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行列式の計算について分からないことがあります
A B C D A(m×m)、B(m×(n-m))、C((n-m)×m)、D((n-m)×(n-m)) とした時に、Cが零行列の場合に行列式がAとDの行列式の積で表わされるのですが、どのように証明したらいいのかが分かりません。 分かる方がいたら、教えてください。
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大学生の方だと思うのですが、行列式の値は、ガウスの掃き出し法で変わらないという事は、ご存知ですか?。連立方程式を解くために、係数行列を上三角化する、行から行を引いて形を整える方法です。 次に、上三角行列の行列式の値は、その対角成分の積という事はご存じですか?。 上記2つの定理を念頭に、 A B C D へガウスの掃き出しをかけ、上三角化する過程を想像します。上三角化が終了すれば、行列式は、 Det=α[1]・α[2]・・・・α[m]・δ[m+1]・δ[m+2]・・・・・δ[n] (1) になります。α[1]~α[m]は、Aブロックの対角成分,δ[m+1]~δ[n]は、Dブロックの対角成分です。 A,Bブロックの上三角化の掃き出しは、Aブロックの情報だけで決まります。よってBブロックに対する掃き出し操作を無視し、A単独を、Aブロックの情報だけを使って上三角化する事は可能です。その時に対角成分に並ぶ要素は、 Det(A)=α[1]・α[2]・・・・α[m] (2) で、これはAの行列式の値です。 Cブロックはもともと零なので、掃き出し不要です。そこでDブロックに進みますが、これはD単独の掃き出しと同じです。その時に対角成分に並ぶ要素は、 Det(D)=δ[m+1]・δ[m+2]・・・・・δ[n] (3) で、これはDの行列式の値です。 (1),(2),(3)より、 Det=Det(A)・Det(D) です。 後は、減点されないように、多少詳しくまとめて下さい(^^)。