y}^{∞}{1/(t^2+1)}dt =-(1/π)[Arctan(t)]_{x/y}^{∞}=-(1/π){π/2-Arctan(x/y)} =-1/2+(1/π)Arctan(x/y) sgn(y)をyの符号とすると,sgn(y)=1(y>0),-1(y<0)で (☆)U(x,y)=sgn(y)(1/2)+(1/π)Arctan(x/y) 以下y>0として,☆を書き変えましょう. x>0ならx/y>0,y/x>0だから Arctan(x/y)=π/2-Arctan(y/x) となりますが,x<0ならx/y<0,y/x<0だから Arctan(-x/y)=π/2-Arctan(-y/x) ⇔Arctan(x/y)=-π/2-Arctan(y/x) となります.すなわちy>0のとき Arctan(x/y)={θ(x)-1/2}π-Arctan(y/x) となりますから,y>0のときの☆は U(x,y)=1/2+(1/π)[{θ(x)-1/2}π-Arctan(y/x)] U(x,y)=θ(x)-(1/π)Arctan(y/x) (y>0) となります.「初めの1は」θ(x)になるはずです.こうならば,境界条件 U(x,+0)=θ(x) も満たすことができます.

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回答No.1

U(x,y)の積分表示を U(x,y)=(y/π)∫_0^∞[1/{(ξ-x)^2+y^2)}]dξ =(1/π)∫_0^∞[y/{(ξ-x)^2+y^2)}]dξ とします.(被積分関数は逆数でなくては収束しません) 掲載の計算はよくわかりませんが(atanはarctan?)以下のようにするとできます. 被積分関数を(1)y>0と(2)y<0に場合分けします. (1)y>0のとき U=(1/π)∫_0^∞[1/{(ξ-x)/y}^2+1)}]d{(ξ-x)/y} =(1/π)∫_{-x/y}^∞{1/(t^2+1)}dt =(1/π)[Arctan(t)]_{-x/y}^∞=(1/π){π/2-Arctan(-x/y)} =1/2+(1/π)Arctan(x/y)} (2)y<0のとき U=-(1/π)∫_0^{∞}[1/{(ξ-x)/(-y)}^2+1)}]d{(ξ-x)/(-y)} =-(1/π)∫_{x/y}^{∞}{1/(t^2+1)}dt =-(1/π)[Arctan(t)]_{x/y}^{∞}=-(1/π){π/2-Arctan(x/y)} =-1/2+(1/π)Arctan(x/y) sgn(y)をyの符号とすると, U(x,y)=sgn(y)(1/2)+(1/π)Arctan(x/y) こうなるのではないでしょうか.これはy>0でLaplace方程式を満たしますし,y→+0とすると sgn(y)=1 (1/π)Arctan(x/y)→1/2(x>0),-1/2(x<0) ∴U(x,+0)=1/2+1/2=1(x>0),1/2-1/2=0(x<0) すなわち U(x,+0)=θ(x)(Heaviside関数) となります.(x=0では未定義とします)

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