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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:美の乞食に問う:醜さとは何か?)

美の乞食に問う:醜さとは何か?

このQ&Aのポイント
  • 美術品から、美とは何かを明らかにしたようという野心的なスレッドは、既に多く立っています。
  • しかし中でも、とある美に見開かれていない方の、名だたる美術品に関する罵詈雑言ばかりが並ぶスレッドを見て、私は考えました。
  • この人は、美について問いながら、何が美しいのかを論じていない。美については実例を上げることが一切できない。しかも自ら、美術品をほとんど観たこともなければ、美術館に行く気もないと公言している奇妙な方だ。では一体なぜ、美を知りたいなどというのだろう。

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  • MOG56222
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回答No.1

>(1)もっとも醜いと考える美術品や事物の具体例を挙げる。 肉体単体を美しいとは思えない私としては、誇らしげなギリシャ彫刻などは駄目ですね。 (2)醜さとは何かを定義する。 見慣れていない、洗脳されていない、必要としない状態が生み出す奇異さでしょうか。 (3)その定義を応用し、さらに具体例を挙げ、醜さの序列をつける。 売り出しの女優さんが持つエキゾチックさが醜さの極地で、見慣れたり内面を理解したりするにしたがって美を感じていきます。 その後、冷静になって、あるがままに観れたとき、何とも言えない侘びさびを感じてしまいます。 結局、美は愛着であり煩悩であるのでしょうが、美に醜さを観、醜に美を観るというプロセスは煩悩を越える真美であると思うのです。

noname#145704
質問者

お礼

ありがとうございます。そして徹底した態度を示した見事な回答です。 >見慣れていない、洗脳されていない、必要としない状態が生み出す奇異さ。 これが醜さの定義ですか! 美の定義かと一瞬思いましたよ。そしてこの最たるものが、ギリシア彫刻であると仰る。 確かにそうかもしれません。つまり評論家らは、ギリシア彫刻を美と思うわけでしょうが、「見慣れていない、洗脳されていない、必要としない状態が生み出す奇異」な美がある、と言うかもしれない。そのまま裏を返して、人が美と思うものを醜さと呼び換える。驚きました。この回答だけで、スレッドを作った意味があったというものです。 そして美の序列をつけるにあたっては、一人の女優を例に出す。同じ女優でも、初期の慣れない時が醜い、とは。実によいですね。 私が御回答から引き出した定義とは、 ――初々しさ、未成熟は醜さである。

