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頭に浮かんだメロディを譜面に起こす方法
- 質問者はクラシック、洋楽、邦楽、アコギソロ、ピアノなどの曲を聴いているうちに自分で美しいメロディを作曲したいと考えています。特に、「頭に浮かんだメロディをピアノで弾く」という能力を身につけたいとのことです。
- 質問者はギター歴2年でピアノ経験はないものの、音感は母(ピアノ講師)の評価が良いです。単音のメロディならピアノで音を出して自分の出したい音を模索しながら弾くことができます。
- 質問者の目標は頭に浮かんだメロディの音の構成を理解し、和音や伴奏を含めた譜面に起こせるようになることです。専門的な勉強ができない状況でも、まずはピアノで頭に浮かんだメロディを実際に演奏し、楽譜を作成することをおすすめします。
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私も、絶対音感がないし、コードを聴いてもコードネームを答えられない、ごく普通(笑)の人間ですが、 あなたも「音感は悪くはない」そうなので、私と同様にある程度の相対音感はお持ちだと思います。 思いついたメロディーを譜面に起こす方法ですが、手元にピアノがあれば、音を確認することはできますよね。 思いつくメロディーは、たいがいの場合はモードが違うということはないでしょうから、 思いつく多くのメロディーは、移調してしまえば、キーをC Majorか、A Minorにできてしまうはずです。 こうなれば、ピアノの黒鍵をほとんど使わなくてもよいわけです。(厳密には、Amのときは、自然短音階でなければ黒鍵も使います。) 思いついたメロディーのキーが C や Am でない場合でも、起こすときに移調して起こせば、 キーの調号の暗記や、ピアノの演奏能力がなくても、白鍵を試行錯誤していけば、答えが出ます。 そうすれば、五線紙なり、パソコンのソフトなりに書き込んでいけばよいわけです。 あとで元のキーに戻さないと、作曲した曲が全てCかAmの曲になってしまいますが(笑)、 パソコンのソフト(いわゆるDAWなど)があれば、暗記や演奏能力がなくても、簡単にキーを変えられますので便利です。 つぎに、コードの確定の問題ですが、 メロディーは、コードトーン(コード構成音)と、ノンコードトーンで構成されています(そりゃそうだ)。 音楽用語で言うと、繋留音や倚音(いおん)などがノンコードトーンですが、 そういったノンコードトーンにだまされずに、どれがコードトーンかアタリを付けてコードを確定する方法があります。 また、手元にピアノがあるのなら、左手でベース音を鳴らしながら、右手でメロディーを弾く、試行錯誤で、ベース音を確定する方法があります。 (どちらも、私はよくやっています。) 実際に鳴らしてみて、「これは自分のイメージと違うな」と思ったらハズレで、 気持ちよく聴けたら、一応当たりですからね。 たいがいは、いわゆるダイアトニックコードでしょうから(ベース音に#や♭の入ったコードを想像していたら、かなりやっかいです(汗))、 白鍵で構成されています。 ただもしかすると時々、黒鍵の入っている、Fmみたいなコードを思いついているかもしれませんね。 厳密には、三和音か、セブンスやテンションが入っているコードか、というところまで問題になりますが、 基本的には試行錯誤してみれば、add9のほうがきれいだなとか、sus4じゃないのかなとか、決まってきます。 (実際の楽曲では、三和音よりも、セブンスが基本になっているように思います。) それでも、たとえば、Cのセブンスコードは基本的には C M7(C△7)だったりして、全部白鍵ですからね。これがもし、頭のなかで C7(minor7)のほうを思いついていたら、少しやっかいですが。 つぎに、ピアノ伴奏譜の問題ですが、 いわゆるピアノの演奏能力(バイエルが弾けるとか)よりも、ピアノのコードバッキング能力が重要です。 俗に言う「コード弾き」です。 基本は、いわゆる「4つ打ち」のような左手でコードを一度に弾く方法か、分散和音(アルペジオ)で弾く方法です。 もちろん、レベルが上がってくれば、テンションを活用したり、シンコペーションしたりと、難しくなってはきます。 たとえば、いわゆる鍵盤弾き語り系シンガーソングライターはたいがい、伴奏に自分の「手クセ」をもっています。 市販のピアノ弾き語り譜(伴奏も書いてあるもの)を読むと、「作法」や、そういった「手クセ」がわかりますよ。 そういった、コードバッキングの基本ができたら、次は前奏や間奏もできないと伴奏とは言えないわけですが、 簡単なのは、メロディーを活用して、そこのコードも流用する方法ですね。 そこまでできれば、「一応」弾き語りができるようになります。 「コード弾き」に関しては、バイエル習得なんかよりもよっぽど簡単で実用的ですが、 『はじめよう!ピアノでコード弾き』(リットーミュージック)のような書籍も出ていますので、参考になりますよ。 ちなみに、音大なんかでやっている専門的勉強というのは、基本的には音楽理論の高度な部分(対位法、和声法とか)や演奏技術でしょうから、 楽典の基本とか、コード理論といったものは、音大に入る以前の基本的勉強だと思います。 その基本的な部分がわかっていないと、作曲や編曲(伴奏)はなかなか難しいですね。 たとえギターをやっているひとでも様々で、理論はわかっていなくて、既存曲をコード譜みて弾いているだけのひとは少なくありませんから。 一般的に「ギターが弾ける」とはおそらく、コードが弾けるという、暗記と技術の世界でしょうから……。 もちろん、ピアノでなくて、ギターで試行錯誤してメロディーのコードを確定する手段もあります。 思いついたメロディーをギター弾き語りしようと思ったとしても、コードがわからないとできませんしね。 むしろ、コードを先に決めてしまって、コード弾きながらなんとなくメロディーを作曲するタイプが、ギター弾き語り系シンガーソングライターには多いかもしれません。
お礼
迅速でわかりやすい回答ありがとうございます。 よくみたら僕の文章はすごく長くわかりにくかったのに回答者さんは 僕の質問をあらゆる観点から答えてくれていてとても助かりました! 現時点でわかったのは 和音を暗記する 頭に浮かんだ和音をCで似た和音を探す ってことです。 また、自分は単音のメロディは見つけることができるから 本当の課題は和音の判定(頭に浮かんだ和音)だということに気づかされ、 今後の方向が明確になりました。 あなたのおかげで確実に一歩進むことができると思います。 ありがとうございました!! これお気に入りに登録し何度も読ませていただきますね。