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18世紀のイギリス教会の動向
- 18世紀はイギリスの教会にとって退屈な時代でした。
- 宗教に熱狂を求めた人々は、他の宗派に目を向ける必要がありました。メソジスト運動やジョージ・ホワイトフィールドのタバナクル、ツィンツェンドルフのモラヴィア教団などが登場し、宗教的空虚を埋めるためになりました。
- 一部の懐疑的な人々は、キリスト教から離れてより「合理的な」宗教、いわゆる「デイズム」に傾倒しました。
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* 十分に立派に訳してあると思います。私ならこう訳すのだが、というのを示してみます。 > (1)The eighteen century was a sleepy age for the Church of England. > 18世紀はイギリスの教会にとって退屈な時だった。 * the Church of England は大文字で記されているところから見て 「英国国教会」 のことだと思います。 * sleepy は、私なら 「不活発な」 という意味にとります。 「18世紀の英国国教会の活動は活発といえるものではなかった」 > (2)Those who wanted enthusiasm in religion had to look elsewhere—to the Methodist movement founded by John Wesley, to the Tabernacle of George Whitefield, to the Moravian brethren of Count Zinzendorf, or to some other of the many new sects that arose about this time to fill up the religious void. > 宗教に熱狂を求めた者達は、ジョン・ウェズレーによって設立されたメソジスト教、ジョージ・ホウィットフィールドのモルモン教、ツィンツェンドルフのモラビア教、そしていくつかの宗教的空虚を埋めるために現れた他の多くの宗派などを見る必要があった。 * look to ... という形が基本になってますが、間に他の語がはさんであるのでそれが分りにくくなっています。「期待する、頼る」 のような意味があります。 * had to ... は 「(結果的として)・・・せざるを得なかった」 という感じで用いられているような気がします。 「信仰というものに熱心な気持ちを持っている人たちは、その熱意のはけ口として ・・・ などの方に信仰の重心を移していった」 > (3)★Others of a more skeptical temper followed David Hume in turning away from Christianity to a more "rational" kind of religion, or rather religious philosophy, known as "deism". ★ > 他の無神論の者達はキリスト教を見捨てて、もっと理性のある種類の宗教や、理神論として知られる宗教的哲学を提唱するヒュームを支持した。 * a more "rational" kind of religion, or rather religious philosophy という部分で、religion と or の間にカンマがあります。私はこれは、カンマの前と後ろが同格であることを表しているような気がします。or rather には 「もっと正確にいえば」 という意味があります。 「そうではなくて、もっと懐疑的な気持ちを持っている人たちはディヴィッド・ヒュームに習ってキリスト教から離れて、より "合理的な" 宗教に、すなわち "理神論" の名で知られる宗教的哲学思想に鞍替えをした」 > ★In the Church of England, on account of the complexity of its nature, there was not just one, but two complementary and opposite kinds of reform-corresponding to the Protestant and the Catholic tendencies present in that church from the beginning.★ > イギリスの教会ではその特質の複雑さのために、一つではなく、二つの互いに補足しあう反対の種類の改革、プロテスタントとカトリックが教会のなかで最初から起こった。 * この部分はよく分りません。省略された部分も読めたら、少しは参考になったかもしれませんが・・・ 仮に下記のように訳してみましたが、あまりはっきりとしません。 「英国教会は本来複雑な要素を持っていたがために、1回とはいわず2回の、相補うものでありながら相反するような変革がなされた -- そもそもが教会の中にプロテスタント的な要素とカトリック的な要素とが混在していたからである」
お礼
回答者様には大変助けられました。 本当にありがとうございました。
補足
ご解答ありがとうございます! 大変助かりました。 後、省略されていた部分は以下です。 もしお分かりでしたらまた教えてください!! Towards the end of the century, with the radical ideas of such thinkers as Paine, Godwin and Shelley, even atheism was in the air. 世紀末に向かうと、ペインやゴドウィンやシェリーなどの急進的な考えの者や無心論者などが世に漂っていた。 On the other hand, as a result of the French Revolution and the Napoleonic wars, the need for reform in England came to be felt in every sphere of life-political reform, social reform, agricultural reform, and not least, religious reform. 一方、フランス革命や、ナポレオン戦争の結果によってイギリスにおける改革の必要性は政治、社会、農業、特に宗教改革などの全ての領域で感じられるようになった。 In the Church of England, on account of the complexity of its nature, there was not just one, but two complementary and opposite kinds of reform-corresponding to the Protestant and the Catholic tendencies present in that church from the beginning. 英国教会は本来複雑な要素を持っていたがために、1回とはいわず2回の、相補うものでありながら相反するような変革がなされた -- そもそもが教会の中にプロテスタント的な要素とカトリック的な要素とが混在していたからである。