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日本史に詳しい方、教えてください
戦後というと、太平洋戦争以降の事を指すのは何故でしょうか? 歴史的分岐点という意味なら戊辰戦争でもいいですよね? あと、京都など過去の歴史が濃い所は独自の解釈があるそうですが なぜ一般的には戦後=太平洋戦争後なのでしょうか?
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日本が軍事行動として行った最後の大規模戦争であり、世界的にも現時点で最後のほぼ全世界を巻き込んだ「大戦」であり、日本の国家としての事実上の最初で最後の全面的敗戦・無条件降伏であり、明治以来の憲法も含んでの国体・政治・経済的な全面的な改変があったからでしょうね。 しかも、その敗戦を境にして、それ以前は基礎工業力も劣っていたのが、みるみると言っていいほどの成長と発展がありました。 1960年代、世界全体が経済的停滞に入っても日本の経済成長は止まらず、ついには米国に次いで、GNP(当時はGDPはあまり言われていませんでした)が世界第二位にまでなりました。 1970年代、世界全体、特に先進国が不況になっても、日本だけは好景気も科学・技術・工業力進展も維持しました。 1980年代、科学・技術・工業力はさらに進歩し、それまでの「安い粗悪品」のイメージから、「安い」を維持したまま「性能のいい高級品」を作ると世界に認められるようになりました。世界が日本が進歩成長を維持し続ける秘訣を探り、学ぼうとしたほどです。 この、あまりにも違いすぎる時代変化も「戦後」という言葉が、太平洋戦争、あるいはもっと広く第2次大戦後を指す言葉として定着した理由の一つであろうと思います。 太平洋戦争後とされることがあるのは、主要交戦国として、中国との戦争よりも、敗戦した相手が事実上は米国であり、敗戦後も連合国ではなく米国一国に占領されたこともあるかと思います。 個人的な感想ですが、その「戦後」という時代も終わったと感じています。
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- Ishiwara
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日本語には定冠詞がないので欧米諸国の文化に接するときにいろいろ問題になります。「あの戦争」と言えば当然意味が伝わります。その影響を受けて、誰が聞いても誤解がないような場合に「戦前はこうだった」という言い方が次第に広まったように思います。 逆に欧米語でも「アプレ・ゲール(フランス語で「戦後」)」といえば、定冠詞がないのに、それがよく使われていた時代には、だれも「どの戦争?」なんて言わなかったようです。 要するに、言葉は「ほとんどの人が誤解しなければ」自由に省略してもいいということです。定冠詞はそのお手伝いをする、ということでしょう。
- TANUHACHI
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一般的な理解として「太平洋戦争前及び戦中」と「太平洋戦争後」では国家としての枠組みが180度異なります。前者の基本的な枠組みは大日本帝国憲法にあり、後者は日本国憲法に求めることができます。両者の最大の相違点は「主権」が何処にあるのか、主権者が誰であるのかとの点です。現行憲法では「主権在民」でありこの部分が戦前および戦中と異なる点です。 京都で「このあいだの戦争」といえば15世紀の応仁・文明の乱を指すこともあります。質問者様のご理解も一理あります。戊辰戦争(幕末維新戦争)で政治権力が幕藩体制から維新政府へと移行したとの点で「近代以前」と「近代以後」を分割する一つのエポックメイキングの指標を持ち合わせています。
日本史に詳しくはないですけど、一考。 たぶん、 国民的に戦争に巻き込まれた事件で直近のものが 太平洋戦争だからではないでしょうか? 電話でも身近なところなら市外局番なしで電話できたりするし、 家族内でお母さんといえば誰のことを指しているか一目瞭然だし。 そんな感じで今生きている日本人の中で一番身近にある戦争だからではないでしょうか? 外国の戦争は現代でも起きていますけど、やはり他人事な感じはあるでしょう?