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三角点と水準点
三角点と水準点はなぜ分けているのでしょうか。 一緒のほうが数が少なくて済んでいいと思うのですが。 それと、三角点と水準点は今でも何かの役に立っているのでしょうか。
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それぞれ測量の仕方が違います。 三角点は「三角測量」で、その地点の緯度経度や高さなどを求めています。 このため三角点は、見晴らしの良い山の頂上、障害物の少ない広場、学校の屋上などに設けられています。 これに対し、水準点は「水準測量」で、ある基準点からの高低差を求めています。 したがって、連続して高低差を計りやすい国道などの主要道路沿いに設けられています。 国土地理院では、定期的に三角点や水準点の測量を行い、その変化を追っています。 これにより地盤の沈下、地震などによる地表の移動方向などが分かります。 近頃はGPS等の衛星を利用した測地技術が発達してきましたので、このような疑問になったのでしょうか。 GPS等を利用するにしても、今までの測量成果による基準点を用いて、精度の良い位置出しが出来るわけですので、十分役に立っています。