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花こう岩が放射性元素の含有量が多いのはなぜですか。
ある問題で下のようなものがありました。 Q:放射性元素の含有量が最も多い岩石は( )である。 ア 玄武岩 イ 花こう岩 ウ かんらん岩 エ 班れい岩 オ 安山岩 答えはイの花こう岩なのですが、理由がよくわかりません。 教科書を調べると確かに花こう岩の放射性物質からの熱量がもっとも大きいことが書いてあります。 なぜでしょうか? わかる方お願い致します。
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海水が凍りかけのとき,水だけが凍って行く現象と同じです。 この時,まだ固化していない液体の部分の塩分濃度は高くなっています。 マグマの結晶分化作用といいます。 まず,初生マグマにはほぼ均一に微量の金やウランが存在します これがゆっくり冷え固まるとき,かんらん岩質や角閃石などから晶出し,徐々に金やウランの濃度が高まります。マグマが玄武岩質マグマ→安山岩質マグマ→流紋岩質マグマとかんらん岩質や角閃石,輝石などの造岩鉱物を失いながら結晶分化すると,やがて,濃縮された金やウランはマグマから追い出され,造岩鉱物の間や周囲の熱水に濃縮されます。そして前者が冷え固まった物が花崗岩の造岩鉱物の間にはさまった 金,酸化ウラン,まさ(砂鉄)になり,後者はペグマタイトなどと呼ばれ,花崗岩上部に冷え固まります。熱量ならこっちが多いでしょう。 すなわち,お茶を淹れるときのイメージであれば,玄武岩質,安山岩質の岩石や火山灰はダシガラのような物で線量が低く,花崗岩はそれがまだ抜けていない状態。ペグマタイトはお茶そのもので濃くなっており,なかなか高線量です。 このような説明でよろしいでしょうか? ちなみに「追い出される」理由は,価数と原子の大きさです。
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- henmiguei
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拙い知識ですが 大学時代にマグマが解けて出て来た物に花崗岩が有り 各がんは特に“ウラン、トリュウム”等が多く溶け込んでいる 為に放射性同位元素(ラジオアイソトープ)をも多く含んでいる と習いました 他の火成岩は成分の関係でラジオアイソトープを含む元素を連れて地表に出ない 又は、連れて出て来ても花崗岩よりも経年しているので 経年で半減が起きている為に線量が少ない と教えて貰った様な気がします。
お礼
回答ありがとうございます。経年で半減が起きているというのはなるほどです。
お礼
遅くなりましたが、回答ありがとうございました。