noname#145704
質問者

補足

さて、そろそろ締めることにいたしました。約五十もの投稿、どうもありがとうございます。BAをNo1と選んだのは、おどろおどろしい質問に対して、最初に回答してくださったからであり、また、私の考えた遊戯の仕掛けを、よく理解してくださっていたと考えるからです。 一般的には、未熟や初々しさを、特に異性に対しては媚態と考える方が多いのではないかと思います。いわゆる、萌え、あるいは海外で浸透しつつある、Kawaiiという概念です。その一方、それが醜いのだとおっしゃる。まさに独自の視点がよく出ていると思いました。結局、このスレッドの課題になっていたのは、主観的な問題であって、社会的な通念としての「醜さ」とは違うのです。 なぜこのような問いのたて方をしたのか。他の投稿者からもちらほらと意見が出ていましたが、所詮、美や醜は定義できないものです。他人が美だというものが、自分にとっては醜さとなりうる。このスレッドでは、そういう愚痴をこぼし合って、和気あいあいと議論をしたいと思ったのでした。ここで私が拾い上げた醜さの定義を拾っておきます。 ――無自覚なまま、他人にオナニーを見せつけること。 ――イドラに踊らされること。 ――諍い。 ――周囲を殺して、自分が目立とうとすること。 ――他を見下すための自己顕示。 ――実存は本質に先立つ、と開き直ること。 ――作品に注ぐ愛情の欠如。 ――ナルシシズムに耽溺すること。 ――他人を不毛さに巻きこむこと。 ――飢えた虚栄心。 ――初々しさ、未成熟。 醜さとして提示しているが、もし美学に関心がある方なら、一瞬で、どれもが、とある芸術家の美意識に結び付くものだと見抜かれるでしょう。オナニーでさえも、ジュネであったら、的確な意見となるでしょう。イドラに踊らせることも、バロック期の芸術家ならば、望むところ、と言えないでしょうか。私としてはこれまで建てた問いの中でも、なかなか豊かな収穫があったと思います。 さて、美の乞食が乞食ではなくなるとはどういうことか。この身近にある醜いものに愛情を注いでみる、というのが一つの答えです。無論、私はそれを声高に主張するお節介な趣味はありません。しかし、一つの可能性として、もし醜さの中に美を見いだせるようであれたら、世界が変わって見えるだろうな、ということくらいは、言えそうなものではありませんか? 私の趣旨は非常に、単純なので、もう看破していらした方もいるかもしれませんが、こうやって敢えて定式めいたものを出すことで、心の中にある感覚を言語化し、自分からつき放してみるための契機となれば、と思ったのです(aliénationといいますか)。しかしその中でも個人的に、諍いに美があるとは、ちょっと考えたくありませんね(笑。やはりダメなものはダメか)。 最後に、このタイミングで締めることにした理由について触れておきます。その理由はいくつかありますが、議論が十分になされたということに加え、一つには、美の乞食が自分だと名乗り出たNo10の方が、未だに自分だと考えているらしいと判明し、思いこみの強さを気の毒に思い、また質問そのものが楽しいものではなくなってしまったからです。上述の醜さは、一つくらいは誰にでも身に覚えがあることだが、全部自分のことだとお考えになってしまった。そういう醜さの権化みたいな人がいるものでしょうか。いや、いないでしょう。要するに、彼が美学を何にも勉強していないから、全部、自分のことに思えるだけなのです。これはこれで哀れだと思うべきでしょうか。 しかし、私は彼に対して、まったく関係ない、と伝えたはずでした。それで、本当に自分のことだと考えているのかどうか、私は疑問に思っています。というのも、彼はこの手口で、複数回、関係ないことを関係あると言って、私を追いかけてきているからです。口実を作り、是が非でも私と議論したいのかな?と私には見えています。普通なら、「関係ない、あっそ」で終わりだし、勘違いした投稿を消してしまえばいいのだが、どうしても「関係ある、日本のためだ、議論しろ」とおっしゃる。勝手な理屈をこねた、ネットストーカーの類と私には見えています。私のアカウントは、これで様々なカテで交流ができていたため、まことに残念ですが、ストーカー対策として、私はアカウントを消してしまうことにしました。 ――というわけで、リトルキスちゃん、雨合羽さん、マシュマロさん、木造の親方、では、さようなら。良いお年を、ジョワイユーズ・フェット! (※パリだと、年末年始の挨拶が、ジョワイユー・ノエルではなく、ジョワイユーズ・フェットJoyeuses fêtes「よいお祭りの日々を!」というようです。クリスマスがキリスト教だから、多国籍に配慮して、わざと「お祭り(複数形)」というんだろうな、と感心していました)。

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その他の回答 (46)

