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セザンヌって絵が下手じゃないですか?
今、国立新美術館でセザンヌ展がやってます。セザンヌの絵を見るたびに思うのですが、 セザンヌって油画が基本的に下手な人じゃないでしょうか。 色の使い方もガサツだし、色面構成も、静物の置き方も 美術予備校の初心者コースレベル。 「りんごとオレンジ」という作品なんて どう見てもおかしな構成と色使い。 そういう彼が下手なりに突き詰めていった結果、その道のプロとして 扱われているだけで、所謂「ヘタウマ」な作家と言えないでしょうか。
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絵については素人で、技術的なことは分かりません。 おそらく、アカデミックな伝統技術からいえば「下手」なのでしょう。 当時も伝統的な技術を身に付けた画家は他にもたくさんいたのでしょうけれど、現代にほとんど残ってはいないのではないでしょうか。おそらく、その時代にも技術的に「上手」な肖像画や風景画が描かれ、「上手さ」ゆえに裕福な人に買われたのだと思いますが、装飾品として扱われて消耗品に終わったのではないでしょうか。そういった画家は、「名作を残す」「名を残す」ことよりも「日々の糧を得る」ことで満足したということなのでしょう。 伝統的な技術の中に身を置いている限りは、「そこそこの画家」で終わってしまうという危機感が、変革をもたらすのだと思います。 特に19世紀後半は、「写真」という商売敵が現れたので、画家も何らかのブレークスルーを求めていたはずですので、伝統や価値観を乗り越えて、何を開拓したか、その結果がどうだったか、という評価なのだと思います。ブレークスルーはしたが、作品が残らなかった画家も多かったと思います。 私も、セザンヌの風景画や水浴図は好きではなく、技術的にも「?」という気がしますが、人物画や静物画はなかなか良いなと思いっています。これは上手・下手という問題ではなく、感性的なものかもしれません。 私のような素人は、技術的な観点ではなく、そういった感性の観点で見ていればよいので気楽です。
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その通りです。彼は過去の人です。作品は出来上がった時点で死にます。 そして、それが質問者様の作品に今の人が言うことなのでしょう。 厳しいですが、それが死んだものということです。
お礼
ご回答ありがとうございました。そうなんですね。
- sunsowl
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美術を生業としている者としては、ご質問は素直な意見と感じます。 昔「コレクター」という、蝶の標本のコレクターが女性を監禁するというサスペンス映画がありました。 その一シーンに、コレクターの彼が「ピカソの絵のどこがすばらしいんだ、あんな変な絵なのに」ということを監禁した女性に向かって叫ぶというシーンがありまして、それを思い出したところです。 まぁ、言われてみれば確かに変な絵ですよね。女性のヌードなんて、どう見てもお化けですし。 でも、それを大抵の人が「すばらしい」と賞賛するから、とりあえずピカソはすごいということになっていますけど、そういう世の中の評価を鵜呑みにせず、自分の思いを持つのは別に間違いではないでしょう。 絵なんても上手くても下手でも何でも、人間にとって何の影響も与えません。見る人次第です。 ですので、質問者様の意見も、特におおっということでもありません。
お礼
ご回答ありがとうございました。 やっぱりそうですよね。ヘタだと思います。
- k-a-r-a-p-a-n-a
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そうですよ おっしゃるとおり 絵のうまい人っていませんよ もしかしたらこの地球上には 一人もいないかもしれませんね ただ好きか嫌いかだけですよ taijiさんが下手といえばそれは下手に 決まっています 誰かの絵をうまいと言えば それはうまいに決まっています セザンヌは「ヘタウマ」な作家ではなく taijiさんの嫌いな作家 好きでない作家というわけです 世間の評価を気にしてはいけません
補足
ご回答ありがとうございました。 好き嫌い、の前に絵の技法としてかなり変です。 陰影の表現も不十分だし、容器なんて輪郭が曲がっているし、 色面や物体の構成もかなり偏っているし、 そもそもなんの目的で彩色されたのかわからないところも あるし。 ゴッホもそれほど上手くありませんが、セザンヌはそれに輪をかけてヘタクソ… そういうヘタクソな画家がどうして大家として扱われているのでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございました。なるほど。そういう見方もあるんですね