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入声音やパッチム(p,t,k)などの弁別について
- 中国語(広東語)や韓国語の入声音やパッチム(p,t,k)などの発音について疑問があります。
- 末尾の子音がp、t、kで終わる発音をネイティブの方はどのように聞き取っているのか気になります。
- 文脈や口の形だけでなんとなく把握しているのか、または実際に聞こえる音が違うのか知りたいです。
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#1です。補足です。 下記のネイティブの発音で、ハングル文字の名前をお聴きになると、入声で発音される -p、-t、-k の音色の違いが分かります。 http://www.youtube.com/watch?v=IXOM1TZ6J_4&feature=related p で終わる ㅂ、ㅍ t で終わる ㄹ、ㅅ、ㅈ、ㅊ、ㅌ k で終わる ㄱ、ㅋ などで、その前の母音の音色が微妙に変わるのがお分かりになると思います。
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- mide
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語尾の閉鎖音は,破裂しなくても区別できる音です。 音声学的には,閉鎖音の閉鎖が持続されている間は無音なのですが,その前段階で母音から閉鎖にいたる間にその閉鎖音特有の音の推移があります。 たとえば[dad]という語があり,最後の[d]は閉鎖のまま終わるとします。最後の[d]は無音と思いがちなのですが,実際にはこのとき d-a-d の d-a の時間的変化を逆にしたような変化が a-d にも現れます。模式的に時間軸を引き伸ばして書くと 閉鎖<<<<aaaaaaaaaaaa>>>>閉鎖 のような変化で,時間的にほぼ対称になっています。 この <<<< の部分の推移により[d]であると聞き取れるわけですが,時間的に逆にした変化が最後の閉鎖の前に >>>> という形で起こっており,時間的に逆にしただけですから聞こえてもいます。しかし日本語にはこれで弁別する単語の組がないため,[d]であると認識できないように言語音を習得してしまっているのです。 言語によってはこの認識は困難なくできますが,日本人でもある程度訓練すれば聞き分けられるようになります。ですから答えとしては「実際に聞こえていて,音声学的にも違う」です。
お礼
その見方はとても興味深いです。 逆再生すれば同じになるということですよね.。 濃音とかの練習にも応用できそうです。ありがとうございました!
- SPS700
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1。 末尾の子音がp、t、k で終わる発音をネイティブの方は区別して聞き取っているのでしょうか? はい。 でなければ、yap, yat, yak の区別が出来ないと言うことになります。 2。 基本的にどのテキスト等にも、t,p,k自身は発音しないとあるので 「発音しない」のではなくて、 「p, t, k の位置で閉鎖して、解放しない」と言うのが正しいと思います。 3。 これは単に文脈や口の形だけでなんとなく把握しているのでしょうか、 はい。両唇音の [p] などは、外から見ただけで分かりますが、音も唇を開いている [t] や [k] とは違います。朝鮮語で「ご飯」を意味する pap を発音してもらって唇を見ていれば最初の p と同じように最後の p も、両唇が合っているのが分かると同時に音の違いも聞かれます。 4。 音声学的に違うかどうかだけでもご教示いただけると幸いです。 音声学的には違います。
お礼
動画を見ながら、ようやくpは区別できるようになりました! tとkはまだ微妙ですが、センテンスなら前後との絡みで多少は分かるようにもなってきました。ありがとうございます。