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「大きな」について
まず例文を見てほしいんですが、 「小さな人がいる」 「背の小さな人がいる」 という2つの文では、「大きな」という言葉の、 文法上の役割は変わりますか? 要するに「大きな」の前に「背の」という言葉がつくと 何か変化があるかどうかということをお聞きしたいです。
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- moto_koukousei
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「大きな」の前に「背の」という言葉がついても、変化はないです。 「背の」は連体修飾です。「(背丈が大きい)人」です。 「大きな背の人」も、「(背丈が大きい)人」と採るのが普通です。「(大きな背中)の人」の意味と採るのは一般的ではありません。構文の順番だけでは意味や解釈は難しいです。その文化での用語の一般的な使い方を参考にしたり、会話や文章の全体像から解釈をしないと、適切な意味が採れないでしょう。 「西郷隆盛は大きな人だったよ」「吉田松陰も大きな人だったね」 前者は体躯のことか、度量のことかわかりません。後者は体躯でななく、生き方のようなことを言うのでしょう。「薩摩の」「長州の」を「大きな」の前につけた場合でも、「薩摩の」「長州の」は「人」に懸かり、「大きな」には懸かりません。「背の」「顔の」「度量の」「肝の」を「大きな」の前につけた場合とは違います。 A「小さな人がいる」「こんな悪人は初めてだ」「大きな人をみて」「大きなお世話」「小さな親切」 B「背の小さな人がいる」「とても背が大きな人が入ってきた」「あの大きな人をみて」「これが世界で一番大きなタワーです」「また鈴木さんのいつもの大きなお世話が始まった」 Bは、連体詞の前に修飾がついているだけ。 「去る十月に」と「今を去ること五年前の冬に」の「去る」は、前が連体詞、後が動詞の連体形。 「去る者は日々に疎し」の「去る」も動詞の連体形。「来る」や「去る」はもとは動詞の連体形だったのに、同じ用法が続いて連体詞としてみた方が良い感じになったので連体詞と言うのでしょう。文法的解釈には融通性もあると思います。 「の」「が」は、連体修飾の格助詞に使うことが結構あります。
- 1311tobi
- ベストアンサー率49% (84/169)
>という2つの文では、「大きな」という言葉の、文法上の役割は変わりますか? かわりません。 ggggg1395さんがなぜそのような疑問をもったのか、補足していただけませんか。 元の文は「小さな」ですが、以後「大きな」で書きます。 「背の大きな人」と「背の高い人」。 たしかに「背の大きな人」は厳密に考えると少しヘンな気もしますが、「間違い」というほどのことではないと思います。 当方はむしろ「背の大きな人」か「背が大きな人」か……に興味があります。 「大きな」に関しては、下記をご参照ください。前半部のヨタ話はスルーしてください(笑)。 引用した論文は、わかりやすくて面白いと思います。 http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1149.html 「背の大きな人」か「背が大きな人」か……ついては下記あたりをご参照ください。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1073202935
- ゆのじ(@u-jk49)
- ベストアンサー率30% (1233/4073)
連体詞としての文法上の変化はありませんね。 で、「小さい人」という用法は、多分、日常的には、二つの意味でつかわれています。 1、背の低い人のこと、小さな子供のこと。 2、人間的な魅力に乏しく、偉大な人物というものとは逆の資質を持つ人のこと。 一方、大きい人とは、身長、体重が一般の人に比べて過多である人のことだったり、人格的に優れていたりして、「器が大きい」人のことだったりします。
- hakobulu
- ベストアンサー率46% (1655/3578)
「大きな犬がいる」 「目の大きな犬がいる」 文法上の役割は連体形で同じだと思います。 「の」の品詞は格助詞で、 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%AE&dtype=0&dname=0na&stype=1&index=14371000&pagenum=1 の、 2 動作・作用・状態の主格を表す。「交通―発達した地方」「花―咲くころ」「まゆ毛―濃い人」 という用法に該当します。
- mizukiyuli
- ベストアンサー率34% (1106/3224)
例文についてですが、 「小さな人がいる」… 子供を指している場合があります。 よって「背の小さな」となると意味合いが変わります。 対して「大きな人がいる」ですが 大人を指すことはありません。 大きな人=背が大きい人となり 意味合いは変わらないと思います。
補足
文法上の意味合いとして、 どちらも連体詞ということになるのでしょうか? その場合、連体詞の上につく言葉(例文なら「背が」)は 品詞はなんでしょうか
- Turbo415
- ベストアンサー率26% (2631/9774)
まず、背に「小さい」とするのは間違いです。「背が低い人」が正解です。 ですから「大きな人」とは言いますが、「背の大きな人」とは言いません。「背」をつかうなら「高い」か「低い」です。
補足
大変失礼しました。 よく考えたら確かにその通りですね・・・。 例文を 「大きな犬がいる」 「目の大きな犬がいる」 にかえます。
補足
「大きな」と「背の大きな」では、 前者が単なる連体修飾の役割をしているのに対し、 後者は連体詞の前の「背の(背が)」がつくことにより、 「背が(主語)大きい(述語)」の関係ができると考えているのですが、 その場合は、同じ連体詞として扱っていいのかと疑問に思いました。 連体詞というものがいまいち掴めなくて質問しました。 連体詞の特殊な用法などがあるのかなあと思いまして。