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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:バナナ共和国について)

バナナ共和国について質問があります

このQ&Aのポイント
  • 南米、フィリピン、アフリカなどのフルーツ会社は政治力を持っているのか?
  • フルーツ会社とテロ組織の結託はあるのか?
  • バナナ共和国のフルーツ会社は労働環境が改善されているのか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • DieMeute
  • ベストアンサー率70% (571/807)
回答No.2

企業の政治力について・・・ それほど大きな政治力は持っていません。 多くの国では経済の多様化と自国の産業の保護に力を入れています。その結果、昔ほどアメリカのフルーツ会社は他国に影響力を持てなくなりました。 その代表がニカラグアとエクアドルで、両国では外国企業によるプランテーション経営を法律で禁止しました。 それに現在ではどの国もフルーツ(バナナ)よりも他の物が輸出のメインになっている場合が殆どです。 例えば・・・ グアテマラでは一番の輸出物は工業製品であり、その中でも衣料品の貿易輸出額がトップでバナナの輸出額の3倍以上にもなっています。また、観光にも力を入れておりその観光収入はバナナの貿易輸出額の7倍以上にもなります。 コロンビアでは石油と鉱物資源が豊富なので、貿易輸出額の8割以上が石油と工業製品です。 コスタリカでも輸出のトップは機械製品でバナナの貿易輸出額は全体の7%程度にしか過ぎませんし、観光収入はバナナの輸出額の3倍です。 フィリピンでも輸出のトップは工業製品で輸出額の8割を超えています。 この他の国も同様で、バナナ共和国と言われた大抵のどこの国でも、今では国全体の経済の規模に占めるフルーツ(バナナ)の割合はかなり低いものとなっており、それに伴いフルーツ会社の政治的影響力もかつてほどはありません。 また、フルーツ会社も競争社会にいるわけで、フルーツ会社の代表格みたいに言われていたチキータは2001年に負債が膨らみ破産法を適用され、リストラ、非主流部門の売却、株などの資産も売却し再建にとりかかるという事態になっています。 アメリカ国内でのバナナの販売競争や、EUの成立による貿易ルールの変更において、チキータはあまりうまく競争を勝ち抜けず負債を膨らませたようです。 各国の経済状況の変化、フルーツ会社の企業規模、そういったものが時代とともに変化しており、それに伴い政治力もかつてほどは保持していない模様です。 企業とテログループの結託について・・・ 無いと思います。 ただし、コロンビアの反政府組織・テロ組織への資金供出はチキータがかつて行っていました。 昔から反政府組織・テロ組織による企業への脅迫による資金の調達は南米ではよく行われており、80年代からアメリカ人バナナ農園経営者の誘拐による身代金要求やアメリカ企業への脅迫は数多くありました。石油会社のシェルも1億ドル要求された事があります。 チキータも自社の農園を守るためAUCという反政府組織の脅迫・要求を飲み資金を出していたそうです。 チキータの場合、2007年に自らアメリカ当局に申し出ていますが、これは2006年のチキータの決算が赤字になっており、2001年の破産と合わせて、これ以上の損害は飲めないものと、敢えて自ら公表したものと思われます。また、チキータはコロンビアからの撤退の動きを見せています。 こうしたテロ組織による脅迫などに屈した資金提供などは、もしかしたら他のフルーツ会社にもあるかもしれません。 麻薬とインフラについて・・・ 無いと思います。 南米、特にコロンビアの麻薬が国外に密輸され始めたのは80年代です。 バナナ共和国のインフラがフルーツ会社により整備されたのはそれより数十年前の話です。 それにその頃はアメリカと中国の関係は絶えており30年も国交を結びませんでした。アメリカと中国の国交が正常化したのは1972年になってからの事です。フルーツ会社が麻薬に手を出しただけでなく、中国に密輸するというのは無理な話だと思います。 1985年発行の古い本ですが、新潮選書でブライアン・フリーマントル著書の「FIX世界麻薬コネクション」という、世界の麻薬に関して書かれた本がありますが、やはりそうした年代における南米から中国への話というのは見当たりません。 プランテーションでの労働環境について・・・ 少しは改善されています。 現代では多くの国で労働組合が結成されたり、労働における法律が定められたりしており、昔よりはよくなりました。 あまりに不当な場合は労働者が訴えを起こす場合もあります。 その結果、フルーツ会社によるプランテーションは減少傾向にあり、生産者と契約でバナナを購入する方式が増えてきています。 ただし、労働環境が少しは改善されたとはいえ、凄く良くなったとは言えず、日本の派遣労働者と同じように、いまだ低賃金で不安定な立場であり、まだまだ改善の余地はあるようです。 政府とフルーツ会社の癒着について・・・ はっきりとは分かりませんが、ある程度はあるように思います。 プランテーションの労働者の権利はもっと拡大され守られてもいい筈ですが、労働者の訴える声に十分に各国の政府が応じているとは思えません。そこに企業と政府のある程度の癒着があるのではないかと思います。

samulai666
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なるほど、よくわかりました。現在はフルーツより機械産業がメージャーでフルーツ会社の権力は大きくないですね。 プランテーション経営を法律で禁止されたとは… 麻薬とインフラについての回答有難う御座います。あれはデマゴーグだったですね。安心しました。 これで安心してバナナを食べれそうです。

その他の回答 (1)

  • nacam
  • ベストアンサー率36% (1238/3398)
回答No.1

・政府とフルーツ会社の癒着は今でもあるでしょうか? ありますね。 グアテマラに行ったとき、メキシコ人に聞いたのですが、グアテマラでは、大統領といえども、アメリカのフルーツ資本には逆らえないと言っていました。 アメリカのフルーツ資本に逆らえば即座に大統領の地位を失い、投獄されるそうです。

samulai666
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 そうですか、ありますか…

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