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OLYMPUSの損失隠しとは?
- オリンパスは財テクに失敗し、バブル崩壊後の90年代、多額の含み損を抱えていた。
- オリンパスは日本の証券会社出身者らと協力し、含み損を抱えた有価証券などを複数の投資ファンドへ移し替えた。
- オリンパスは損失をひそかに穴埋めし、報酬コストや買収費用の一部をファンドへ還流させたとみられる。
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まず基本的なことから オリンパスと投資ファンドは別会社です。 >社外の複数の投資ファンドへ含み損を抱えた有価証券などを移し替えた。 この時点でオリンパス側には損失はありません。 損失があるのは投資ファンド側です。 よってオリンパスが穴埋めすべきは投資ファンドの損失です。 ここからが本論です。 損失(穴)は投資ファンドにあります。 これを埋めるには投資ファンド側での収益が必要です。 時価が回復してくれるのが一番ですが、そんなことは期待できません。 誰かが高く買ってくれても良いのですが、そんな奇特な方はいません。 オリンパスだってせっかく移し替えた損失が戻ってくるのは困りますので 買い戻すということはやりにくいでしょう。 サイドビジネスをやっているわけでもないので、そこからの収入も見込めません。 もう誰かから「援助」してもらうしかないわけですが、 オリンパスはこれに応じたのです。 「援助」ですから投資ファンド側の収益は即ちオリンパス側のコストです。 出費で穴埋めするというのはこういうことです。 もちろんオリンパスも「投資ファンドの隠し損失穴埋め費用」として払うわけにはいきません。 それでは身もふたもありません。 買収コンサルト費用というような名目で投資助言会社を経由するなどして払ったようです。 支払経路:オリンパス→助言会社→投資ファンド 投資ファンドはオリンパスの子会社で、実質的には同体ですから この資金の流れは還流(オリンパス→助言会社→オリンパス)と表現し得ます。 経緯はこんなところだと思いますが、結果だけとらえれば 本来「財テク失敗損失」とすべきところを「M&A失敗損失」と嘘をついたということです。 しかも何年もあとになってから。 ご理解いただけましたか?
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- yosifuji20
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>大きな損失をだしたら、収益や資産の取り崩しで補填すべきでしょうが、 その大きな損失を外部に公表したくなかったから庫の問題が始まったのです。そのときの経営者はその損失の経営責任をとわれることをされたくなかったので手。 >無益とも思える"過剰な報酬コスト"で、 報道を読む限りはその無益とも思える"過剰な報酬コスト"は本当の手数料ではなくて、実際にはその多くの部分が還流する形で保有するファンドに帰ってきて損失と相殺がされたようですね。 本日の日経を読む限りではその損失の相殺は既に全額がすんでいるようです。 従って過去の決算が間違っていたということは事実でも、その損は今ではこの会社のBSには殆ど残っていないということのようです。 詳しくは各種報道機関の記事を良くお読みになるとその仕組みがわかると思います。
補足
早速の回答、ありがとうございます。 でも、よく分かりませんでした。私の説明が上手くできていないのだと思います。自分の説明が完璧にできれば、多分、回答も自ら得られるのでしょうが。。 穴を埋めると言うことは、実質がなければ穴は埋められないと思います。収益とか資産とか。少なくとも出費や経費で、帳簿上、穴は埋まらないでしょう。 しかし、実際は巨額の買収費用や巨額の報酬を「出費」しています。出費が、どうして穴埋めにつながるのかが、問題の本質です。実は、買収や報酬に使われていなく、大部分が穴埋めに充当さてていたというのなら理解できます。買収費用や巨額の報酬額の数字が、実は嘘だったとは、報道では確認できません。 買収費用をファンドに"環流"させるという意味もよく分かりません。すいません。 欠損を抱えた有価証券を投資ファンドに移しかえるのに、なぜ、巨額の買収が必要だったかが、リンクしないのです。 最終的には、投資ファンドで、まっとうに収益がでて、うまく穴埋めが完結できたというのなら、部分的には理解できます。
お礼
返事が遅くなりました。すいません。 ご丁寧な説明をいただき感謝します。 ロジックとしては分かりました。 ちょっと家庭に置き換えたらですが。。。 ある山田家の赤字を、隣の鈴木家に赤字分を移しかえるということはありえないですよね。親戚だったとしても。寄付や補助なら分かりますが、独立した家なら、独立した家計簿があるでしょうにね。企業会計の不思議さをあらためて感じました。