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纏足についての有力な学説
なぜ、纏足が始まったのか、そのいきさつ、理由として有力な学説がありましたら教えてください。参考までに、よく聞かれる話を挙げておきます。この中にあるのか、全く別の理由なのか。信憑性の高い情報をお願いします。 ・昔の皇帝が小さい足にほれて女性と結婚したため、その妃のような可愛い足になりたいと小さい頃から処置をはじめた。 ・足が小さいと臀部の筋肉が鍛えられ、女性器のしまりが良くなると男性が考えた。 ・バランスとりにくく、よちよち歩きになる姿がかわいいと思われた。 ・女性に逃げられないように(纏足では速く歩けない)
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劉達臨著『中国性愛文化』には、「纏足」は南唐の李煜(りいく)が宮中の舞姫であった窅娘(ようじょう)を金蓮台で舞わせたときに足を布で巻いて三日月状にしたのが始まりとされています。 http://village.infoweb.ne.jp/~yamamott/hajimete-4.htm 殷の紂王の妃の妲己が妖怪で、足だけが人でないのを隠すために布で足を包んでいて、これを宮中の婦人が真似たという説がありますがこれは伝説のようです。 中国では唐代から足の小さい方が美しいとされ、宋代に入って芸妓が始めたものが広まったというところでしょうか。 『金瓶梅』などでは纏足の「足」がセックスに用いられる様子があります。ヨチヨチ歩くので性器がしまって男性が喜ぶためというのも一説です。 小さな足では歩くのもままならず、働くことも出来ないので裕福な暮らしをしているという証しでもあります。 纏足の施術によって足が腐り、命を落とすこともありましたし、火事のときなども逃げおくれたりした事もあったでしょう。纏足などなくなってよかったなあと思いますね。
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歴史的経緯は#1の方が書かれた通りだと思いますが、1945年を境に「てんそく」の風習は無くなって居ます。 1945年以前では東北(旧満州)地方の人の貧富の差は激しく貧しい人は一生嫁を娶る事は出来ませんでした。 一方中流以上の人は嫁を娶るには、金品で買う風習でしたから折角上玉を手にした妻が逃げ出さない方策として身体的束縛を強いて自由が効かない方が便利なので、「てんそく」を施して居ない女は女に非ずと言う事で娘を将来嫁に出す(売る)為には挙って纏足にしたのだそうです。(中国の老人よりの伝聞です)
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ありがとうございました。参考にさせていただきます。
お礼
ありがとうございました。文献が分かって大変参考になりました。