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水準測量において

水準測量において1級から4級までありますがどの様に使い分けるのですか?水準点に刻んである級を使うのかそれとも測量距離によって使い分けるのか?教えてください。

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  • ogawa_sora
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回答No.1

今晩は。 測量士やってます。 水準測量の精度は基本測量では一等、二等、三等に区分してあり、公共 測量では1 級、2級、3 級、4 級、簡易水準測量に区分してあります。 基本測量:測量法により、すべての測量の基礎となる測量で、国土地理        院の行うもの 公共測量:基本測量以外の測量 基本測量              往復観測の較差     環閉合差 一等水準測量:      2.5mm√S       2.0mm√S 二等水準測量:      5.0mm√S       5.0mm√S 三等水準測量:      10mm√S        10mm√S 公共測量 一級水準測量:      2.5mm√S       2.0mm√S 二級水準測量:      5mm√S         5mm√S 三級水準測量:      10mm√S        10mm√S 四級水準測量:      20mm√S        20mm√S 簡易水準測量:       片道観測       40mm√S ※1)m=±k√s    m:較差の許容値 k:1km当たりの較差の許容値 s:観測距離(片道)km  2)往復観測の較差は、固定点間の往観測と復観測の差  3)環閉合差は、隣接する複数のセッションから形成される任意な多    角形において、基線ベクトルの成分ごとに足し算して、各成分の    閉合差 測量の目的に応じて行う各級の水準測量は次のとおりです。 1)1級水準測量  ・地盤変動調査  ・トンネルの施工  ・ダムの施工  以上 特に高精度を必要とする場合に実施。 2)2級水準測量  ・比較的変動量の大きい地盤変動調査  ・河川測量における水準基標測量 3)3級水準測量  ・路線測量における平地部の仮BM設置測量  ・河川測量における平地部の定期縦断測量 4)4級水準測量  ・路線測量における山地部の仮BM設置測量  ・路線測量における平地部の縦断測量  ・路線測量のうち、詳細測量における平地部の横断測量  ・河川測量における山地部の定期縦断測量 5)簡易水準測量  ・路線測量における山地部の縦断測量  ・路線測量のうち、詳細測量における山地部の横断測量  ・空中写真測量における標定点測量  ・現地で等高線または標高点を補備する地形補備測量 難しく書きましたが、要は、要求される精度も問題です。

nvfs70
質問者

お礼

丁寧な説明ありがとうございました。 これで長年の疑問が解決しました。

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