回答No.28

こんばんは、iacta-alea-est2さん。 さてと、絵に飛んだところで一昨日の出来事を少しお話しましょうか。 場所は、わたくしめの職場 昼下がりの午後、仕事も一段落ついたあたりで、息抜きがてらYahooのHPを開き ボヘーとニュースに目をやったあたりから… ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【ルーブルの照明、LEDに=東芝が器材提供―パリ】 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000025-jij-int  【パリ時事】パリにあるルーブル美術館の建物外観のライトアップに使われる照明が環境に優しい発光ダイオード(LED)に切り替わることになり、第1弾として工事が完了した同館敷地内の「ピラミッド」前で6日、点灯式が行われた。  照明の切り替えはルーブル美術館が進める環境保全活動の一環で、昨年6月にパートナーシップ契約を結んだ東芝が照明器具を無償提供した。点灯式でロワレット館長と東芝の佐々木則夫社長がスイッチを入れると、350台の照明器具の光がガラス製のピラミッドを照らし出した。  【ルーブルの照明、LEDに】 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000001-jijp-int.view-000 時事通信 12月7日(水)9時17分配信 ルーブル美術館の建物外観のライトアップに使われる照明が環境に優しいLEDに切り替わることになり、第1弾として工事が完了した同館敷地内の「ピラミッド」(写真)前で6日、点灯式が行われた=パリ http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/led/?1323227363 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「なになに、パリのガラス張りの美術館の照明がいま流行のLEDへと総取り替え?!  こりゃすごい!」 ビッグニュースとばかりに書類のファイル背中合わせ、向かいの席に座る年配の同僚に声を掛け、 いま目にした話を得意気に話す。 「ねえ、ねえ、○○さんこれ見てくださいよ、LEDに総取り替えですって、なんかすごくないですか? ガラス張りピカピカさぞやきれいでしょうね」 「はあーん?これって… どこよ?どこに載ってるの?」 「ヤフーのホムペに記事あがってますよ。じゃ、ちょっと読みますよ」 「【パリ時事】パリにあるルーブル美術館の建物外観のライトアップに使われる照明が環境に優しい発光ダイオード(LED)に切り替わることになり、第1弾として工事が完了した同館敷地内の「ピラミッド」前で6日、点灯式が行われた。  照明の切り替えはルーブル美術館が進める環境保全活動の一環で、昨年6月にパートナーシップ契約を結んだ東芝が照明器具を無償提供した。点灯式でロワレット館長と東芝の佐々木則夫社長がスイッチを入れると、350台の照明器具の光がガラス製のピラミッドを照らし出した。」   ○○さんもYahooのHP開き記事に目を通す。 「350台の照明器具を総取り替えですよ」 そう話しかけたあと、ファイル越に向こうに座る○○さんを覗くと、眉間がギュっと 。 あれ?なんかいけないこと言ったかなと思う間もなく、○○さんから言葉が返ってきた。 「これだから、何を考えてるのか、いや、考えがなさすぎる。省エネだとばかりにこぞってLEDを奨励しているけれど、本当にわかってるのかね、LEDを作るのに(製造段階で)どれほどの電力(エネルギー)が費やされているかをわかってないいんだよなあ。製品となったLEDは長持ちすというところだけをみて省エネ効果大といっているようだが、全体から見れば本当のところ果たして省エネになっているのか怪しいもんだ、それと同じくCO2削減も」 たしかに、いわれてみれば製造段階でどれほど電力を消費したという話は伝えられてないよな。 うむ…リサイクル製品然り。 「そうですね、LED奨励とばかりに助成金がついてたり流れは一方向ですからね、あたり見渡しても。これだけ大きく報じられてるとみんな挙ってLEDに取り替えてますよね。需要を見込んで大量に生産するとなると、当然そこには人手が必要になってきますね。製品としてのLEDを作るまでは、製造工程過程では人が必要となって一時的には雇用創出には弾みはつきますが…でもどうなんでしょう?LEDは長持ちするって話じゃないですか?一度買ってから、次に買い替えるまで間がだいぶ空くんですよね?間が空いた期間どうするんでしょう?需要がガクッと落ちるとこれまで製造過程の職に就いてた人も一気に人減らしに合うんでしょうかね?職に就く者の身分を非正規から正規へと働きかける動きはあるものの、その一方、長持ちな製品を産み出すと、<いるとき、いらないとき>みたく期間労働者(非正規)扱いな雇用形態を促進することにもなりかねない逆の動きが生まれますよね。」 「知ってるかい、日本だと長持ちはいいことだと思うだろ。ところが、アメリカはそういう面厳しいよ。日本のようにしっかりしたつくり(頑丈)だと、耐久性が過剰とみなされ罰金をとられる場合もあったりしてね。アメリカはほんとに使い捨てだからね。だから内需は活気がある。返品は簡単に交換してくれるしね。日本からアメリカへ商品を持ち込むと規格と違う(しっかりし過ぎる)とハネられることもある、逆にいい加減なつくりが多い(すぐ壊れる)中国製の商品の方がアメリカでは簡単に受け入れられていたりとそういうこともあるんだよ。日本人からすれば、信じられない話だろうが」 「なんか、日本の常識は、世界の非常識みたいな話になってきますね」 「るろうに剣心 悪・即・斬 牙突」 http://www.youtube.com/watch?v=7ZnNmWXH7jg http://hidenrpg.web.fc2.com/Hiden/PDF/ruroken.pdf

noname#145704
質問者

お礼

リトルキスちゃん、へーなるほどね。近所でそんなことが起きていたのかぁ(世のことは、基本的に疎い)。いや、私も、製造の際にLSDが微妙なのは知っていたよ。でもね、私の考えだと、中長期的な視野を持って環境問題を考えるのなら、LSDがいいと思う。東大が電球を総取り替えした時に試算したけれど、初めは損だけれど、最終的に、LSDの方がいいんだってさ。そしてパリにはLSD売ってないもん。これは環境後進国だなぁと、私は電球のコーナーを見て、思ったものだった。LSDの販売プロモーションを兼ねているのじゃないかな(勝手な予想)。 フランスは環境問題をまともに考えていないと思うことも多いんだ。フランスはごみの分別もちゃんとしていない(瓶くらいはわけるが、テキトーでよく、混ぜても持って行ってくれる)。超高熱で有害物質が出ないように燃やしているのかもしれないけれど、リサイクルという発想がない(が、なぜか、商品にはリサイクルマークがべたべた貼ってある。回収していないのに、どうしてリサイクル可能なのか。工業製品のリサイクルということなんだろうなぁ)。フランスは、環境問題では、明らかに後進国であり、日本が胸を張ってよいと思う。何でもかんでも、欧米が正しいってことはないと思うんだ。フランスは電力の八割が原子力だからねぇ……電力なんて屁の河童さ。 ただね、フランスが無駄遣い大国というわけでもない。フランスは電飾がほとんどないんだ。クリスマス・イルミネーションなんて、限られた場所だけ。普段でも、街路は薄暗く、日が落ちると、危なくてジョギングなど出来ない(それでもする人はいる)。もともと、電力を消費しないようにしている文化なんだよね。どれくらい暗いかと言えば、原発で電力が節電になった東京がパリのスタンダード。 わざと、すぐ切れる電球を売るという意見には、売り手に対するいらだちを感じつつ、非常に納得。だってフィリップスの電球は、二カ月に一回の頻度で切れるのだから。電圧を間違って買ってきたのかなぁと換える際に調整をしても、三カ月もったためしがない。パッケージには二年もつとか書いてあるのに、何か変だ。友達の家でも、必ず切れるんだってさ。私だけが悪いわけじゃないみたい……うん。 どうもありがとう。るろうに剣心って、やはりあなた様は……絆創膏をとらないでください。ひー(笑)。

