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エントロピー
今、思ったんですが、エントロピーって時間の関数じゃないですか?過去と未来軸をプラスマイナスとして。
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熱力学の中で定義されているエントロピーは状態を表す関数です。平衡状態で決まる量です。時間を含んでいれば平衡状態ではありません。 平衡状態で定義されたエントロピーを非平衡状態に使うことはできません。 使うとすれば定義の変更が必要です。同じ言葉を異なる条件で使うのですから重なり合うところも重なり合わないところもあります。単に「エントロピー」というだけでどちらの場合もカバーしている意味に使うということは出来ないのです。 もしあなたが「エントロピー増大の法則」と言われているものを手掛かりにして「増大するのであれば時間の関数である」と言っているのであれば誤解です。 これは平衡状態の熱力学の範囲で出てきている表現です。 第二法則が前提としているのは不可逆過程の存在です。これは2つの平衡状態の間に前後関係を付けることができるということを表しています。その意味では時間が入っていることになります。しかし、その平衡状態の実現に要する時間についてはなにも言っていません。それは熱力学の範囲外です。 不可逆過程の存在を認めていますが不可逆過程そのものを扱っているのではありません。扱っているのはあくまでもそういう変化の結果行きついた先の平衡状態です。エントロピーに付随する不等号はこの平衡状態が実現する時に起こった変化が可逆的なものか、不可逆的なものかのの違いを表しています。行きついた先の状態が平衡状態であるからこそ不可逆変化が起こった時のエントロピー変化を別の経路で起こった可逆変化でのエントロピー変化でもって評価することができるのです。
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- 雪中庵(@psytex)
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そういう指摘は昔から言われている事です。 しかしエントロピーは統計力学的な指標ですので、基底を 成す時間に掛かる事はできません。 具体的には、コップの水に赤インクを落とすと、どんどん ピンクに混ざっていく=エントロピー増大するので、時間に 比例すると言える気がします。 しかし、箱の左右に赤と白の玉を入れて混ぜても、同じく どんどん混ざっていくようですが、たとえば赤白5個ずつの 玉でやれば、かなりの頻度で左右に赤白分かれる事が あります。 もし、時間の関数ならば、そのたびに時間の流れが逆転 している事になってしまいます。
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回答ありがとうございます。
- Mokuzo100nenn
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関数ではないですね。 関数が成り立つためには、時間を指定した時に必ずエントロピーが求まることが必要です。 で、1000年後のエントロピーは?
お礼
回答ありがとうございます。
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回答ありがとうございます。