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チェンバロの譜面にある、6や5などの数字はなに?
バロックフルートが旋律、チェンバロが伴奏の譜面があります。 で、伴奏譜(チェンバロ)を見ると、 右手(ト音記号)の段にはなにも書いていないのに 左手(へ音記号)の楽譜の方には音符の他に、「7」「65」などと数字が入っています。 以前、聞いた話では、チェンバロ奏者の方がその数字を見ると 和音(コード)が判るのだということでした。 で、そのとおりのものだとして、 その具体的な内容について教えてほしいのです。 例えば「7」というコードは「ドミソ」である、とか。 また、もしも私が思っているような意味のものでない場合には、 正しく詳しく教えていただけたらなぁと思います。 お詳しいかた、ご回答宜しくお願いいたします。
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 それは,「数字付き低音」といわれているもので,質問者さんがおっしゃるとおり,その番号から和音を作って演奏するためのものです。 Wikipediaに比較的詳しく載っていますので,よろしければご参考に。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B0%E5%AD%97%E4%BB%98%E3%81%8D%E4%BD%8E%E9%9F%B3 基本的なルールとしては,ベースの音の何度上の音を弾くべきかが書いてあるのですが,省略があったりして,ルールはかなりややこしいです。例えば,質問者さんが挙げた例ですと, 56:楽譜の音の三度上,五度上,六度上の音を弾く ⇒ 属七の和音の第一転回形(曲の調の「シレファソ」の和音)の場合が多いと思います 7:楽譜の音の三度上,五度上,七度上の音を弾く ⇒ 属七の和音の基本形(曲の調の「ソシレファ」の和音)の場合が多いと思います となります。また,適当な装飾をつける必要もあり,実際に伴奏パートを完成させるのは相当に難しいです。 ところで,右手のパートがあるならば,それはすでに数字をもとに和音付けが終わった楽譜だと思いますので,新たに和音を起こす必要はないと思います。その数字と,右手のパート譜を照合してみていただければ分かると思います。
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下記のサイトでは左手に示された音符(数字)に,右手でどう演奏するかの一例が載っています。 http://www.recorder.jp/makingofobbligato.htm 「音を聞いてみる」は,Real player での再生になります。 >右手(ト音記号)の段にはなにも書いていないのに 右手の演奏は奏者の即興ということになりますので,奏者によってどう演奏されるかは異なります。 単に和音を分散させるだけでなく,その曲の感じに合わせて上記の例のように 装飾的な伴奏がつけられます。
お礼
ご回答どうもありがとうございました。 リンク先の説明、とてもよくわかり勉強になりました。 ご紹介、ありがとうございます。 奏者によって演奏が変わる、というのにとても驚いています。 旋律ならば、即興であれこれとやるでしょうが、 伴奏部分が演奏者によってあれこれやられているとは 心底おどろいています。 機会があったら「同じ曲・違う演者」で聞き比べてみようと思います。
お礼
ご回答どうもありがとうございます。 「数字付き低音」ですか!!なるほど!! Wikipedia、詳しくのっていましたが、 回答者様が具体的に書いてくださったおかげで なお一層理解できたように思います。 チェンバリストの方の真実(?)を知って驚いています。 演奏者の裁量、センスに委ねられているなんて とても自由で優雅だなぁ~と思いました。 どうもありがとうございました!