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noname#202494
noname#202494
回答No.27

ためになるお礼をありがとうございました。 世間話でもよろしいと仰るので、仏文学者さんに伺います。 小説というのはそもそも真実を嘘にまぶして書くものであり、そのテーマは、人間の卑小な醜さである、という、私の理解は間違っていますでしょうか。ですから、小説の登場人物たちが滑稽で卑近なのは、当然、といえば当然と考えていたのです。 演劇はそもそも神に捧げるためのものであり、悲劇はヒーローがテーマであり、喜劇は人間がテーマであり、その喜劇から派生したのが小説であると考えておりましたが、その辺りを教えていただけると、私の小説への偏見もなくなるかもしれません。 そんなわけで、ジュネは残念ながら読んだこともないのですが、読んだほうがいいでしょうか。とあるブッククラブでフランスの小説を読む時期があり、サルトルの代表作を読んだのですが、覚えているのはベッドから立ちのぼるむせるような体臭。。。という部分だけです。バルザックもボードレールも読むには読みましたが、何も覚えていません。読み方を間違えていたのでしょうか。ヒントを教えてくだされば幸いです。 そのなかで、私が今も敬愛しているのは、モリエールで、それは私がただの演劇好きだからかもしれません。彼には心から愛したお人がいたのではないか、と思われる節があるのです。 さて、文学の中の醜さに戻りますが、カラマーゾフ家には三人兄弟がいて、三男は修道僧、次男は無神論者という設定でした。 小説の中盤辺りで、いきなり次男が演説を始めて言うには、”現在のキリスト教ほどくだらないものはない。教会は腐敗している。もし、今の世界にイエス・キリストが現れて、布教を始めたら、たちどころに異端諮問にかけられるであろう。だから自分は無心論者なのである”というくだりがあり、三男のアレクセイの心を悩ませます。 この一見整合性のある意見は、醜さの極地ではないでしょうか。真実を否定する一番の方法は、そのメッセンジャーと批判することである、と言われています。その手法で、自分の立場を正当化する、”神を恐れぬ傲岸不遜”の典型であるといえます。 何に拠らず、敬虔で愛に満ちた人や事象を、美しいと感じるのでしょう。 神に捧げる生け贄の子羊の問題もありますが、今日はここまでにさせていただきます。

