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「いけしゃあしゃあ」と「ぬけぬけ」は同じ意味ですか
- 「いけしゃあしゃあ」と「ぬけぬけ」は似た意味を持ちますが、微妙な違いがあります。
- 「いけしゃあしゃあ」は、自分のことを棚に上げて平気な様子を表し、自己中心的な態度を指します。
- 一方、「ぬけぬけ」は、厚かましい様子を表し、他人に対して軽率な行動を取ることを指します。
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1.いけしゃあしゃあ 「しゃあ【洒】(副詞)(1)愛想がなく、つんとしているさまを表す語。(2)あつかましいさま。」(「国語大辞典」小学館) 「いけしゃあしゃあまじまじと(副詞)つら憎いほど平然と。平気の平左衛門で。」(前田勇「江戸語の辞典」) 相手の反応を遮断し、何事もなかったかのように「まじまじ(知らん顔/常態)」でいる──その意味では「糠に釘」「暖簾に腕押し」「蛙の面に水」で「われ関せず焉」であり、まさに破廉恥漢・人非人への形容。 2.ぬけぬけと 「ぬけぬけ【抜け抜け】(副詞)(2)(「と」を伴って)(イ)愚かで人にだまされるさま。まぬけなさま。(ロ)あつかましいさま。鉄面皮なさま。しゃあしゃあ。」(「古語大辞典」小学館) 本来は人に騙される愚かさの形容だが、それが後には「しゃあしゃあ」に通じる意味にもなった。 ただし、その「愚か振り」の態度から発する言辞での「抜け潜(こぐ)り文句」「逃げ口上」を貫くために、その「愚か」というマヌーバーな擬態を通し抜く趣での「しゃあしゃあ」であって、本来の「しゃあしゃあ」の持つ、相手を相手とも思わず悔恨や自責の念といった人間感情を遠く離れた「破廉恥漢・人非人」という、「われ関せず焉」「まじまじ(知らん顔/常態)」までは至っていないのでしょう。
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- bakansky
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それぞれの言葉の由来が異なるので、意味を説明するとなると違う表現で説明されたりしますが、用法としては重なる部分があると思います。 「自分の事は棚に上げておいて、いけしゃあしゃあとそんなことを言いやがった」 対象とされている人物の態度様子に少しも恥じ入る風もない、ということを述べている感じがします。当人のいない場所で語っている感じも。また、自分の非を平然と認めているという場合もあるかもしれず、その場合には 「ぬけぬけと」 というのとは、やや違うかもしれないという気がします。 「自分の事は棚に上げといて、よくもぬけぬけとそんなことが言えたもんだ」 これは当人を前にしての発言としても、当人がいない場所での発言としても通るのではないかと思います。「ぬけぬけ」 は 「抜け抜け」 なので、「言い逃れ」 というニュアンスもあったのかもしれない。「言い逃れ」 をするには動揺するところを見せないようにしますから、「ずうずうしい」 態度とも取られるわけです。 非常に微妙ですが、お示しの例の場合には、今日の感覚では、ほとんど同じだとしてよいように思います。
お礼
ありがとうございました。
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