i) (1)についてもう少し考えてみました。
標準正規分布の確率密度関数をφ、分布関数をΦとします。
a(1+s) > 1 となる確率と s ≦ (1-a)/a であるときに a(1+s)+b(1+t) > 1 となる確率の和が99.99%にならなければいけないので、a, bは次の等式を満たす必要があります。
0.9999 = ∫[(1-a)/a, ∞](φ(s/σ)/σ)ds + ∫[-∞, (1-a)/a]∫[(1-a(1+s)-b)/b, ∞](φ(s/σ)φ(t/σ)/σ^2)dtds
= ∫[(1-a)/(aσ), ∞]φ(x)dx + ∫[-∞, (1-a)/(aσ)]∫[(1-a(1+σx)-b)/(bσ), ∞]φ(x)φ(y)dydx
= 1-∫[-∞, (1-a)/(aσ)]φ(x)dx + ∫[-∞, (1-a)/(aσ)]φ(x)∫[(1-a(1+σx)-b)/(bσ), ∞]φ(y)dydx
= 1-∫[-∞, (1-a)/(aσ)]φ(x)(1-∫[(1-a(1+σx)-b)/(bσ), ∞]φ(y)dy)dx
= 1-∫[-∞, (1-a)/(aσ)]φ(x)∫[-∞, (1-a(1+σx)-b)/(bσ)]φ(y)dydx
= 1-∫[-∞, (1-a)/(aσ)]φ(x)Φ((1-a(1+σx)-b)/(bσ))dx
すなわち
∫[-∞, (1-a)/(aσ)]φ(x)Φ((1-a(1+σx)-b)/(bσ))dx = 0.0001
これを満たすa,bを求めるのは簡単ではありませんが
0 ≦ Φ(-1/σ) ≦ Φ((1-a(1+σx)-b)/(bσ)) ≦ 1
という条件から
Φ(-1/σ)Φ((1-a)/(aσ)) ≦ ∫[-∞, (1-a)/(aσ)]φ(x)Φ((1-a(1+σx)-b)/(bσ))dx = 0.0001 ≦ Φ((1-a)/(aσ))
なので、これからaの範囲をある程度絞れます。
0.0001 ≦ Φ((1-a)/(aσ))
から得られる範囲はANo.1で示した通り。
i) (2)については、二回目の試行が確率1-Φ((1-a)/(aσ))でb(1+t)、確率Φ((1-a)/(aσ))で0となると考えれば、試行合計の期待値は
a + (1-Φ((1-a)/(aσ)))b
となることがわかります。
これが最少になるようにaを設定することになるのですが…
どうすればいいんでしょうかね?
ii)はbをどう設定しろと言っているのかがわからないので答えられません。
補足
なかなか難しいですね。お手数をお掛けしてしまいました。