noname#145704
質問者

お礼

Ciapolpoさんは、おそらく、キリスト教的な美を一つの基準となさっているのでしょうね。かなり特殊な理解のなさり方だな、と思いました。いや、キリスト教的な美を主張する議論はいくらも知っているので、その点からすると、私は驚きはしなかったのですが、そういう方とお話しするのは初めてだったので、どうしたものかなと思ったのです。しかし、キリスト教的な美を認めるのだとしたら、これはどうか?という点について先に記述してみます。 >小説というのはそもそも真実を嘘にまぶして書くものであり、そのテーマは、人間の卑小な醜さである、という、私の理解は間違っていますでしょうか。 うーん。フィクション批判ということでしょうか。これは、キリスト教芸術的に見ても、違うと思います。すべては、まず真実の定義にかかっています。現実そのものを描けば、真実になるのか。必ずしもそうではないでしょう。現実は雑多で、様々なものが混交しています。その中で、真と呼びうる要素を抜き出し、再構成することが必要ではないでしょうか。この真と呼びうる要素をどのように判断するのかが難しく、原則的にいえば、神の力を芸術家が借りないことには、為し得ないのです。この発想はどの芸術ジャンルでも同じです。 >演劇はそもそも神に捧げるためのものであり、悲劇はヒーローがテーマであり、喜劇は人間がテーマであり、その喜劇から派生したのが小説であると考えておりましたが、その辺りを教えていただけると、私の小説への偏見もなくなるかもしれません。 これも微妙な話ですね。小説の起源が喜劇にあるのか?そういう説を唱えた人もいます。が、これ自体は論証できることではありません。むしろ、一説には、十八世紀まで連綿と続けられた聖書の翻訳が、十九世紀の小説の潮流を作ったと言われています。ラテン語の翻訳、ヘブライ語の翻訳などを通じて、散文を書くという文化が脈々とありましたから。また喜劇=劣ったジャンルとは言えません。ダンテの神曲の原題には、コメディという語が含まれていたでしょう。 ご投稿は続きます。が、まず、ここら辺まででどうでしょうか。というのも、あまり議論を急いでも、齟齬が膨らむと感じたからです(続きも書いたのですが、ちょっとな、と思ったので敢えてとどめました)。 ところで、その基準ですと、ヴィクトル・ユゴーなどお気に召すと思うのです。知らぬ人はいない作家なのでお手に取ったことがあると思いますが、どうでしたでしょうか。

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回答No.26

追記 以前にこのカテゴリーの質問にも回答しましたが、美とは 大きな羊のことだと思うのですが。 つまり、満たされる・安心する・癒される・潤う ものを、美しいと言う。 とすれば、その反対が醜い、ということになりますね。 充足するものではなく、奪うもの。見ただけで消耗・疲弊するもの? >では一体なぜ、美を知りたいなどというのだろう。  感じ取れないからですね。 >小さな美を与えてくれた世界に対する忘恩という時点でミューズが見捨てるのも仕方ないとみなして、放っておくのがよいと思ったのです。  忘恩もなにも、感性が抑圧・刺激過剰によって麻痺したのだから、何を言うでもない。

noname#145704
質問者

お礼

>忘恩もなにも、感性が抑圧・刺激過剰によって麻痺したのだから、何を言うでもない。 一もにもなく同意するところです。こういう方は何を話しても不毛なことでしょうね。感性がないと、話していても面白くありません。心が死んでいるのであって、ご自分を機械のように感じて、恥ずかしいだろうと思います。オズの魔法使いのブリキの樵のように。しかし、あまりいうのはやめます。ご自分だと名乗り出てきた方がいらして、お気の毒ですから。 それにしても、大きな羊はわかります。争いもなく分けられる大きな羊こそ、美だというのでしょう。白川静も、そういうことを書いていましたから。しかし、酒と鬼はどうお考えですか?

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回答No.25

http://www.youtube.com/watch?v=0x4uLgW-Nuc 装飾過剰、ではない。

noname#145704
質問者

お礼

いい曲だと思います。ギターのアレンジも見事ですね。

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noname#144912
noname#144912
回答No.24

