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師団における指揮・隷属について
指揮下・隷下についてわからない部分があります。 例えば昭和12年ころの第1師団では、師団を構成する歩兵第1旅団・歩兵第49連隊・騎兵第1連隊等の部隊は『第1師団長の隷下』にあると表現しますよね。この場合、歩兵第1旅団と歩兵第49連隊の関係はなんというのでしょうか。『連隊は師団長に隷属していて旅団長の指揮を受ける』のか『聯隊長は旅団長に隷属、旅団長は師団長に隷属』なのでしょうか。 また、師団司令部は部隊として師団長に隷属していると表現するものでしょうか?
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四単位師団(師団内に歩兵連隊が四個有る場合)の場合は、連隊長は旅団長(2個連隊をそれぞれ指揮する)に隷属し、旅団長は師団長(2個旅団を指揮する)に隷属する。 三単位師団(師団内に歩兵連隊が三個有る場合)の場合は、連隊長は師団長に直接隷属します。 (三単位の場合、そもそも師団内に旅団は置かず、変わりに兵団長[旅団長を置かずに、歩兵団長などを置く]が特科事項について指揮・監督を行う事とされた。) 第一師団は、時期によって四単位だったり三単位だったりするのでややこしい部隊だったりしますが…。 (1940年(昭和15年)8月に三単位に改編) 三単位制が採用されたのは、一番大きいのは日中戦争などで戦域が拡大した事により、人員を増やすことなく戦略単位を増やす(3個師団から1個ずつ連隊を抜けば、人員が変らないのに戦略単位が4個[4個師団]になる)ということだと思います。 (人員を減らす代わりに、戦車部隊などを編入しているので戦力は必ずしも減少していないのですが…。) >師団司令部は部隊として師団長に隷属していると表現するものでしょうか? 師団長って師団司令部の長として、司令部を構成する要員の1人ですから、隷属すると言うのはちょっと違うかと思います…。