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1930年代の大恐慌の原因は?

1930年代の大恐慌の原因について授業で考えたのですが、候補としてあがったのが、 (1)IS曲線がシフトした (2)LM曲線がシフトした (3)物価が下落した です。どのうち、先生が言うには、(1)は間違ってはいない、(2)はありえない、(3)は正しい、とのことでしたが、その理由をあまり説明してもらえませんでした。 ノートには (1)株の暴落により所得減少+増税歳出削減→(1)間違ってはいない (2)Mの減少よりPの減少のほうが大きい(縦軸に利子率、横軸にM/Pがとってあり、L(r)がひいてあり、M/Pが減少した場合が表してありました)→(2)ありえない (3)1929~1933年→P下落率25%→デフレ (1)デフレーション安定化効果 LM曲線が右にシフトしたグラフがかいてあります。 Mの減少→Pの減少→デフレに (2)デフレーション不安定化効果 P下落→実質負債額大きい 貸し手→消費増加 借りて→消費減少 →IS曲線縮小シフト 予想されるデフレの影響 Y=C(Y-T)+I(i-πe)+G M/P=L(i,Y) Mの縮小→大恐慌発生 と書いてありました。 しかしこれをどう解読すればいいのかよくわかりません。 ちなみに経済学初心者です。 だれか教えて下さい。

みんなの回答

回答No.2

補足です。 「きっかけは英国だった」と書きましたが、1929年9月に入ると株価は何度か下がりはしたものの、その都度盛り返していました。9月26日、イングランド銀行がニュ-ヨ-クへの金の流出を止めるために割引歩合を引き上げたことで数百万ドルの資金が米国から英国に引き上げられ、権威ある経済グル-プのヘイトリ-・グル-プがロンドンで倒産し、そのため市場で株が投げ売りされました。小投機家たちは資力が底をつき、ケネディのような大投機家たちは既に市場から撤退していました。 そして10月23日水曜日、突如として売りの株が滝のようにウォ-ル街に襲い掛かりました。翌日の24日が「暗黒の木曜日」と言われることになった日です。暴落を支える金を誰も持っていなかったため事態は悲劇に突入しました。

starmagic
質問者

お礼

回答ありがとうございました! 無事にテスト終えました。

回答No.1

第一次大戦で打撃を受けなかったのは戦場にならなかった米国と日本だけでした。戦場になった欧州は戦争資源の多くと食料を米国に頼りました。勿論日本もそのおすそ分けにあずかり「成金」という言葉が生まれました。米国では戦争資源生産ののために膨大な金額が設備投資に回され、農村も規模拡大をして増産しました。欧州の金の多くは米国に流れました。勿論、設備投資も食糧増産も手持ち資金で足りず借金で行われました。  戦争が終った時、だぶついた金が回った先が株式投資でした。株取引は空前の活況を生み、新聞の売り子や靴磨きの子供まで株取引を行うという異常な状況になりました。どんな株かも判らないまま、とにかく株式でさえあればゴミみたいな株でも高値を付けたのです。活発な株取引のため経済は一見好況に見えましたが、戦争需要がなくなったため設備投資した借金返済に苦しんでいる鉄鋼業、造船業、繊維産業、農業は既に崩壊の兆しを見せていました。にもかかわらずそうした状況は株式市場が生んだ好景気の幻想に隠されて真実に気付く人は少なかったのです。ともかく新聞の売り子から大金持ちまで自己資金だけでなく信用取引で株を売買していたのです。  そして英国での株価の下落が引き金になり、米国に株の暴落が飛び火し世界恐慌の幕が切って落とされました。きっかけは英国でしたが、既に米国でも株価を維持するために資金を投入出来る投資家がいなくなっていたのです。例えばゲネディ大統領の父は、株価が崩落する直前に売り抜けて大儲けをしましたが、彼のように実情を正しく理解できない多くの投資家たちは株価はまだ上がるものと信じていたのです。  それでも株式市場の崩壊だけで止まっていたら、当時の株式市場は今のような規模も影響力もなかったのでどうにかなったかもしれませんが、前述したように国の基幹産業である農業、鉄工業、造船業、繊維産業が既に崩壊していたため産業基盤が株式市場の崩壊を補えず、一夜にして国全体が貧乏になり、スタインベックの『怒りの葡萄』が全国で見られるようになりました。ウォ-ル街近くの高層ビルからは飛び降り自殺が相次ぎ、ホテルは訪れた客に「宿泊用ですか?、それとも飛び降り用ですか?」と部屋を確かめたという逸話も残っています。大金持ちだった人が靴磨きの少年に1セント恵んでもらったということも伝わっています。  実際に金を持たない人たちが信用取引で株を売買し、株式という風船が弾けた時、風船の中が空気だけで何も入っていないため、金がなく、消費が無く、物価が下がり、倒産するという連鎖反応が起きたのです。  日本のバブルの崩壊、米国のサブプライムロ-ンの破綻など、同じようなことは何十年おきかに必ず起きています。

starmagic
質問者

お礼

詳しい説明ありがとうございます。 当時のイメージは大体わかりました!株式市場の崩壊だけでなく、様々な連鎖反応が起こって、大恐慌となったのですね。 物価の下落と大恐慌の関係はわかったのですが、ノートの記載とどのように関連づければいいのでしょうか?よければ教えてください。

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