>ボードレールの「女はダンディとは程遠い〈生き物〉である」という台詞 はい、仰る通りに、所詮シャネルはボードレールの言わんとする範疇には入りきらないのでしょう、きっと。 強いて重ね合わせれば、自身の装いやライフスタイルに対する美意識に情熱を生涯注ぎ続けたこと、そして当時の流行りに迎合せず一線を画した潔さという点でしょうか。 ご承知のように、上流階級の女性たちを飾りたてるハイ・ジュエリーなど眼中無いかのように、安価なコスチューム・ジュエリーを公に身に着けその美と洒落っ気を見事に演出してみせたその心意気は本当にたいした自負心だと思います。 もっとも、中世ヨーロッパにおいて(ベネディクト派の清貧や謙譲に近い意味合いの他に)染の劣悪さも相まって汚く醜の色とみなされていた黒については、毛織物絹織物の生産につれ転じて美として流行した時代がシャネル以前にも何度かあったようですね。 絵画上から黒に対する礼賛とリバイバルが垣間見れ興味深いです。 >・学歴の無い建築家(若き安藤忠雄) 考えてみればこの国において、長屋ならずも住宅内にすきま風や雨滴一つ気にせず用を足したり洗面する空間を享受できるような高気密住宅が普及したのなど、つい最近のことなのでしょう。それが当たり前になってしまっている豊かさというものがあるわけで。 でも住吉の長屋の場合、彼自身長年慣れ親しんだ長屋において何が一番の贅沢で有難味なのかと彼なりの信念あったからこそ、あの利便性の削ぎ落としが可能となったのでしょうし、だから自身の経験というものは得難い宝物なのですよね。 (余談ですが、拙宅も同作品賞の別の建築家(故人)の手によるもので、利便性を損ねないまでも遊び心が盛り込まれているというか、互いの両親からは奇抜に思われる思い切った空間が、逆にこどもたちとその友達にはウケが良いのが好対照なのです。) ところで今、先の長屋の回顧展を数年前に開催した場所とさほど遠くない六本木の一角で、奇しくも中銀カプセルタワービルのカプセル一棟が展示されています。 私は思わず侵入してみたい衝動に駆られました。(メタボリズムの未来都市展)。 宇宙船内部かドールハウス風で、什器設備がぎゅっと凝縮されている開けたらびっくりおもちゃ箱のようにも映りました。 だけど、住吉の長屋と数年の隔たりしかないのにこちらのほうに殊更愛おしさやら哀愁のようなものがふいにこみあげてきたのは、やはり建て替え予定を先に知ってしまっていたからでしょうか。 >この者のダンディに心を斬られた そうですね…心を斬られたというか、フランスに縁がある人物を一人挙げるとしましょう。 パリ日本館に私財を投じた「バロン薩摩」などはどうでしょう、彼ははたしてダンディと言えるでしょうか。 薩摩治郎八 (上) http://maesaka-toshiyuki.com/detail?id=349 (このネット上の記事はあくまでご参考の目安とお考えください。) >>やはり経験が裏打ちしている問いは、重みがあってよいなと思います。 はい、長年のご経験から直観なさったあの絵画上の水平方向に向かう穏やかなリズムと日本の山水とが少なからず重なり合って世界中の人々を魅了するとすれば、それは何故そして何に由来するものなのだろうと思ったりもします。 >>しかし、案外、フランスでも、自国以外の文化はあまり盛大に保存しません。ギュメ美術館などありますが、ちょっとがっかりするくらいの大きさでしたもの。日本も予算の配分を、日本美術にもっと回すべきだ、と私は思います(もちろん西洋美術も好きですが)。 はい、日本も含め自国の文化と西洋文明との両立を課題とする国々は決して少なくないのですし、これにつき主導を望みたいところではあるのですが、極端なナショナリズムに陥ることなく文化遺産の保全や新たな文化産業の育成に注力すべきという文化政策を実現するのは言うは易しで、議論し尽されていない感が拭えません。 せめて自国の伝統美術工芸品くらいは美も醜も与えられることに甘えず積極的に見出していきたいものです。

noname#145704
質問者

お礼

マシュマロさん、丁寧にどうもありがとうございます。 >ご承知のように、上流階級の女性たちを飾りたてるハイ・ジュエリーなど眼中無いかのように、安価なコスチューム・ジュエリーを公に身に着けその美と洒落っ気を見事に演出してみせたその心意気は いえいえ、ボードレールもシャネルがいたら、きっと気に入ったことだろうと思います。安価な宝石で身を飾った恋人の姿に、万物照応の幻影をみたのですから(「宝石」)。女性のことを軽蔑する一方で、女性の参政権を唱えた女性闘士を詩に登場させもするのです。彼の場合、ああいえば、こういう、という曖昧さを常に持っているので、一概に、言い切れないのです(これが扱いにくさだと言われます)。私の手落ちとお考えください。 >でも住吉の長屋の場合、彼自身長年慣れ親しんだ長屋において何が一番の贅沢で有難味なのかと彼なりの信念あったからこそ、あの利便性の削ぎ落としが可能となったのでしょうし、だから自身の経験というものは得難い宝物なのですよね。(余談ですが、拙宅も同作品賞の別の建築家(故人)の手によるもので、利便性を損ねないまでも遊び心が盛り込まれているというか、互いの両親からは奇抜に思われる思い切った空間が、逆にこどもたちとその友達にはウケが良いのが好対照なのです。) 住んで見ないと分からないものがあるかもしれませんね。私も奇抜なアパートに部屋を借りて住んだことがあります。有名建築家が賞をとった作品らしいですが、浴室がガラス張りで、普通の住人は(室内だから誰も見ていないが羞恥心として)、目隠しのポスターなどを貼って、誤魔化すのだそうです。しかし、浴室がせせこましくなくて、浴槽にずっと入っていられるというメリットもあるなぁと思ったものです。住めば都といいますが、人間、住むと使い方を発見するものだと感じたものでした。現代建築は、パッと言ってみるだけではなく、長く付き合ってみないと(あるいは自分が住む姿を想像してみないと)、良さが分からないものかもしれません。それにしてもマシュマロさんはご自宅が、現代建築とは。自由に改造もできるでしょうし、少し羨ましくもあります。 >パリ日本館に私財を投じた「バロン薩摩」などはどうでしょう、彼ははたしてダンディと言えるでしょうか。 おや、あまり悪口は言えない相手ですね。日仏の橋渡し役となった功労者ですから。しかし記事を読みましたが、残念ながら、気ままに、金も人脈も時間も蕩尽した人物として描かれており、人生に緊張感がない人なのかな?と感じたものです。この記事の書き手にしてみると、稀代のプレイボーイであるということが重要なことであるらしいのですが、この点は、私から見ると、どうでもよろしかった。もう、いくらでもプレイボーイにせよ、プレイガールにせよ、いるわけですから。それに私は、品行方正な方の方が好きなのです。自らの不良を誇っても、十代の少年が仲間内で自慢するならともかく、ちょっと大人のすることとなるとさびしいと思うのです。 しかし、勝手に話を再構成してみると、このバロンも、案外ついていないですね。二十代までは、学習院に落ち、小説は無視されます。しかし家に金があったという人です。オクスフォード大に行かせてもらう。学位をとったのか知りませんが、その後、パリで遊んで暮らす。この遊び方が尋常ではない。常に心に穴があった人だろうなと思います。もちろん、蕩尽しきるだけの持てるものがあったのは羨ましくもありますが、それほどまでにしないと心が埋まらなかったのだと感じました。人の心の溝は深まれば、果てがないものだと、ボードレールの詩を思い出しもしました。 >はい、日本も含め自国の文化と西洋文明との両立を課題とする国々は決して少なくないのですし、これにつき主導を望みたいところではあるのですが、極端なナショナリズムに陥ることなく文化遺産の保全や新たな文化産業の育成に注力すべきという文化政策を実現するのは言うは易しで、議論し尽されていない感が拭えません。 アジアの国にしてみると、西欧の美術をそろえるということは、美しいからそろえているというより、いかに西欧化されているか、西欧の文化に敬意を払っているかという指標を示すものであったと思います。しかし今後、西欧との関係は、また変わっていくだろうと私は思います。その時によく変われるといいなと思います。極端なナショナリズムは、私も御免蒙りたいところです。

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回答No.23

こんばんは、iacta-alea-est2さん。 『エミール・ゾラの肖像』  http://manet-art.info/itiran/44/

noname#145704
質問者

お礼

背景に浮世絵をはじめ、日本美術があることが気になる。まぁマネだもんね。当然と言えば同然だけれど、面白いなぁ。

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回答No.22

こんばんは、iacta-alea-est2さん。 『ルビンの壷』 http://kazeto.tumblr.com/post/5767300938

noname#145704
質問者

お礼

へーおもしろい。ありがとう。

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回答No.21

こんばんは、iacta-alea-est2さん。 推理小説じゃないんだけど… 司馬遼太郎の「ペルシャの幻術師」(文春文庫) [文庫]ってのはどう? 短編7ページ~49ページ。短いよ。 最後に生き残ったのは…ナン ナンに象徴されるものは何かなあ?と。 「貞節」がkeyかなあ? 【貞節と忠誠】 http://www.t-koyano.jp/ainid.html あっ、そだそだ、お賽ちゃん~♪ ジュリアン・グラックの『シルトの岸辺』 ↑ これ、読もうと本屋さんへ行ったんだけど… 在庫なくて、取り寄せお願いしたんだけど… 調べてもらっても出版社にも在庫ないって… まだ読めてません。 まだ読めてないといえば… ジュリー ケナーの「ママは悪魔ハンター」早川書房 これ、今読みたい本なのね。 今日、仕事帰りに本屋さんへ寄ったんだけど… 在庫なくて、取り寄せお願いしたんだけど… 調べてもらっても出版社にも在庫ないって… さて、どうしましょうかね? それにしても、デコピン!する―――?(`へ´)いたいなもうー 額の絆創膏 はがれたら 知らないからね☆ oteyawarakani

noname#145704
質問者

お礼

リトルキスちゃん、こんにちは。ははは、デコピン、当たったんだ(笑)。え、額の絆創膏がとれたら、狂戦士に変貌するって?これは困ったなぁ。 本ね。うん、それは新本は無理な気配がしてきた。でも「日本の古本屋」というサイトで見つかるよ。何かアマゾンで探したら、『シルトの岸辺』はとんでもない値段だったが、「日本の古本屋」なら、そうひどくもない……でも、図書館で一応、トライしてみてね。幻惑で、本当に眩暈するから。 私も本、読みたいなぁ。機会があったら、お勧めの本は読んでみるね。どうもありがとう。

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回答No.20

“ 禍福は縄の如し ” 「糾える」ぬけてました。あな。どぼん。 訂正 “ 禍福は糾える縄の如し ”

noname#145704
質問者

お礼

りょうかーい。 >Clouds always follow the sunshine. と「好事魔多し」とが同様なんだろう? 雲間から光が差すからじゃないかな? すぐ穴があくじゃない?

noname#145704
質問者

補足

暇なら推理小説・ドラマで面白いのがあったら、教えて。

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回答No.19

こんにちは、iacta-alea-est2さん。 Clouds always follow the sunshine. と「好事魔多し」とが同様なんだろう? ってなことは、まあいいんだけど… ●―――悔しがっても後の祭りです。自分で自分の首を絞めたのです。 ↑ キャー コワイ!Y(>< ;)Y その一口が… “ 禍福は縄の如し ” ぐるぐるぐる キャー 洗濯機をみつめ シンキングタイム! 「受難曲」 後の祭り… 祭りの後… 祭り… 謝肉祭 「大食」 (>×<)食べてません。 お口ミッフィー××× 【教会暦と音楽】 http://www.prmvr.otsu.shiga.jp/ensemblevoce/Bach/Bach20.html (1) 謝肉祭  時間を追っていきますと、謝肉祭に関しては礼拝用の音楽ではなく、お祭り用の音楽やユーモラスな動物の謝肉祭など多くの曲が書かれています。15世紀後半頃からの謝肉祭の音楽が今に伝わっており、メディチ家が全盛期を迎えていたフィレンツェではお祭り好きの市民が山車を作って町を練り歩いたといわれています。メディチ家の当主、ロレンツォ本人の歌といわれているものも残っており、「バッカスの勝利」という長い歌の歌詞では次のような言葉が繰り返し現われます。    幸福を求めたい者は求めるがよい、    明日のことはなにも確かではないのだから。  塩野七生氏によれば、この歌は何百年も歌い継がれ、日本で言えば明治時代の人がそれをイタリアで聞いて帰り、帰国後に吉井勇に語ったことがヒントになって、ゴンドラの歌が生まれたのではないかと考えられています。即ち、    いのち短し 恋せよ乙女、    赤き唇 あせぬ間に、    熱き血潮の 冷えぬ間に    明日の月日は ないものを という名曲です。  このような享楽的な時代は長くは続かず、厳格な修道士サヴォナローラによって、ロレンツォは追放され、謝肉祭のお祭り騒ぎも禁止となって厳しい節制の時代をむかえることになります。それでも、上の歌が伝わっていたということは、庶民はどこかでひっそりと楽しんでいたのでしょうか。 ●天使のように清く、愛のように甘いって、どうやって彼は飲んだのだろう ↑ これ、カップの中をみつめてる彼の顔が浮かぶなあ。 【ラテ・アート】 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88 韓国ドラマ 「コーヒープリンス1号店」は必見でしょー http://www.showtime.jp/special/korea/guide/coffee/ 『志賀直哉「転生」論 : 小説形式の複合』 http://ci.nii.ac.jp/naid/110004875512

noname#145704
質問者

お礼

>ぐるぐるぐる キャー うーぬ、リトルキスちゃん、喜んじゃって、もう! ドラマを観ているノリだなぁ。うん、放っておきましょう。ね? 傷を広げたら気の毒だから。運が巡り巡って、私も気の毒なことになるかもしれないんだから、ね。訳の分からないことは放っておくに限る。 >塩野七生氏によれば、この歌は何百年も歌い継がれ、日本で言えば明治時代の人がそれをイタリアで聞いて帰り、帰国後に吉井勇に語ったことがヒントになって、ゴンドラの歌が生まれたのではないかと考えられています。 うん、あんまし関係ないと思う。だって歌詞が全く違うんだもん。塩野さんは、私も読んだけれど、あやしいところが多いんだなぁ。もちろん、読者が自分で見抜けるはずだと思っているとかいうのかもしれないけれど。だって、命短し、恋せよ乙女、って西欧に似たような歌がいくらでもあるもん。 >これ、カップの中をみつめてる彼の顔が浮かぶなあ。 カップの中でタレーランは悪魔と天使を観たのかぁ。二つが混ざっているって、ゴシック調かな。 追記:読みかけだけれど、この志賀の論文も微妙っぽい。「形式」と言っているのなら、まず、その当時、どういう形式が流行りだったかを包括的に論じ、志賀の小説において、どのパターンが多いかを言及しなくてはならない。しかるに、こういうまとめは一切なく、誰でもわかることをダラダラ論じている。溜息。もちろんリトルキスちゃんに対してではないよ。えい、デコピン一発!

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